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大乱記上  作者: 両亭
九馬伝
14/37

華太条:(有胆)第六節~七節

六、弟「有胆」継之。以招氐部王「毛堡」催宴。有胆詠歌。

 〈安女乃之多 美奈和可毛乃仁 奈利仁計利

 久仁毛恵比素毛 多美波良可良毛〉(天下万物、国、夷、民、同胞、皆我物。)

 聴之、毛堡恥。退宴。曰「我非彼臣。今詠『同胞者我物』之、辱我也。今解盟而討彼」以忽聚千軍、攻華太。因突虚、有胆不可抗。其為所征。


六、弟、有胆(ユウタン)これを継ぐ。以て氐部王毛堡(モウボウ)を招きて宴を催す。有胆、歌を詠む。

 天の下 皆わが者に なりにけり 国も夷も 民同胞(はらから)

 これを聴きて、毛堡恥ず。宴を退く。曰はく「我は彼の臣にあらず。今、詠む『同胞は我が物』と。之、我を辱むるなり。今、盟を解きて彼を討たん」と。以て忽ち千軍を聚め、華太を攻む。虚突かれたるによりて、有胆抗ふべからず。其の征せらるるところとなる。


六、弟の有胆がこれを継いだ。そして氐部の王、毛堡を宴に招いた。有胆はそこでこのような歌を詠んだ

「天下にあるものは 皆わがものとなった 我が国も異民族も 我が民も盟友も」

これを聞いて、毛堡は恥を感じて宴を退いた。そうして「私は彼の家来ではない。いま。『盟友はわがもの』と詠われた。これは、私を侮辱しているのだ。盟約を解いて彼を討ってしまおう」と言った。そこでたちまち千軍を集めて、華太を攻めた。有胆は不意を突かれたのでなすすべもなく征服されてしまった。




七、毛堡為公貴内、臨卑、江辺。令公治。又命貴内公遣侯於下原九馬。華太為氐部所治。又氐部遣候治糟瀞、入尾。


七、毛堡貴内、臨卑、江辺を公となす。公をして治めしむ。又、貴内公に命じて侯を下原、九馬に遣はしむ。華太、氐部の治むるところとなる。又氐部候を遣はして糟瀞、入尾を治めしむ。


七、毛堡は、貴内、臨卑、江辺に公領(属国)をおいて、公にこれらの土地を治めさせた。また、貴内公に命じて、下原、九馬に侯を派遣させ間接統治させた。華太は直接氐部が治めた。また、氐部は侯を派遣して糟瀞、入尾を間接統治した。

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