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~異世界転移~ 彼女のカラダを取り戻す(何故か異世界でヒーローやってます)  作者: グリンピースの豆ごはん
第4章 オトアピンチ!ブランチキャンセラー編
102/204

101話 そうね、大体こう言うのって、

カクヨムにても同時掲載しています


https://kakuyomu.jp/works/16817139558796768457





「みんな後を追うよ!」


俺達はミリー(トム妻)さんの言葉に頷き、逃げたデーモン


サハギンマッシュルーム(悪魔+魚人+キノコ)を追いかけよ


うとした時だった、俺達と同じように洞窟に入ろうとして


いるジーン(燕族)さんを見て、


「あなたはここに居なさい」


とミリー(トム妻)さんは、ジーン(燕族)さんに言うと、


ジーン(燕族)さんは”えーっ!”て顔で、


「俺も戦闘に参加するって!」


とミリー(トム妻)さんに抗議するように言うが、


そんなジーン(燕族)さんに


「あなた方チーム『シエロ』が受けたクエストは悪魔の捜索


だったでしょ、戦闘に参加したら契約違反になるわよ」


と冷たく言い放つと、ジーン(燕族)さんは、肩をガックリ


落として、


「ふぁ~い」


とやる気のない返事を返し、


「しゃーないな」


と文句言いたげそうにしながらも、あきらめてその場に


残るのだった。


そんなジーン(燕族)さんを置いて、俺達は当初決めた


陣形を取り、洞窟内に入って行くのだった。












 先頭に、シェリーさん、タミーさんの2人で、その後ろ


に剣を持ったチーム『ポテンツァ』のレオン(獅子族)さん


とジョージ(虎族)さん、バトルアックスを持ったアナ


(ガイゼル妻)さんの3人で、その後ろに俺が入り、最後尾


には『ポテンツァ』の魔法師のチャッピー(キャットピープル)


さんと同じく魔法師のミリー(トム妻)さんと言う陣形で洞


窟に入った俺達、洞窟内は幅2mくらいの通路で通路の左右


には大きな岩の壁が迫っている感じ。


先頭のシェリーさん、タミーさんの2人は、コンバットスー


ツの視界を暗視モードに変え、俺は小槌から暗視ゴーグルを


出して装着している。


アナ(ガイゼル妻)さんとミリー(トム妻)さんは、お互いの


目にミリー(トム妻)さんの魔法で”ナイトビジョンの魔法を


掛け、残りのチーム『ポテンツァ』の3人は猫科の種族なので、


もと元の能力であるナイトアイの能力を使い暗い洞窟内を外と


同じ視界を保ちながら進んでいるのだけれど、俺達がデーモン


サハギンマッシュルーム(悪魔+魚人+キノコ)を追いかけ洞窟


内に入ってしばらくすると……。


「何だろう?」


「穴?」


と先頭を行くシェリーさん、タミーさんの2人が、洞窟の通路


真ん中にある細長い四角い穴を見つけ言う。


俺達は、進軍を一旦止め、みんなで、その穴を覗いてみると


……。


「なんじゃこれ!」


四角い穴の中には、串刺しになったデーモンサハギンマッシュ


ルーム(悪魔+魚人+キノコ)5体がそこに居た。


チーム『ポテンツァ』のレオン(獅子族)さんがボソリと言う。


「これは……ひょっとして……」


ボソリと言うレオン(獅子族)さんにミリー(トム妻)さん


が冷静に言う。


「私達に仕掛けた罠に自分達がはまったみたいね」


その言葉に俺は、口あんぐりで


(いくら慌ててたって……自分達が仕掛けた罠に自分達がはまる


!?……かな)


とあきれ気味に思う俺だった。













 デーモンサハギンマッシュルーム(悪魔+魚人+キノコ)5体が


串刺しになった落とし穴を『ポテンツァ』の魔法師のチャッピー


(キャットピープル)さんが


「土達よここに集まりこの穴を埋めよ!」


と土属系魔法を使い埋める。


 そして、再び緩やかな勾配こうばいの通路下って行く。


と、


またもや……。


「あらら」


 今度は、左右から飛んできた槍に串刺しにされてその場に倒れ


こんでいるデーモンサハギンマッシュルーム(悪魔+魚人+キノコ)


5体がそこに居た。


それを真っ先に見たシェリーさんは、


「これって……左右の壁から飛んできた槍に倒され……た?」


とあきれた口調で言うと、『ポテンツァ』のレオン(獅子族)さん


がボソリと言う。


「みたいだな」


そして、ミリー(トム妻)さんが、


「まぁ、兎に角あの左右の壁の穴を埋めないと……、チャッピー


出来る?」


と『ポテンツァ』の魔法師のチャッピー(キャットピープル)さんに


聞くと、チャッピー(キャットピープル)さんが軽く


「お安い御用w」


と言って、


「壁の岩よ汝に開いた穴を全て塗り固めよフィル!」


と再び土属系魔法を使い穴をきれいに埋めた。


そして、通路に転がるデーモンサハギンマッシュルーム(悪魔+


魚人+キノコ)の死骸を念のため、


「火よ我の杖より出でて焼き尽くせファイア!」


と炎の魔法で焼いたミリー(トム妻)さんが皆に言う。


「さぁ、先を急ぎましょう」


その言葉にみんなは頷き、先に進むのだった。












しばらく通路を進んだ俺達は、10m先に通路が途切れ行き止まりに


なっているのが見えた……と同時に、その行き止まりの手前に、またも


や、デーモンサハギンマッシュルーム(悪魔+魚人+キノコ)の黒焦げの


死骸を10体見つけると、ミリー(トム妻)さんが、先頭を歩くシェリ


ーさん、タミーさんに向かって言う。


「シェリー、タミーそこで止まりなさい」


その言葉にシェリーさんとタミーさんは、進むのをやめ、後ろのミリー


(トム妻)さんの方に振り向き聞く。


「どうしたのママ?」


「なんかあるの?」


2人の問いに対して、デーモンサハギンマッシュルーム(悪魔+魚人


+キノコ)の黒焦げの死骸を指さし言う。


「なんで、あいつら黒焦げなのかしら?」


それに対して、シェリーさんとタミーさんは、


「さぁ~?」


「どっかの罠に引っかかたとか……」


と言うと、ミリー(トム妻)さんは、


「その罠ってどこにあると思う?」


と再び2人に聞き返すと、シェリーさんタミーさんは、少し驚き


「えっ、」


「えっ……と」


とあたりをキョロキョロと見渡すと……シェリーさんが天所を


指さし言う。


「ああ、あれか!」


と言うと、ミリー(トム妻)さんはにっこり笑って


「正解ねw」


と2人に告げる。


俺も天井を見上げると、天井には3つの炎の吹き出し口の


ようなものがあった。


皆が天井を見て、それを確認する中、『ポテンツァ』のレオン


(獅子族)さんが、


「おい、奴等の死骸で醜いが、通路の突き当りに扉があるぞ」


と言うのでミリー(トム妻)さんが、通路の先を確認しようと


して、


「どれどれ……んーっ、死骸が邪魔で見えないわねぇ」


と言うとすぐさま魔法の杖を突き出し、


「風よ我が杖より渦となりて、敵を撃てトルネード」


と言って魔法で小さな竜巻を撃ちだし、デーモンサハギン


マッシュルーム(悪魔+魚人+キノコ)の死骸吹き飛ばした。


すると、アナ(ガイゼル妻)さんが言う。


「ほんに、扉があるべ」


その言葉にミリー(トム妻)さんは、


「扉がある……って言うことは……」


と少し考えてから、


「シェリー、タミー、あの扉の中をサーチして」


とシェリーさんタミーさんに指示をする。


指示をされたシェリーさんタミーさんは、


「サーチャースコープ!」×2


とサーチを掛けると……。



【デーモンサハギンヒル(悪魔+魚人+ヒル)】


H  P    960+180


M P    300+ 60


運動性 110+ 90


攻撃力   860+140


防御力   610+ 80


命中      85+ 5


回避 65+ 10



・悪魔闘気(魔法無効)


・吸血


・各種魔法


・カットラス(剣)


×200



とでた。


シェリーさんタミーさんから、それを聞くと、


「やっぱり」


と確信したように言うのだった。













 ミリー(トム妻)さんが、シェリーさん、タミーさんに指示を出す。


「シェリーは、例の鉄球であの扉をぶち抜いて、タミーはガイセルが


作った例のあれを出して」


と言いながらタミーさんに何かを担ぐしぐさをすると、シェリーさん、


タミーさんは頷き、タミーさんは小槌からRPG-7と呼ばれる「携


帯式対戦車擲弾発射器」を出した。


そしてそれを肩に載せ構えると、


「みんな私の後ろ危ないから左右に移動して」


とみんなに言う。


俺達ガンブレイブのメンバーは何を意味しているかすぐ分かったが、


『ポテンツァ』のメンバーは理解できないまでも、タミーさんの


指示通り、場所を移動する。


そして、シェリーさんが天井の火炎放射の装置の反応する場所ギリギリ


手前まで前に出て、自身の左右の腰にある半円球を1つに合せ


「パープルハンマー」


と叫ぶとその級は、バスケットボールぐらいに大きくなると同時に


鎖付きのイガイガが出た紫の鉄球へと変形する。


この、パープルハンマーの鎖の伸びる範囲が最大10m。


なので、シェリーさんはその鎖の範囲が届くギリギリに立っているのだ。


「じゃぁ~行きまーす」


とシェリーさんが言うと同時に鉄球を撃ちだす。


\ボン/


と言う大きな破裂音と共に、鉄球のお尻から噴射をして、鉄球は鎖を


伸ばしながら、正面の扉にぶち当たった。


\バッキーン/


鉄球が当たった扉は見事粉々になる……と同時に、中から勢いよく飛び


出してくるデーモンサハギンヒル(悪魔+魚人+ヒル)だったが、通路が


狭いため、1度にすべてのデーモンサハギンヒル(悪魔+魚人+ヒル)


は出れないので、押し合いへし合いのすえ、3列になって俺達に迫って


来るが……。


\ボー/


俺達に迫るデーモンサハギンヒル(悪魔+魚人+ヒル)に天井から炎が


襲う。


「グギャーッ!」×30


凡そ30体のデーモンサハギンヒル(悪魔+魚人+ヒル)が黒焦げになり


絶命するも、それを見た残りのーモンサハギンヒル(悪魔+魚人+ヒル)


は入り口付近にとどまるのを見て、ミリー(トム妻)さんが、


「シェリー、天井の装置をビームガンで撃ちなさい……」


と同時に


「タミーは、それを発射!」


とすかさず、シェリーさん、タミーさんに指示を飛ばすと、指示された


2人は黙って頷き、シェリーさんがコンバットスーツの右太ももの


装甲版を開きビームガンを取り出すと、


「パープルバスター!」


と叫び、”ビシューン”、”ビシューン”、”ビシューン”


とビームを放ち装置を破壊する。


\バン/、\バン/、\バン/


それを見たシェリーさんが、肩に担いだRPG-7の引き金を引く。


「ファイア!」


\ボシュッ/


シェリーさんの後方にマズルフラッシュが発生し、弾は飛んで行く


と、


\\ドッカーン//、


入り口に固まっていたデーモンサハギンヒル(悪魔+魚人+ヒル)を貫き


爆発すると同時にミリー(トム妻)さんが指示する。


「アナ、レオン、ジョージ、テンタ君、突撃!」


その指示にレオン(獅子族)さんとジョージ(虎族)さんにアナ(ガイ


ゼル妻)さんが、


「ウォー!!」


と正面の入り口目掛け突撃、俺は少し遅れて3人と共に突撃をする。














「こぉの~!」


アナ(ガイゼル妻)さんは、カットラス(剣)を振りかざしてくる


デーモンサハギンヒル(悪魔+魚人+ヒル)に対して自身のバトルア


ックス(戦斧)でそのカットラス(剣)ごとデーモンサハギンヒル


(悪魔+魚人+ヒル)を叩き切る……いや、たたき割る。


「秘儀、飛行切り!」


とレオン(獅子族)さんは叫ぶと、弾丸のようにデーモンサハギン


ヒル(悪魔+魚人+ヒル)達に飛んで行き、大きな剣を振るい、水平に


デーモンサハギンヒル(悪魔+魚人+ヒル)達を真っ二つに切り裂いて


行く。


「秘儀、風車切り!」


とジョージ(虎族)さんも持っている大剣を大上段に構えたままくる


くると体を回転しながら、レオン(獅子族)さん同様にデーモンサハ


ギンヒル(悪魔+魚人+ヒル)を縦に真っ二つに斬りして行く。


そんな中、俺は入り口で足が止まていた。デーモンサハギンヒル(悪


魔+魚人+ヒル)は体がヒルで手足がサハギンの姿……黒くうねうね


動く体……何より顔いっぱいの口に少々ビビる……って言うより、


気持ち悪いって感じで、腰が引けていたのだが、俺の背中で、


「うっ、ううん」


と咳払いする……カムイさん(ブレード人)。


(ああ、ここは私の出番と言いたいのだろう)


と俺は思ったので、


「カムイさん、お願いします」


と言うと、カムイさん(ブレード人)は、嬉しそうに


「ただいま!」


と言いながら俺の背中の鞘から飛び出し、デーモンサハギンヒル


(悪魔+魚人+ヒル)達を斬りつけ魂を狩って行く。


その光景を見ながら俺は、


(よく考えたら、俺……何もしてねぇ~じゃん)


と思う俺だった。













 デーモンサハギンヒル(悪魔+魚人+ヒル)達を倒した後、外に居た


ミリー(トム妻)さん達も部屋に入って来る。


「んー出入口は、この入って来た扉だけか……」


と『ポテンツァ』のリーダーのレオン(獅子族)さんが部屋のあちら


こちらを見て回り言うと、後からミリー(トム妻)さんと一緒に入って


来たシェリーさんが、部屋の真ん中にある銅像を見て言う。


「あら、こんなところにピエロの銅像が……」


と言うと、その声にすぐにシェリーさんの所に近づいて来たミリー


(トム妻)さんが、


「そうね、大体こう言うのって、銅像を動かすと入り口が現れたり


する物よ」


と言いながら、高さ1mの台座に乗った高さ50Cmの金のピエロの


銅像を両手で”クイ”っと回すと……。


”ズズズズズッ”と言いながら銅像の台座がスライドして、その下から


下に降りる階段が出てくる。


それを見たチーム『ポテンツァ』の3人が、


「おお!」×3


と声をあげる。


するとタミーさんがミリー(トム妻)さんに向かって


「さすが、元A級冒険者w」


とおだてるように言うと、どや顔で胸を張るミリー(トム妻)さんだった。













 シェリーさん、タミーさんを先頭に先の陣形で階段を下りる俺達。


階段を下りた先にはまた、通路が長く伸びていた。


 しかし、先ほどの通路とは違い、まったく罠がなくそのまま突き当りの


扉の前に俺達は立った。


ミリー(トム妻)さんの指示扉の向こうの部屋をサーチするシェリーさん


とタミーさん。


「サーチャースコープ!」×2



【デーモンサハギンホッパー(悪魔+魚人+バッタ)】


H  P   1000+180


M P    330+ 60


運動性 140+ 90


攻撃力   883+140


防御力   625+ 80


命中      87+ 5


回避 84+ 10



・悪魔闘気(魔法無効)


・クラッシャー(かじる)


・各種魔法


・青龍刀


・ジャンプ力(30m)


×200


と言うシェリーさんタミーさんのサーチの内容を聞いて、


(あー今度はバッタね)


と思う俺だった。


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