ミスト(3)
フレデリカは水たまりに浮かんだまま、不安そうな表情で周囲を見回していた。
すると、霧の中からメルロの影が現れた。
メルロは周囲を警戒しながら広場に逃げ込んできたようだった。
フレデリカは静かに息を殺し、動かないようにして彼を見守っていた。
メルロは何かに気づいたかのように、急に足を止め、周囲を見回し始めた。
フレデリカは彼の様子をうかがいながら、水たまりに浸かったままじっと動かなかった。
フレデリカは、メルロが噴水の近くまで来るのを見届けながら、興奮と緊張で震えていた。
彼女は水たまりに浸かったまま、メルロが近づいてくるのをじっと見つめていた。
そして、メルロがフレデリカに気づかずに噴水の近くまで来たとき、彼女は声を出すことなく歓喜に震えた。
彼女は静かに身を乗り出して、「捕まえた。」と呟いた。
そして、水たまりから半分顔を出して、無言でメルロを見つめた。
メルロは驚いた声を出し、周りを見回したが、フレデリカに気づかなかった。
しかし、彼女の視線が自分に向けられているのを感じて、彼はフレデリカと目が合った瞬間、恐怖で身動きが取れなくなった。
フレデリカは立ち上がりずぶ濡れのまま近づく。
メルロに近づき、顔を見上げながら微笑みながら「こんなところで偶然出会うなんて、不思議だわね」と言った。
フレデリカは、手を伸ばしてメルロの手を握り、微笑みを浮かべた。
すると震えながらメルロはフレデリカの手に手を重ね、口元にも微笑みを浮かべた。
「しばらくの間まともに顔を見てなかったから心配したのよ……………とでも言うと思ったか!!!!!」とフレデリカはこれまでの怒りを爆発させた。
「ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ァァァァァァァァァァァ……………!」
霧の中、メルロの叫び声が木霊する。
フレデリカはメルロを捕まえた瞬間から激しい折檻を始めた。
メルロは必死に逃げようとするが、フレデリカは慣れた手つきで腕や脚をつかんで引っ張り倒す。
時折、メルロが意識を失いそうになると、フレデリカは少し休憩をとってから再び容赦ない攻撃を繰り返す。
フレデリカの顔には、憎しみと復讐心が滲み出ていた。
やがて、メルロは折檻の痛みに耐え切れず、意識を失って地面に倒れた。
フレデリカはその様子を見て、少し安心したように微笑んだ。
その後、フレデリカは以前メルロが逃げ込んだ教会の前に杭を立て、メルロを縛り付けた。
メルロは口にデニッシュを突っ込まれ、苦しそうに唸り声をあげた。
フレデリカは彼を睨みつけながら、自分の復讐が果たせたことを嬉しそうに感じていた。
ヨハンはフレデリカがメルロを拷問している現場を目撃し、驚きの声を上げた。
「な、何をしているんだ、フレデリカさん!」と言うと、フレデリカは気恥ずかしそうに笑って「見ぃたぁなぁあ?」と語りかけた。
その後、フレデリカはヨハンも気絶させて縛り上げ、メルロの脇に放置した。




