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「お前名前なんて言うんだよ。」
「岩城健太!君は?」
「松井明。お前野球できるか?」
「できるよ!僕野球大好き!」
「よっしゃ!じゃあ放課後俺らと公園で野球しようぜ!」
明はガッツポーズをした
「うん!!いいよ!」
健太は満面の笑みを浮かべた
一方その頃
「ねぇー俊太君♪今日カラオケ行かない??」
岩城家長男 俊太は腕に絡みついてくる女子をうざったく思っていた
「今日はやめておこうかな。塾あるしね。」
「えー。この前みたいに塾休めばいいじゃーん。」
こいつら来年高校受験ということを忘れてんのか?
あーうぜえ。
「じゃあ今度家族が居ないとき俺の家においで?」
「「………行く行くーー!!♥♥」」
女は男と欲で出来てるもんだ。
俊太はつくづく自分が美形な顔に生まれたことを後悔した