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これから始めるシャンティ

 アクションゲーム好きならもう手を出してる気がしないでもないシャンティ。

 ただ、ナンバリングされてないからわかりにくいよなぁと思ったので。

 WayForwardより2002年に1作目がリリースされ2024年現在も新作リリースが予定されているアクションゲームシリーズ。


 「シャンティ」とは主人公の少女の名前。父が人間と母がジーニーのハーフジーニーでダンスの力で変身する魔法等不可思議な力でホームタウンである「スカットルタウン」を守護する。

 世界観や見た目は「(ディズニーの)アラジン」や「モンスターワールドIV」に近い。ただし攻撃に武器は使わず髪の毛で攻撃する。髪の毛を動かす力はジーニーとしての力ではない事がシリーズ2作目で示されたがそれが何の力なのかは未だに判明していない。


 シリーズにナンバーが振られていないため、シリーズ作品をいきなり並べられても順番がわかりにくい。そして今まではストーリー順と発売順は一致していたが2024年発売予定の作品は1作目と2作目の間の話のため、今後ますますわかりにくくなると思われる。


・主要登場キャラ…一般単語の名前が多いので知らないと最初意味不明。

ミミック:シャンティの養父。レリックハンターと呼ばれる過去の遺物を漁るお爺ちゃん。妙なものを見つけては復元し、それを悪人に狙われる…悪意は無いけど迷惑な人物。「復元」する能力からミミックと呼ばれおり本名ではないらしい。いわゆる「人間」ではなく機械生物?


スカイ:シャンティの友人、姉のような存在の女性。鳥のトレーナー?

レンチ:スカイの相棒の鳥。名前通りレンチ代わりになる

ボロ:シャンティの友人、兄のような存在の男性。無職?バイト?年齢不詳で60過ぎぐらいにも見える事もあるけど、多分若い。女好き。

ロッティトップス:シャンティの友人のゾンビ。ロッティトップスなのかロッティ・トップスなのかは未だに不明で英語圏においても謎の1つにあげられているが、どうでもよくね?

リスキィ・ブーツ:シャンティのライバル、宿敵の海賊。シリーズ3作目で共闘した後は友人でもある。


 日本国内に限定するのであれば、PCを除けばシリーズ全作品をプレイ出来る環境は存在しない。シリーズ2~5作目はPS4(PS5)でプレイ可能、シリーズ3~5作目はSwitchでもプレイ可能。海外版を購入できるのであれば、PS4とSwitchでシリーズ全作プレイ可能。


・シャンティ

 2002年にGBAで発売されたシリーズ1作目。GBA末期に販売された事もあり販売本数自体が少なく、その上その少ない販売本数ですらもどうも当時は売れ残る状況だったっぽい不人気作で既に開発が始まっていたシリーズ2作目を販売担当してくれる企業も見つからず下手したらこれで終わっていたかもしれない1作。

 が、ゲームとしての出来は良く、どこで知名度を得たのか気づけば「幻の名作」扱いとなっていた。

 ゲームバランスが良くゲーム好きな人なら誰でもクリア出来る程度の難易度。

 2020年に3DS、2021年にSwitch、2023年にPS4に移植されようやく幻ではなくなった。ただし、GBA版含め全て日本では販売されていない。SwitchとPS4はリージョンフリーのため、ソフトさえ手に入れば日本のハードで動かす事は出来る。ただし、もちろん全編英語である。

 リスキィとシャンティの因縁の始まりであり、シャンティがロッティトップスと出会ったのもこの作品。


・シャンティ リスキィ・ブーツの逆襲

 2010年にDSiで発売されたシリーズ2作目。エピソードとしては3作目という扱いになる。DSiという事でわかると思うがDL専用タイトル。

 ディレクターズカット版が2015年にPS4(日本語版は2016年)、2016年にWiiU、2020年にXboxONEとSwitch、2021年にPS5でリリース。ディレクターズカット版とオリジナル版の違いは知らぬ。海外のDSi版なんてプレイのしようがない。

 PS4版とWiiU版は日本語版が日本国内で購入可能。

 グラフィックが前作より大幅向上。そして典型的な探索型アクションに。

 本作でスクイッドバロン等○○バロン名義のキャラが登場。シリーズのレギュラーキャラは出そろったといえる。

 ネタバレとなるが、日本国内ではそもそも次の3作目がシリーズ初プレイという人が多いであろう事から問題ないだろうと考え書いてしまうが、最終戦直前にシャンティはジーニーの力を奪われ人間となり、そのままエンディングを迎える事となる。

 エロ衣装モードもあるよ。


・シャンティ 海賊の呪い

 2014年に3DSで発売されたシリーズ3作目。シリーズで初めて日本語版が作成された作品であり、作品の出来の良さもあり現在においてもシャンティシリーズで最も人気の高い作品である。

 2014年には更にwiiU版、2015年に3DS日本語版、2016年にPS4版、PS4日本語版、WiiU日本語版、xboxONE版、2018年にSwitch版、Switch日本語版、2022年にPS5版がリリースされている。

 人間となったシャンティがそれまでの宿敵であったリスキィと協力してパイレーツマスターと戦う物語。シャンティシリーズはシャンティが変身する事で壁を登ったり障害物を壊したりしていける場所が増えていく典型的な探索型アクションだが本作ではジーニーの力が使えないため、変身という面倒で独立したプロセスを踏まず、シャンティ自身に使えるアクションが増えていくというシリーズでも珍しいアクション性の高い作品となっている。

 今回もエロ衣装モードがあるよ。

 ネットだとSwitch版のみ翻訳が違うってなってるけど、多分間違い。全部見たわけじゃないけど、3DS版だけ違って、PS4版以降は同じなんじゃないか?


・シャンティ ハーフジーニーヒーロー

 2016年にPS4、Vita、XboxONE、WiiUで発売されたシリーズ4作目。

 2017年にSwitch版、2022年にPS5版

 追加衣装(見た目が変わるだけでなく性能が変わる)等、DLCをシリーズで初採用。

 2018年にアルティメットエディションがPS4とSwitchに。日本で販売されたのはXboxONE版を除けばアルティメットディションの方。全てのDLCが最初から入ってるバージョン。

 今回はマップ画面でステージを選択してそのステージをプレイするスタイル。

 リスキィを主人公としたモード、スカイ、ボロ、ロッティを主人公としたモードもあり、それぞれにストーリーも存在しシリーズで最も豪華。シャンティの衣装も豊富で性能が全然違うのでかなり長い間楽しめる。

 ただ、前作の話は完全に無かった事にはされていないものの、リスキィが完全に悪人に戻っておりシャンティを本気で殺そうと考えているなど、シナリオ脚本担当が完全に別人になり、かつ1作目ぐらいしかまともにストーリー知らないんじゃないかと思えるほどの内容。


 本作の日本語版はかなりヒドい事になっていて、あまりにも空回りしてる謎のテンションの高さと有り得ない表現に読んでてくらくらするレベル。そしてセンスが無い。今、昭和のアニメ見てもどうとも思わなくても、昭和感あるアニメ見ると痛々しく思うよな?そういう話。まともな日本語じゃない。

「Vorpal Blade」→「致命的な剣」、「Obliterate」→「大爆発」、「Revive Dance」→「復活ダンス」、「Elephant Stomp」→「ゾウ踏み」とか、どういうセンスしてるとその翻訳になるんだ?日本人のセンスではないだろう、これ。「Bikini Armor」→「ビキニの鎧」の時点で「ああ、オーイズミには日本人スタッフは1人もいないんだね」と思ってしまう。ビキニアーマーをビキニの鎧とかいう日本人いねぇわ。

「Pike Ball」→「トゲボール」も「パイクボール」でいいじゃん、そうじゃないなら「トゲダマ」にしろ。日本語と英語の混ぜ方が絶妙に下手。

「Crab Claw」→「カニクロー」…「果肉郎」ですか?消えてくれオーイズミ。「滝のぼり貝」とか「ネズミ咬み」とかわけわからん。モンキーダンス、エレファントダンス、スパイダーダンスとかやったかと思えば、カニダンス、コウモリダンス、ネズミダンスと日本語混ざったものも。じゃあサルダンス、ゾウダンス、クモダンスとそういうのは統一しなさいよ。


 実のところ日本人より絶対よりゲームに対する感想とかタチ悪くて悪質な奴だらけの英語圏だとFF4の「Spoony Bard」という表現を異常にバカにしてるんだけど、オーイズミの日本語は大体そのレベル。それだったら少しおかしくても事務的な翻訳の方が遥かにマシなんですよ。「PikeBallをそのままパイクボールにする」とかね、「トゲボール」にされるぐらいだったらっていう。不自然極まりない有り得ない日本語表現やめろよ。


・シャンティと7人のセイレーン

 2020年にPS4、XboxONE、Switchで発売されたシリーズ5作目。探索型アクションに戻った。

 あくまでも日本語版の話だけれど、サブタイトルとタイトルが大長編ドラえもんのように接続詞でつながれました。だせぇ。「シャンティ 7人のセイレーン」でよくない?「いや、オリジナルタイトルがShantae and the Seven Sirensだから」とかそんなのは聞きたくない、それを言うと「シャンティと海賊の呪い」とかってなっちゃう。まあ、タイトルはどうでもいい。

 アニメーションデモが豪華になりました。それぐらい?

 同ジャンルの海賊の呪いと比べて特別良くなってる部分は無く、何度も何度もリスキィと戦わされたり、面倒な要素がかなり多い。もちろん、プレイして面白い作品ではあるのだけれど、面倒と感じる部分の方が多い感じ。シリーズが長期化すると何故か「万人向け」みたいな名目で異常に難易度を下げてくる作品多いけど、本作もその部類。元々別に難易度高くないのに、何故下げる?難易度下げて人気あがったシリーズってそんなに数は無いと思う。ある程度の難しさがあるからその難しさの体験共有で他の人とそのゲーム語った時に楽しいんじゃないの?本作をプレイして何か記憶に残ったプレイヤーはどれだけいるだろうか?それぐらいにプレイ後に特に何も残らない残念な作品。タイトルの7人のセイレーンは影が薄く、どちらかといえばシャンティと5人のハーフジーニーってタイトルの方がふさわしい気がする。まあそのハーフジーニーの方も影は薄いのだけど。新キャラいっぱい出したけど出し過ぎて全員影が薄い。

 ただし、ストーリーは前作ハーフジーニーヒーローなんて無かったという感じで、リスキィとシャンティの関係が互いに信頼しあったライバルであり友人という関係に戻り、リスキィも悪人ではなく、シャンティの影響を受けて海賊として自身の利益を目指しつつも正義の為にも戦う「海賊の呪い」のエンディングからつながるキャラ設定に。


・シャンティアドバンス リスキィレボリューション

 2024年にGBA、PS4、Switch、PS5で発売予定のシリーズ6作目。日本での販売予定は2024年3月時点では無いため、邦題も存在しない。

 1作目が売れなかったため、開発中止となった本来シリーズ2作目であったはずの作品。

 GBAとは思えない美しいグラフィックだが、公開されているスクショを見る限りは1作目、2作目とあまり大差の無い内容の作品かもしれない。

 SFC黎明期の作品のように画面を回転させるギミックなどが使われている。

 4人対戦モードもあるようだが、果たしてシャンティファンがそれを望んでいるのだろうかという疑問は残る。

 没った作品の復活もいいけど、初代のリメイクの方が望まれてるんじゃないだろうか。未だに日本語版無いしな。

 初代はダンスを音ゲーのごとく自分で操作しないといけないのと、昼夜の概念があるのと、ワープにかなり制限がありすぎだっていうのと、修正すべき点は色々あると思うんだけど。稼げ過ぎるサブゲームもそうかな。夜のモンスターが強すぎるとかバランス調整はだいぶ出来るはず。

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