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#011 魔法学院入学試験

 冒険者チームS級の【紅】の推薦で入学する事になったアルトリア・ラーミスはリベリアル魔法学院の闘技場に居た。いくら推薦と言っても、贔屓は出来ないとこの学院の理事長に言われたからここに居る。まぁ、3人は入学試験を受ける他の生徒達に“合掌”していたのだが・・・。


「コホン!――それでは、第675回リベリアル魔法学院実技試験を始める! 内容は、この場に居る入学試験を受ける生徒達の中で上位10名を決めるものだ! 己の力を、我々――試験監督に見せつける事が実技試験通過の条件だ、さぁ!始めよう!」


 つまり、バトルロイヤルか。自分以外、周りが敵なら俺はここで実力を見せつけて1位を獲得しなければならないという事か。


 その時、銅鑼どらが鳴り響きあちらこちらで戦闘が始まった。


++++++++


 俺以外、魔法しか使えない戦闘様式なので難易度イージーだと鷹を括っていた。しかし、その内に俺の方にも生徒達が攻撃を仕掛けて来た。始めは有詠唱で来たがそれらを躱し続けているといつからか無詠唱になっていた。


「くらえぇぇぇぇぇ!」

「フッ」

「なっ! これならどうだ!」


 中でも執拗に俺に挑んでくる男子生徒が居たので、それを楽しむように俺は闘技場内を縦横無尽に避け続けていた。


++++++++


「はぁ・・・、はぁ・・・。 クソ、当たらない!」


 数時間後、魔力切れを引き起こした相手が地面に膝を付けた。


「なぁ、魔力切れか?」


「お前も・・・魔力が低いから、躱し続ける事しか、出来なかったンだろ? はぁ・・・、はぁ・・・。なら、やるじゃねぇか」


「いや、違うが?」


「・・・は?」


「初めから魔力は使用していない、それに・・・執拗に攻めてきてくれて俺は楽しかった」

「じゃあ、ま、まさか・・・!」

「俺の名前は、アルトリア・ラーミス――児童冒険団に居た時はJACKALと名乗っていた」

「じ、ジャッカルってまさか・・・」

「なんだ?」


「神速の剣乙女を助けたと言うあの・・・」

「ああ、懐かしいな。 エフォート・リスタだっけ?」

「・・・ああ」


 その時、試験監督の「そこまで!」が聞こえて来た。


「ここに残っている新学院生よ、よくぞ勝ち抜いた! 特にそこの2人、まだ見ぬ戦法を見せてくれた事に感謝する!」


 まぁ、相手が攻め続けて対する俺は避け続けるだけ。それのどこがまだ見ぬ戦法だ、まさかだとおもうが、この世界の魔術師は皆突撃しかないのか?


++++++++


 俺はその日の実技試験で総合1位を叩き出し、魔力測定では前回測定してからしていなかったので下がったと思って居たがなんと120000になっていた。


「じ、12万だとぉっ‼」


 測定してくれた学院教師よりも自分が驚いている、だって魔法とか使わずに銃で戦っていたから。


「き、キミ! 一体、どうやったらそんなに異常な数値になるのかね⁈」

「えーっと、(現代武器で)戦って居たら(意味が分からないくらいに)増えました」


「も、もしかして・・・ジャッカルと言う人物に心当たりはないかね⁈」

「(心当たりと言うか、本人《俺》なんだよなぁ・・・)ええ、まぁ・・・」


 苦笑いをしながら頷くと試験監督が俺の手を取って来て「やはりか! 君は恵まれているな!ワハハ!」と高笑いをした。


「は、ははは・・・」

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