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第十三話 Season1最終回

 農民出身で天下人にまで登りつめた「豊臣秀吉」その背景には妻の「禰々」の内助の功が大きかったといわれています。宣教師「ルイス・フロイス」は、著書に、禰々のことを「関白殿下の妻は大変な人格者で彼女に頼めば解決できないことはない」と記しています。

 信長様からの命を受けた木下藤吉郎は、


「500の兵と七日間あれば墨俣に城を築けます」


 と、豪語してたという。

 そして実際に斬新な工法で短期間で完成させた。

 これには信長様も驚いて、藤吉郎に問う。

 

「どうして、あのように短期間で城を築けたのだ」

「あらかじめ安全な場所で城の部材を作りまして」

「ほう、考えたな、その部材を墨俣に運ぶのだな」

「そして敵襲を警戒し、素早く組み立てるのです」


 この墨俣の築城に加えて、藤吉郎は、

 斎藤龍興の配下である松倉城主・坪内利定や、

 鵜沼城主・大沢二郎左衛門の、


「誘降工作にも成功いたしました」

「木下藤吉郎、見事な働きである」


 藤吉郎は身分は低いが、

 知略に長けた男であるようだ。


「よし、皆の者、一気に稲葉に攻め入るぞ」


 1567年。信長様は本格的に稲葉城へ侵攻した。

 織田軍の進撃は速く、斎藤側の裏切りもあって、


「これは敵か、味方か?」


 と、斎藤龍興が全く対処できないうちに、

 城下は火に包まれる。そして、

 城主の龍興が逃亡して稲葉城は陥落した。


「天下布武」

 

 信長様は稲葉城を改修して岐阜城と名付け、

 この地で天下統一の野望を掲げ、

 さらに急速に勢力を拡大した。その過程で、


「お市、浅井長政に嫁いでもらうぞ」


 と、妹のお市の方を、

 北近江の浅井家との同盟の為に政略結婚させた。

 そして侍女の愛都も、


「お市様に従って、北近江に行くことになったの」


 と、寂しそうな顔で言う。

 俺は、ただ黙って頷くだけであった。


「お市様が、あの時、言ったこと覚えている?」

「覚えている。愛都を嫁にもらえって事だろう」

「向こうで縁談があっても私は絶対、断るから」

「俺は必ず立派な武将になって迎えにに行くよ」


 1568年。お市の方の輿入れに付き従って、

 愛都は北近江へと旅立った。

 岐阜市歴史博物館は、稲葉城の戦いや織田信長と岐阜とのかかわりをパネルで展示しています。また「戦国ワンダーランド」と称する体験型展示スペースでは、原寸大の「楽市楽座立体絵巻」や、合戦ジオラマの「戦国立体図鑑」などで、当時の雰囲気を体験することができます。

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