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ある記憶喪失者の日常  作者: ねぶた
19章 Oh!ヨメサンバ
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帰り道の出来事

メルロが屋敷へ帰ろうとしている途中、以前出くわした警備員に遭遇した。


警備員はメルロに気づき、声をかけた。


「おやおや、メルロじゃないか。お久しぶり。」


メルロは警備員に微笑みながら応えました。


「ああ、お久しぶりですね。元気にしていますか?」


警備員は頷きながら答えました。


「ああ、お陰さまで元気だよ。最近、何か困った事とかないか?」


メルロは考え込んだ表情で答えた。


「実はちょっとした悩みがあるんですよ。最近、クララさんとどういう関係になればいいのか、どう接触すればいいのか、悩んでるんですが、油断していたら子供ができちゃいまして…。」


警備員はメルロの言葉に興味深そうに耳を傾けた。


「なるほど、それは難しいジレンマだな。どちらの関係も大切な存在なんだな?。」


メルロは頷きながら続けた。


「そうなんです。どちらを選ぶべきか迷っているんですが、どうしたらいいかわかりません。」


警備員は思慮深い表情で言った。


「まずは自分自身の気持ちをよく見つめることが大切だな。どちらとの関係が自分にとって本当に幸せなのか、心の声に耳を傾けてみたらどうだ?。そして、大切なのは相手のことを思いやることだ。彼女ともじっくりと話し合って、お互いの気持ちを理解し合うことが必要だよ。」


メルロは警備員のアドバイスに感謝の気持ちを込めて頷いた。


「ありがとうございます。自分の気持ちを見つめ直し、彼女たちと話し合ってみます。相手のことを思いやること、大切なことですね。」


警備員は優しく微笑みながら応えた。


「そうだ、お互いを思いやることが、良い関係を築くための鍵だ。どんな結果になっても、あなたが幸せになることを願っているよ。頑張ってな。」


メルロは警備員に頭を下げず、代わりに感謝の気持ちを込めて微笑んだ。


「ありがとうございます。あなたの言葉に励まされました。頑張ります。」


警備員も微笑みながら頷いた。


「ああ、お互い頑張ろうな。じゃあ、またな?」と言って去ろうとする警備員。しかし、言い忘れた事があったようで振り返る。


「ああ、それと一人で帰るようだけど、気をつけてな?、また、一本足の物の怪とかが出たとかで見回りしてるんだ。じゃあな?」


メルロは感謝の気持ちを忘れずに言いました。


「ありがとうございます。またお会いできることを楽しみにしています。…………って、アレ?今、何て言った?」


警備員に聞き返そうとしたが、既に警備員は大分離れてしまっていた。


メルロは、警備員が言った内容を思い出しました。


「一本足の物の怪とかが出たとかで見回りしているのか…」とメルロは考え込んだが、同時に冗談めかして言われた言葉だとも感じた。


少し戸惑いながらも、メルロは笑いながら自分に言い聞かせた。


「まさか、本当に一本足の物の怪が出るわけないよな」と。


そして再び屋敷へ歩き出そうとした。


その時だった。


その時、メルロの周りに不気味な足音が響いた。


彼は振り返ってみると、目の前に不気味な姿の存在が立っているのを見つけた。


それは本当に一本足の物の怪だった。


メルロは驚きに満ちた表情を浮かべた。


彼は一瞬身動きが取れず、物の怪が近づいてくるのを目の当たりにした。


しかし、すぐに勇気を振り絞り、物の怪に向かって言葉をかけた。


「ハチ!?、お前、勝手に屋敷から出てきたらダメだろ!?」


目の前に現れたのは勝手に動く剣「ハチ」だった。

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