#030 OPERATION02:揚陸支援
戦争物はアンチ・ハッピーだという方もいるかもしれません、作者はそうは思って居ません。戦争でも最後にはハッピーになれる兵士も居るのだから・・・。
JACKALはこのポートリマス帝国奪還作戦でのコードネームだ、本当はアルトリア・ラーミスだが任務中は他の皆もコードネームでやり取りをする。
「こちらJACKAL、南門エリアまで狙撃支援に専務する。送れ」
『――了。 空挺部隊よりJACKALへ、海岸に揚陸中の|カトリーナ・メルフォン《TIRPITZ》より支援要請、受理』
「了。陣地転換、背後は任せろ」
『・・・了、任せた』
素早く時計塔を降りるためにM24A2を背中に回して飛び降りると何事もないかのように着地して、先を行く空挺部隊の後を追いかけ始めた。
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道中、守備兵や騎兵隊が道を塞いできたがアクロバティックな動きや近接格闘戦術《CQC》で翻弄しながらも、海岸が見える南門近くにある丘まで来ることが出来た。
「よし。 空挺部隊《お前等》はここで南門の守備に当たれ」
「はい!」
「俺は・・・、敵の守備兵の背後を取って強襲をかける。 その隙に無線で航空支援を要請しろ」
「し、しかし・・・」
「構わん。 近迫射撃でも、なんでも良いから揚陸部隊を護れ」
「りょ、了!」
彼女達と目を交えながら「よし、揚陸支援開始だ」と声を出して、アルトリアは89式小銃を背中から回して装備するとチャンバーを引き近くにある瓦礫の山に横滑りをして身を隠しながら背中を向けている守備兵に発砲し始めた。
当然、背後から弾丸を受けた兵士達は取り乱して阿鼻叫喚の戦場に変わった。
「――こちら空挺部隊、近接航空支援を求む。 場所は旧ポートリマス帝国南門近くの海岸、強襲揚陸部隊が苦戦中、送れ!」
無線で航空支援を要請している部隊の近くに背後からやって来た敵兵の姿を見つけたアルトリアは、M24A2を素早く狙いを定めて構えると敵兵士の頭部を撃ち抜いた。
その後、さらに海岸に近づくように瓦礫に身を隠しながら、敵兵を撃ち殺して行き時々M24A2で遠距離の敵兵を容赦なく即死させていく。
『こちらウォートホッグ、近接航空支援の機銃掃射を行う。10秒以内に塹壕から撤退されたし』
無線から航空支援に関する警告が聞こえて来たので急いで塹壕から離れると同時に塹壕から砂煙と敵兵の悲鳴が上がった。
「ギャアァァァァァァ!」
「がギャアァァァァぁっぁ!」
直後、A-10が装備している30ミリガトリング砲であるGAU-8の発射音が聞こえて来た。
「――ヴォオォォォォォォォ!!!」
さらに直後、強襲揚陸部隊とアルトリア、空挺部隊の上空を3機のA-10が編隊飛行で通過していった後、アルトリアは無線で「航空支援、助かった。 追加で、ヘリボーン部隊による増援を要請する!」と叫びがちに言うと『了。 ヘリボーン部隊を向かわせる、送れ』と返事が返って来た。
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|AH-60L《BLACKHAWK》と|CH-47《CHINOOK》によるヘリボーン部隊が来て戦力が増した結果、南門守備兵は完全降伏状態になった。
畳みかけるようにA-10による無誘導爆弾に精密誘導能力を付加する装置のシリーズ名であるJDAMの空爆という追い打ちをした結果、海岸が敵兵の骸であふれた。
「海岸と南門、共にオールクリア。 TIRPITZ、こちらJACKAL。これより市街地へと向かう。送れ」
『――了、海岸に簡易的な港を建設しておく』
「了、送れ」
アルトリアは南門にいる空挺部隊と共に、旧ポートリマス帝国の市街地だった場所へと歩き始めた。
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ひとまず、揚陸支援は成功だ。
でも、作戦は全体で視れば20パーセントだけしかない。
敵陣地を1区画だけ占拠しても、終わらないのが戦争だ。
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そうじゃないと、俺は栄転できないんだぁ!!(笑)




