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大乱記上  作者: 両亭
九馬伝
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貴内条:(明燉)五節

五、明燉武而非文。然弼「由尹」。明燉凡委諛尹政、自不顧之。為大食、亦食牛。命臣狩刈部、見其首而悦。民願諛尹為王。由尹曰「王不徳者臣不徳。豈我謗而自為王乎。然不徳者為王亦逆天。以我廃王、与民共和政」以追明燉。由尹為「知政事」。知政事雖治国非王。毎十年、民選之。


五、明燉、武にして文にあらず。然れば由尹(ユイン)(たす)く。明燉、凡そ由尹に(まつりごと)を委ね、自づからこれを顧ず。大食をなし、亦た牛を食らふ。臣に命じて刈部を狩り、其首を見て(よろこ)ぶ。民、由尹王たらんと願ふ。由尹曰はく「王の不徳は臣の不徳なり。豈に我が謗りて自づから王たらんや。然るに不徳の者王たるも亦た天に逆らう。以て我王を廃し、民と共に和して政せん」と。以て明燉を追ふ。由尹、知政事となる。知政事、国を治むといえども王にあらず。十年ごと、民これを選ぶ。


五、明燉は武の才能はあったが、学問はだめであった。そこで由尹がこれを補佐していた。明燉は政治のことはすべて由尹にまかせ、自分でこれを顧みることはしなかった。大食らいで、(曽祖父の氐正由が禁じた)牛もまた食べた。家来に命じて刈部を狩らせて、その首をみて喜ぶような人であった。民は、由尹が王になってくれたらと願った。由尹は「王が徳がないのは、(それを諫めて止められないということで)家臣である私に徳がないのと同じである。どうして(王同様に徳のない)私が、王の不徳を責めて、自ら王になることができようか。しかし、徳のない者が王として君臨しているのも、また天の道理に逆らうことだ。そこで私は王というものを廃止して、人民と一緒に政治をしようと思う」といった。そうして、明燉を追放した。由尹は知政事となった。知政事は国を治めると国を治めたが王ではなかった。十年ごとに、民が知政事を選んだ。

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