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ある記憶喪失者の日常  作者: ねぶた
3章 頼もしい女主人
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予告『ジャスパー』は死んだ

夜の酒場でメルロが最初に話を切り出す。


メルロ:「蛇の話って興味深いよね。あんなに危険そうな生き物を食べる人もいるんだから、食文化って本当に面白いな」


アンナ:「私は絶対に食べたくないわ。あんなに醜くて危険な生き物を食べるなんて、本当に信じられない」


クララ:「私も食べたくないけど、フレデリカが言うには、蛇は食べると美味しいっていうんだよね」


エレナ:「私は食べたことがないから分からないけど、蛇を食べる文化って東洋とかでもあるんだよね」


ジョン:「でも、蛇を食べるって危険じゃないか?毒があるから」


マイク:「そうだよね。それに、あの蛇は醜いし、見た目が不気味だよ」


ヨハン:「でも、蛇って栄養価が高いらしいよ。蛋白質やミネラルがたくさん含まれてるんだって」


クラウス:「私は蛇を食べたことがないけど、一度食べてみたいと思ったことがあるんだよね。まあ、どうなんだろうね」


メルロ:「まあ、人それぞれだよね。でも、蛇を食べる文化って世界中にあるんだから、一度は試してみるのもいいかもしれないね」


こうして、メンバーたちは蛇の話題について意見を交換しながら、夜の酒場で楽しい時間を過ごす。


メルロ:「あの後、フレデリカは蛇をどうしたのかな?」


アンナ:「もしかしたら飼うかもしれないよ。」


クララ:「私は怖くて飼えないなあ。」


エレナ:「私も同じく、触れることもできないわ。」


ジョン:「でも、その蛇って結構おいしいんだろうな。」


マイク:「まさか、その蛇を食べるつもりかい?」


ヨハン:「お前、なんか得体の知れないものを食べる勇気あるな。」


クラウス:「でも、蛇って名前があればかっこいいよね。」


メルロ:「そうだな、どんな名前がいいかな?」


アンナ:「私は『シーナ』って名前がいいと思う。」


クララ:「私は『ヘレン』がいいわ。」


エレナ:「私は『ジャスパー』って名前が好きかも。」


ジョン:「『ブルース』ってのはどうだろう?」


マイク:「それなら『ブラック』って名前もアリじゃね?」


ヨハン:「『ゼウス』って、力強い名前もいいかもな。」


クラウス:「そうだな、『ミドリ』という名前もかわいらしいかもしれない。」


メルロ:「じゃあ、仮で決定しよう。迷作ネクロノミコンを世に出す先生エレナの意見を取って蛇の名前は『ジャスパー』に決まりだな。」


アンナ:「いいね、『ジャスパー』ってなかなかいい名前だわ。」


クララ:「確かに、かっこいいし、覚えやすいわ。」


エレナ:「迷作って失礼な!でも私も、『ジャスパー』って呼んでみたいわ。」


ジョン:「じゃあ、次にフレデリカに会ったら、『ジャスパー』って呼ぼうぜ。」


マイク:「そうしよう。でも、もしフレデリカが蛇を飼ってたら、『ジャスパー』って呼べるのかな。」


ヨハン:「まあ、そんなことは後で考えればいいだろう。とにかく、蛇の名前は『ジャスパー』に決まったってことだ。」



同じころ、フレデリカとハンスは屋敷の庭園で夕食をとっていた。フレデリカは少し悔しそうな顔をして、ジャスパーをおいしそうに食べていた。


「なんてこと、こんなにおいしいのに…」とフレデリカがつぶやいた。


「何がだ、フレデリカ?」とハンスが聞く。


「いや、何でもないわ。ただ、こんなにおいしいものを食べてしまったら、もう他の肉が食べられなくなるかもしれないわ」とフレデリカが言う。


「そうか、それは困るね。でも、心配しなくても大丈夫だよ。他の肉もきっとおいしいよ」とハンスが答えた。


「そうね、あなたの作るものはいつもおいしいわ」とフレデリカが微笑んで答えた。


二人は静かに夕食を続けた。フレデリカは少し満たされた表情を浮かべ、ハンスは満足そうに頷いた。



ある日、メルロとアンナ、クララ、エレナは屋敷でハンスに会った時、思わず驚きの声を上げてしまいました。


「あの蛇、食べちゃったの?」


「そうだよ。あの蛇、おいしかったよ。」


ハンスはにやりと笑って答えました。すると、アンナたちは唖然としてしまいました。


「でも、『ジャスパー』、可哀想じゃないですか…」


「そうですよ。『ジャスパー』、フレデリカさんが大事にしていたんですよね。」(酒の席での妄想)


「私たちも『ジャスパー』、可愛がっていたのに…」(酒の席での与太話)


クララやエレナも同じように話しました。


ハンスは不思議そうに『ジャスパー』って何?というような顔をして、


「でも、あの蛇、美味しかったんだよ。」


と言いましたが、メルロは少し不快そうに口を閉ざしました。アンナやクララ、エレナも、ハンスに向ける視線は冷たかったです。


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