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新たな世界で最高の人生記録!  作者: 勇敢なるスライム
第1章 幼少期
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八十二話 パーティーの準備

「ライラス、お皿一緒に運ぼ」

フィオラと一緒にお皿を机まで運ぶ。

お皿の上には豪華な料理が大量に盛り付けられている。


「人が多いと運ぶ量が多いな」

「多いけどみんなで食べると美味しいよね」


今は俺の家でパーティーの準備をしている。

今日はフツーウ、ポチャ、ガリバーの三人組の家が完成した祝いとシャルリアちゃんとエルトリスさんの二人の歓迎パーティーの二つのお祝いを兼ねている。


今日は人が多い為家の中じゃ無く庭に机を運んでの立食パーティーと言ったところだ。

庭ではエルトリスさんと父さんが模擬試合をしていた。

二人は試合中凄く楽しそうに笑っていた。


俺の次元ではこの二人の戦いがどうなっているかさっぱり分からない。

さっきから音が遅れて聞こえていて木剣同士がぶつかって甲高い音が聞こえる。

それを興味深そうに近くで凝視しているのはシャルリアちゃんだ。

剣術上級まで行くとあのレベルの戦いもどうなっているか分かるのだろうか。

お皿を運ぶついでにシャルリアちゃんの近くまで歩いていく。


「シャルリアちゃんは二人の戦い見ていて分かる? 俺は全然分からないんだけど」

「はい、凄いです! 流石私の兄弟子です。師匠に引けを取っていません――あっ今のカウンター凄い! 嘘っ! 今のを防いだんですか! 凄い凄い! 師匠もラウドさんも凄いです!」


シャルリアちゃんの第一印象は気迫があってちょっと怖かったけど話してみるとそんな事は無く、とても可愛らしくて大人しい子だ。


最初は嫌われてたのかと思ったけどフィオラと二人で仲良く戻ってきてからは謝られた後は普通に優しく接してくれた。

元はと言えばエルトリスさんがシャルリアちゃんを煽ったせいでシャルリアちゃんが怒ってたらしいんだけど……まぁ水に流そう。


少し試合を見ていると勝負が決まったみたいだ。

最後はラウドの木剣が宙に浮き、エルトリスさんが顔の前で木剣を寸止めして試合終了だ。


「腕を上げたねラウド、私もちょっと危なかったよ」

「またまた……師匠は常に余裕そうでしたよ」


試合後、勝ち負け関係なく二人でお互いを称賛し合う、素晴らしいスポーツマンシップだ。

二人の所にシャルリアちゃんが桶で冷やしていた水タオルを二枚持っていく。


「使ってください! 二人の戦い凄かったです! ラウドさん! あとで私ともお手合わせお願いします!」

「タオルありがとう、妹弟子の頼みだし俺も手合わせして欲しかったところだ」

「ありがとねシャル。 遠慮しなくてもいいからね、なんなら倒しちゃっても良いからね」

「師匠、流石に七歳に負けたらそれこそ破門じゃないですか」

「あはは、そうだね」


父さんはシャルリアちゃんに負けたら破門にされるらしい。

俺はフィオラの所に戻ってパーティーの準備をする。

キッチンで母さんがウキウキしながら料理を作っている。

今出来ている皿を運び終わって俺は無職になった……フィオラは母さんと一緒に料理を手伝っている。

フィオラは家でも料理を手伝っているらしく野菜を切っていた。


無職になった俺は一人寂しく放浪していると芝生の上で眠っている黒い犬っころを発見した。

ペコの情報はおでこに星のマークがあって黒くて犬や猫見たいな感じの今の所人畜無害のたぶんモンスターって言う凄い曖昧な生き物だ。

ペコの名前の由来は食べ物を上げても上げてもどんどん食べるからお腹ペコペコそうだからペコだ。

そして曖昧な生き物だから俺は一括して黒い犬で通そう。


「お前も独りぼっちか、よーしよし俺が遊んでやるぞー」

ペコを持ち上げて抱きかかえると降ろせと言わんばかりにワチャワチャと動き回る。

俺はペコにはあまり好かれていないらしい、だが俺にはとある最強の武器がある。

そのとある物をポケットから取り出すとペコの目が変わって俺の近くに寄ってきた。


「ほーらほらこれが欲しいんだろー」

俺はペコがジャンプしても届かない位置に干し肉を見せびらかす。

ペコが必死に干し肉に食らいつこうとしてピョンピョンとジャンプしている。

パン食い競争の時みたいで可愛い。


「これが欲しかったら頭をなでなでさせて肉球をぷにぷにさせるんだな」

そう言うとペコは少し後ずさる……ペコはモンスターだからか賢いのか少し人間の言語が分かる。もう少し交渉材料がいるか。

俺はポケットからもう一つ干し肉を出すとペコが迷わず目を輝かせて飛びついて来た。

「交渉成立だな」

干し肉を美味しそうに食べるペコを抱きかかえて頭を撫でまわしたり肉球をぷにぷにして癒されていた。


俺はペコと戯れ終わった後はまた皿運びやらで仕事が貰えると思い家の中に入る。

キッチンは二人が料理を作りながら楽しく会話していた。

庭では父さんとシャルリアちゃんが模擬試合をしていた。

父さんは俺と対峙している時同様片手で余裕そうに捌いていた。

やはり超級と上級にも大きな壁がある様だ。


俺が目指すは可愛い妹のルシェネがいる部屋だ。

料理しながらも頻繁に母さんがルシェネの面倒を見に来ていてさっきはミルクを飲んでお腹いっぱいになって眠っている。

起きていても眠っていても可愛くて天使みたいだ。

天使みたいなのはフィオラと同じで気分はフランダースの犬のネロとパトラッシュだ。


頬っぺたを人差し指でゆっくり突くとプ二っとしていてまるでお餅みたいだ。

スヤスヤと眠っているルシェネは寝返りをうって布団が少しズレていたので布団を掛けなおして俺はその場を後にした。


パーティー開始まであと少しだ。


最後まで読んで頂きありがとうございます!

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次話の投稿、楽しみにしていてください!!!

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