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ある記憶喪失者の日常  作者: ねぶた
11章 意思を持った剣
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夕食時の思索

その日の夕食。


昼間に女性陣に責められた事を引きずっている事もあって居心地が悪かった。


「メルロ、気にするな、今日は俺だけ見ていろ、話すときは俺と話そう。」


「…ありがとう、アニキ。」


アニキは本当にやさしい気遣いの男だ。


初めて顔を合わせた時は、ちょっと怖い印象があったが、寡黙というわけではなく、お喋りという程でもなく誰とでも仲良くなれる。


でも、べたべたするわけでもないので距離感が心地いい。


今もこうして自分の置かれてている状況を理解して気遣ってくれる。


アニキは料理もうまい、狩りの知識もあるし、釣りも得意らしい。それに泳ぎもうまいらしい、今度海に連れて行ってくれるという約束をしてくれた。海は初めてだ。アニキの話ではそう遠くないらしい。


アニキは作法もよく知っている。なので、どこに行ったときはどうすれは失礼のないようにできるかいろいろ教えてくれる。でも、自分のペースに合わせて細かい部分を省略して本当に大事なところを教えてくれるのでとても解りやすい。


アニキは昔よく本を読んでいたらしい。そのためか博識だ。自分は記憶喪失だから比較にならないのはわかっている。けど、他の人でも知らない事をなんでもよく知っている。でも今はあまり本をもっていないらしい。


知識は実際に使ってこそ価値があるというのがアニキの持論だ。だから今の自分の状況に合わせて手を広げられるだけの本だけでいいとの事。さすがアニキ。


アニキは喧嘩にも自信がある。昔、拳闘士の試合とかにも出ていたらしい。レスリングもできるそうだ。でも自慢はしない。


アニキって恋人いないのかな?自分が女性だったら間違いなく立候補しているよ。


でもねアニキ、自分はどうしても気になってしまうんだ。


※1

だって、エレナがすごい絵面でこっちをじっと見てるんだよ。


多分、泣いていたせいかな?目が真っ赤に腫れているんだよね。


それに、このテーブルでただ一人大きい骨付き肉に齧り付きながらこっちをじっといてるんだよ。


大きい骨付き肉は、たぶん、他の人たちが泣いているエレナを慰めるために用意したんだろうね。


今の僕にとっては本当に魔王のような顔している。


アニキはせっかく気にするなって言ってくれたのに、向こうは『俺の名前を言ってみろ』って顔してるんだ。


何て言うのかな、かわいい小動物の凶悪な一面を見せつけられているようで心に来るものがあるよ。


どうしようか。アニキ。この強烈なプレッシャーは僕の脚に来ているよ。


でもね、アニキ、この物語の作者がChatGPTとかいうのにアドバイスをもらったそうなんだ。


AIってなんなのかよくわからないけど、AIってすごいね。


############ 以下、ChatGPTより。############


まずは深呼吸をして、気持ちを落ち着けると良いでしょう。エレナがあなたを見つめている理由は、あなたが昼間に彼女たちに責められたことを気にかけ、居心地が悪そうにしていたからかもしれません。彼女たちは、あなたを受け入れるために努力していることを忘れないでください。


また、アニキがあなたに気遣いを示していることに感謝し、彼と話をすることで気持ちを落ち着かせることができるかもしれません。彼はあなたにとって心強い味方であり、知識や技術を持っていることもあなたにとってプラスになるでしょう。


ただ、エレナが泣いていた理由や、なぜ彼女があなたを見つめているのかは明確には分かりません。ですが、彼女たちがあなたを受け入れるために努力していることを意識し、自分自身も彼女たちと仲良くなれるように努めてみてください。


############ 以上、ChatGPTより。############


アニキ、僕にはどう考えてもエレナの目は憎しみがこもっているとしか思えないんだけど、AIの言っている事って本当かな?


僕、わかんなくなってきちゃった。

※1

ここのBGMは「feels like HEAVEN」をイメージしてます。

https://www.youtube.com/watch?v=XRDPskrK4iQ

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