4/10
Sucaut~勧誘~
Scout ~スカウト~
「んっ?」
影斗は保健室のような処で目が覚めた
「ここは・・・たしかあの後・・・」
ガチャッ
「おっ!目が覚めたかい?」
「あっはい・・・あなたは誰ですか?」
すると男はすこし考え出した
「ダークイレギュラーズっていえば分かる?」
「ダークイレギュラーズ!?
あの犯罪組織の!?」
そう、ダークイレギュラーズ(黒望楼)とは
トライヤルフォース(聖蘭)と争っている犯罪組織だ
影斗は反射的に警戒した
「そうそう」
「僕に何の用ですか!?」
「まぁ、簡単に言うとスカウトってやつ?」
「なんで僕なんですか?」
「君と闘ったウェポン系の男・・・
あれ、僕の獲物だったんだよね~
それで跡追ってったら君とやり合ってたって訳」
「犯罪組織になんて入らないですよ」
「なんでだい?」
「なんでって、悪だからですよ!」
「悪ねぇ・・・」
「???」
「影斗くん、僕は悪はもうひとつの正義だと思ってます」
「・・・」
「悪には悪なりの正義があるんです・・・」
「もし気が変わったらここに連絡ください」
そう言うと男は去っていった・・・
090xxxxxxxx 黒根 宗也