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大乱記上  作者: 両亭
楼蘭土伝
22/37

第一節

一、楼蘭土古詩云「噫神。歌怒。彼滅蛮地其怒。宇保」

 抑何神始事。夫統大地神「佐蛮那」也。統大地神於聖山「舞槐」、舞「宇保波舞」、以包大地手敲「磨催鼓」而森霊「江段」集、讃之、勧佐蛮那酒。統大地神飲之。而地震神「武梵暮」混酒神毒。統大地神飲之則中毒眠。地震神墜統大地神於舞槐。佐蛮那之体四分。頭為「楼蘭土」、胴為「松尾」、腕為「吾利羅」、脚為「麻利」。四地併称「楼蘭土」。又血為人、涙為黒猩々、歯為香蕉、心為聖地「武吾楼武吾楼」


一、楼蘭土(ロウランド)の古詩云はく「(ああ)神よ。怒りを歌へ。彼の蛮地を滅したる其の怒りを。宇保」

 抑も何れの神が事を始む。夫れ大地を統べる神、佐蛮那(サバンナ)なり。大地を統べる神、聖山舞槐(ブカイ)において、宇保波舞(ウホハノマヒ)、舞ふ。以て大地を包む手にて磨催鼓(マザイノツヅミ)(たた)く。而して森霊江段(エダン)集ひ、これを讃へ、佐蛮那に酒を勧む。大地を統べる神、これを飲む。而れど地震神武梵暮(ブボンボ)、神毒を混ず。大地を統べる神、これを飲めば則ち毒に(あた)りて眠る。地震神、大地を統べる神を舞槐から墜す。佐蛮那の体は四分す。頭は楼蘭土となり、胴は松尾(ショウビ)となり、腕は吾利羅(ゴリラ)となり、脚は麻利(マリ)となる。四地を併せて楼蘭土と称す。又、血は人となり、涙は黒猩々となり、歯は、香蕉となり、心は聖地、武吾楼武吾楼(ブゴロウブゴロウ)となる。


一、楼蘭土、の古詩は「ああ神よ、怒りを歌え、かの野蛮な土地を滅ぼしたその怒りを、ウホ」と言っている。

 そもそも、どの神がこうしたことを始めたのか。それは、大地を統べる神、佐蛮那であった。大地を統べる神は聖山舞槐で宇保波舞を舞う。そうして大地を包む手で磨催鼓をたたく。そうすると森の精霊、江段が集まってきて、これを讃え、佐蛮那に酒をすすめた。大地を統べる神はこれを飲む。しかし地震の神武梵暮が神々の毒を酒に混ぜた。大地を統べる神はこれを飲んだとところ、毒にあたって眠ってしまった。地震神は大地を統べる神を舞槐から突き落とした。そうすると佐蛮那の身体は三つに分かれた。その頭は楼蘭土になり、胴体は松尾となり、腕は吾利羅となり、脚は麻利となった。四地を併せて楼蘭土ともいった。また、佐蛮那の地は人となり、涙はゴリラとなり、歯はバナナとなり、心臓は聖地、武吾楼武吾楼となった。


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