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ある記憶喪失者の日常  作者: ねぶた
7章 激突
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ミスト(3)

フレデリカは水たまりに浮かんだまま、不安そうな表情で周囲を見回していた。


すると、霧の中からメルロの影が現れた。


メルロは周囲を警戒しながら広場に逃げ込んできたようだった。


フレデリカは静かに息を殺し、動かないようにして彼を見守っていた。


メルロは何かに気づいたかのように、急に足を止め、周囲を見回し始めた。


フレデリカは彼の様子をうかがいながら、水たまりに浸かったままじっと動かなかった。


フレデリカは、メルロが噴水の近くまで来るのを見届けながら、興奮と緊張で震えていた。


彼女は水たまりに浸かったまま、メルロが近づいてくるのをじっと見つめていた。


そして、メルロがフレデリカに気づかずに噴水の近くまで来たとき、彼女は声を出すことなく歓喜に震えた。


彼女は静かに身を乗り出して、「捕まえた。」と呟いた。


そして、水たまりから半分顔を出して、無言でメルロを見つめた。


メルロは驚いた声を出し、周りを見回したが、フレデリカに気づかなかった。


しかし、彼女の視線が自分に向けられているのを感じて、彼はフレデリカと目が合った瞬間、恐怖で身動きが取れなくなった。



フレデリカは立ち上がりずぶ濡れのまま近づく。


メルロに近づき、顔を見上げながら微笑みながら「こんなところで偶然出会うなんて、不思議だわね」と言った。


フレデリカは、手を伸ばしてメルロの手を握り、微笑みを浮かべた。


すると震えながらメルロはフレデリカの手に手を重ね、口元にも微笑みを浮かべた。


「しばらくの間まともに顔を見てなかったから心配したのよ……………とでも言うと思ったか!!!!!」とフレデリカはこれまでの怒りを爆発させた。


「ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ァァァァァァァァァァァ……………!」


霧の中、メルロの叫び声が木霊する。



フレデリカはメルロを捕まえた瞬間から激しい折檻を始めた。


メルロは必死に逃げようとするが、フレデリカは慣れた手つきで腕や脚をつかんで引っ張り倒す。


時折、メルロが意識を失いそうになると、フレデリカは少し休憩をとってから再び容赦ない攻撃を繰り返す。


フレデリカの顔には、憎しみと復讐心が滲み出ていた。


やがて、メルロは折檻の痛みに耐え切れず、意識を失って地面に倒れた。


フレデリカはその様子を見て、少し安心したように微笑んだ。


その後、フレデリカは以前メルロが逃げ込んだ教会の前に杭を立て、メルロを縛り付けた。


メルロは口にデニッシュを突っ込まれ、苦しそうに唸り声をあげた。


フレデリカは彼を睨みつけながら、自分の復讐が果たせたことを嬉しそうに感じていた。



ヨハンはフレデリカがメルロを拷問している現場を目撃し、驚きの声を上げた。


「な、何をしているんだ、フレデリカさん!」と言うと、フレデリカは気恥ずかしそうに笑って「見ぃたぁなぁあ?」と語りかけた。


その後、フレデリカはヨハンも気絶させて縛り上げ、メルロの脇に放置した。

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