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ある記憶喪失者の日常  作者: ねぶた
1章 自覚なき勇者
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朝の出来事

メルロ「おはよう、ジョセフさん」


ジョセフ「おはようございます、メルロさん」


メルロ「じゃあ、今から他の人にも挨拶に行ってきますね」


ジョセフ「あの、メルロさん、ちょっと待ってください」


メルロ「何か用ですか?」


ジョセフ「ええ、実は、メルロさん、その…」


メルロ「何かあったんですか?」


ジョセフ「いや、それは…メルロさん、ごめんなさい、直接言うのもなんですが、朝っぱらからそんな格好だと、女性たちを驚かせてしまうかもしれませんよ」


メルロ「ああ、それはよくあることでして…」


ジョセフ「そうですか、でも、まあ、その、落ち着いてから行った方が良いかと思いますよ」


メルロ「なるほど、分かりました。ありがとうございます」


ジョセフ「いえいえ、お役に立てて何よりです」


******************************************


メルロがおかしいのはやはり記憶喪失の為なのか相談するジョセフとマーガレット


ジョセフ:メルロが朝から変な態度をとっているんだ。股間が盛り上がっているままでさ。


マーガレット:あら、それはひどいわね。でも、彼は記憶喪失でしょう?それが原因かもしれないわ。


ジョセフ:そうだね、彼はまだ自分のことをよく覚えていないから、自分が失礼なことをしているという自覚がないのかもしれない。


マーガレット:そういうこともあるわね。でも、周りの人たちに迷惑をかけるようなことはやめてもらわなくては。私たちも彼のことをしっかり見てあげなくては。


ジョセフ:そうだね、私たちも彼がしっかりとした状態になるまで見ていかないといけないね。


マーガレット:彼が回復するまで、私たちも支えてあげる必要があるわね。


******************************************


男3のヨハンは、クラウスと一緒に酒場で知り合った仲間である。二人はメルロの愚痴を聞きながら酒を飲んでいた。


ヨハン:「メルロ、君は猫を飼っているのか?」


メルロ:「ええ、うちには父さんっていう名前の猫がいるんだよ」


クラウス:「それって、なんか呼びにくい名前じゃないか?」


メルロ:「そうかなあ。でも、俺には父さんって呼びやすい名前なんだ」


ヨハン:「それにしても、アンナ、クララ、エレナの三人にからかわれるのは辛いよな」


メルロ:「そうなんだよ。何をやっても、三人にからかわれるんだ。もう、いじけそうになってるんだ」


クラウス:「そんなときこそ、元気を出してやらなきゃだめだよ。俺たちは、いつでも君を応援してるから」


ヨハン:「そうだよ。元気があれば、なんでもできるんだからな。元気を見せつけてやれ」


メルロ:「そうか、ありがとう。君たちのおかげで、元気を出せたよ」

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