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松尾条:第一節
松尾条
一、松尾人好武。食香蕉、獣肉、魚。松尾人不耕。或交易、或狩猟、以得糧。気候暑湿潤。繁多樹。南在大海、之大倭嶋南端也。海幅凡百里。海細而如条。以謂「外海道」道対岸在化外島、謂南楼蘭土島。
一、松尾人、武を好む。香蕉、獣肉、魚を食す。松尾人、耕さず。或は交易し、或は狩猟し、以て糧を得る。気候、暑く湿潤なり。多樹繁る。南に大海あり、これ大倭嶋南の端なり。海幅、凡そ百里。海細く条の如し。以て外海道と謂ふ。道の対岸に化外島あり、南楼蘭土島と謂ふ。
一、松尾人は武を好む。バナナ、獣の肉、魚を食べる。松尾人は農耕を行わない。ある者は貿易をして、ある者は狩猟をして食料を得ている。気候は暑く湿潤で、樹木がたくさん茂っている。南には大海がある。ここが大倭嶋の南端である。海の幅はおよそ百里。海は(東西にのびて)細長い道のようである。そこで外海道といわれている。(外海)道の対岸には野蛮人の島がある。南楼蘭土島という。
一、
百里:およそ40キロメートル
南楼蘭土:名称は楼蘭土の南方にある地域程度の認識。大倭嶋の外側で基本的には外国と扱われた。大倭統一後歴代の大王はしばしば出征し、支配することもあった。




