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ピンポーン
『宅配便でーす!』
「はぁい。」
玄関のドアを開けると容姿の整った宅配業者にキュンとしてしまった
『えーと、岩城郁美様で間違いないでしょうか。』
「はい!」
岩城家母の郁美は用紙にサインして
ダンボールを受け取った
『ありがとうございましたー!』
郁美はドアを閉め鍵をかけると
ランラン気分でリビングへ戻った
「ふふっこのワンピース早く欲しかったのよねぇ。」
ダンボールからワンピースを取り出して呟いた
郁美は等身鏡の前で届いたばかりのワンピースを自分の体に当てて優越感に浸った
「私ったら今日も増して綺麗だわ。」