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ある記憶喪失者の日常  作者: ねぶた
12章 女主人の伝説
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毒蛇バリバリ伝説③

「そうだよ、彼女に纏わる驚きの出来事は、これからなんだよ。ある日、自分とフリッカは森で野草を採取していたんだが、熊に遭遇してしまったんだ。」


###################以下、回想シーン###################


熊はこちらに気付いて立ち上がり、様子を見ている。


ハンスは小声で「フリッカ、声を出すな。ゆっくり後ろに下がるんだ。」そう言って彼女の手に触れいつでも連れて逃げられるように準備をした。


するとフリッカも気付いたらしく、触れた手から驚愕し震えて指を握ってくる感触が伝わってきた。


ハンスは小声で「フリッカ、落ち着け、ゆっくり


「ヽ(*⌒∇⌒*)ノ クマさんだwwwwーーーーー↑↑↑↑↑↑!」とハンスが「うおおおい!?」と止めるのも間に合わず熊に向かって叫んで駆け出しあっという間にタックルを極めるフリッカ


強烈なタックルを食らった熊は、後方に吹き飛びそのまま逃げて行った。


タックルの勢いそのままに、地面にうつ伏せのまま、熊が逃げた方向を見ながらきゃっきゃっと笑うフリッカ


「(⌒∇⌒。)三(。⌒∇⌒)。あっちゃった熊さんにあっちゃった」


無事を確認しながら苦笑いするハンス「フリッカ…、お前…、クマ好きか?。」


「O(≧∇≦)Oうん!好き!」と年相応の笑顔で答えるフリッカに「そうかw」と笑いかけるハンス


###################以上、回想シーン###################


「その日以外でも度々遠くでその熊を見かけたが、あう度にそそくさと熊の方から逃げて行ったよ。」


マーガレットは驚きを隠せなかった。「まさか、フリッカが熊に勝つなんて!」


エレナも興味津々で尋ねました。「どうしてフリッカは熊に突撃したんですか?」


ハンスは微笑みながら説明しました。


「何にも難しい話じゃない。フリッカはクマが好きなんだ。今でもフレデリカの部屋にクマの縫いぐるみがあるだろ?。憧れの本物のクマさんがいたから、本能で駆け出したんだろうな。」


アンナは疑問を持って言った。「でも、熊は凶暴な生き物ですよね?フリッカが危険な目に遭わなかったのは、何か特別な力があったからなんですか?」


「………さあな。クマからしてみても後にも先にもあんな子にあった事がないだろう。」とハンスは答えた。


「………どうだったかな、皆。最初に言った自分の言葉が理解できたかな?………ここでようやく折り返し地点だ。」


マーガレットは驚きを隠せずに尋ねた。「う、うそでしょ?折り返し地点って?」


アンナも戸惑いながら言った。「折り返し地点って、まだ物語が続くってことですか?」


クララは興奮気味に「まさか、まだ続きがあるんですか?それって、すでに生ける伝説じゃないですか?」と言う。


エレナも興味津々で尋ねた。「どんな驚きの展開が待っているんですか?」


ハンスは微笑みながら頷いた。「そうだよ、まだまだ彼女の驚くべき才能は続いているんだ。それから何度か、森の中で一晩過ごすこともあった。寒い夜や雨の日でも、彼女は森で生き抜く術を身につけていったんだよ。」


マーガレットは疑問を投げかけた。「でも、ハンスさん、彼女はなぜそんなに山や森が好きなんですか?」


ハンスは考え込んだ後、ゆっくりと答えた。「さあてね?。フリッカは自然との触れ合いを通じて成長してきた事は間違いないんだ。彼女にとって山や森は、自分自身を見つけ、自分を試す場所だったんだろう。そして、それが彼女にとっての幸せな時間でもあったんだと思うよ。」


エレナは興味津々で尋ねた。「ハンスさん、フリッカは山や森でどんなことをしていたんですか?」


ハンスは思い出にふけりながら語った。「彼女は山を駆け回り、木々と遊んでいた。鳥のさえずりや川のせせらぎを聞きながら、植物や昆虫とのふれあいを楽しんでいたんだ。時には木の上で本を読んで過ごしたり、絵を描いたりもしていたよ。彼女にとって、自然は無限の創造性と冒険の場所なんだ。」


クララは感心しながら言った。「それは素敵な経験ですね。山や森の中で過ごす時間は、本当に人の心を豊かにするんですね。」


ハンスは微笑んで頷きいた。「そうだよ。自然の中での経験は、人々に多くのことを教えてくれるんだ。フリッカの場合も、そうした経験が彼女の内面を豊かにし、成長を促進させていたんだよ。」


「そうそう、道に迷って蛇へフリッカに馳走した夜の事なんだけど、蛇を食べた後で近くに何かがやってきたんだよ。フリッカもそれに気が付いて自分の傍に来て二人で様子を見たんだ。」


4人は沈黙し、ハンスの言葉をまった。

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