オシオキ⑤
『メルロの姿をした誰か』のマッサージは続く。
「( - ω - )…………」
エレナはマッサージの気持ちよさ身をゆだねた。
「……うん。だいぶよくないところが分かってきました。じゃあ、今度はそこを重点的にやっていきますね。…」
そう言って『メルロの姿をした誰か』はまた右足を持ってマッサージを始めた。その時だった。
「……!!Σ( oωo )痛ったーーーーい!!!!!!」
エレナは叫んだ。
「…悪くなっているところが痛いんですよ。」
『メルロの姿をした誰か』は涼しい顔で説明した。
「(;゜Д゜)痛い!痛い!痛い!痛い!痛い!痛い!痛い!」
エレナは痛みに耐えかね暴れるも足が動かせない。
「…左側いきますねー。」
『メルロの姿をした誰か』は優しい声で言う。
「Σ(´Д`;)もういい!もういい!、あ!痛ったーーーーい!」
エレナは頭を抱えて叫ぶ。
「…最後の仕上げいきますね。」
そう言って『メルロの姿をした誰か』は痛がるエレナを無視してマッサージを続ける。
「∑(゜Д゜)もういや!もういや!?、あ!痛ったい!痛い!痛い!痛い!痛い!痛い!…」
エレナは痛みに泣き叫ぶも『メルロの姿をした誰か』は許してくれなかった。
アンナ「わ、私達もアレを受けるの………?」
フレデリカ「ええ?………すごく痛そう…………」
「…お二人も受けてみますか?……遠慮しなくてもいいんですよ?」
『メルロの姿をした誰か』はアンナとフレデリカに向かっていった。
アンナ「いえ!結構です!………」
フレデリカ「間に合ってます!!」
「…はい。終わりですよー。」
そう言って『メルロの姿をした誰か』はエレナの足の甲にキスをした。
「いやだって…いやだっていったのに……うううううう」
エレナは泣いた。
『メルロの姿をした誰か』はその様子に肩をすくめた。
「今までの疲労が堪っていたから痛かったんですよ。大丈夫。疲労が取れれば気持ちいいだけですよ。…そんなに泣かないで…ホラ!?」
『メルロの姿をした誰か』は開いてるエレナの脇腹に手を伸ばした。
「。゜(゜^∀^゜)゜。!?ギャハハハハハハハハ?」
エレナは笑い始めた。
『メルロの姿をした誰か』はエレナの脇腹をくすぐっていた。
「ほら?…泣いていた顔がもう笑顔になりましたよ。」
「。゜(゜^∀^゜)゜。!?ギャハハハハハハハハ?やめて?やめて?ギャハハハハハハハハ………」
こうして暫くの間、エレナの笑い声が鳴り響いた。
エレナが体力を使い果たした頃、ようやくエレナは解放された。
「(´Д`)…あ…か……は…た…」
解放されたエレナは息も絶え絶えだった。