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新たな世界で最高の人生記録!  作者: 勇敢なるスライム
第1章 幼少期
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五十九話 ミルウェーのその後……

「ここまでくればもう大丈夫かな?」

 今居る場所は【無法都市ミルウェー】から馬車で半日近くかかる場所にある町の宿屋で止まっている。

 ここはミルウェーと違って王国の騎士達が多数いる詰所がある。

 ここなら数日は安全に過ごせる。


【情報屋カルガー】の地下工房に合った隠し通路の先は空洞のある木の中に通じていた。

 木の中は成人男性が一人入れるサイズの空洞があった。


 外に出るとそこは森の中だった。

 場所は直ぐに分かった。

 ミルウェーに来る途中に通った森の街道から少し離れた所の丘の上だったので下を見下ろせば街道が目お前に合った。


 人の多く通る街道が見えて通行人には見えない死角に位置していたこの場所は隠し通路の先には最適だった。

 カルガーは昔から優秀だったというかずる賢いというか何というか。

 会えばお互い憎まれ口を叩いていた仲だったけどもう二度と会えなくなると思うと……悲しいな。

 ダメだ、弟子の前で師匠が落ち込んでいたら不安にさせてしまうかもしれない。



 カルガーが言っていた事と状況を整理しよう。

 シャミルはミルウェーの住人に固有魔術【操作魔術】を使い操って夜に襲撃してきた。

 カルガーも操作魔術を掛けられていたが薬物を使って耐えていた。


 分からない点が幾つかあるが特に気になるのは三つ。


 一つはシャミルが襲って来た理由。

 私がクーデターを邪魔したから?

 それがどうであれ狙いはたぶん私だ、

 次も狙われるかも知れない上にシャミルの狙いが分からない以上対策の余地もない。


 もう一つは操作魔術について。

 私も昔に一度見た程度だから詳しい事は分からない。

 一体何人まで操れる? 操れるための条件は? どんなあ相手でも通用するのか?


 ミルウェー全員操っていたならわざわざ夜に襲撃しなくても行けるはずだ。

 それにカルガーはそこそこ強い、私の攻撃を見てから避けれるだけの洞察力もある、常に襲われる可能性を考えている警戒心、情報屋をしているだけはある知識と経験、嘘をつくのだって上手い。

 いったいどれほどの実力の相手までなら操れる?


 シャミルの実力は私と同じかそれ以上。

 やはり人数には制限があるのかも知れない。


 最後の疑問はなぜカルガーが最後まで教えなかったか。

 地下通路まで教えてくれた挙句に警戒しておくようにも言われた。

 操作魔術は術者の事が言えないような効果でもあるのか?


 今思えば、地下通路でオスカーがシャミルの事を言おうとした瞬間にシャミルに殺された。

 オスカーは言う前に殺され、カルガーは言えない様に仕向けた。

 一体そこになんの違いがあるかは分からないがその線は十分にあるのかも知れない。


「師匠?」

 宿屋に付いてからずっと考えていたのを見かねてシャルが声を掛けてきた。


「ごめんシャル、ちょっと考え事してただけだよ」

「何が合ったかはさっきの説明でだいたい分かりました。これからはどうするんですか?」

 宿屋に付いて直ぐにシャルに色々と聞かれた。


 シャルに話したことはミルウェーの住人に襲われた事、その主犯格がシャミルだという事。

 それと……()()()()()()()()()()()()()()()事。


 カルガーがシャミルに完全に支配される前に自爆したことはシャルには秘密にしてある。

 シャルにはこれ以上親しい人の死を見せたくない。


「とりあえず私達が今どこにいるかは分からないはずだから明日の朝早くにはこの町を出よう」

「分かりました。寝る前に準備だけして置きましょうか」


 襲撃される前に伝書鳩はカルガーが王様に送ってくれた見たいだからそっちの心配も一安心。

 見張りの騎士の中に裏切者が居ることも書いたから優秀な騎士達なら見つけてくれるはずだ。

 それに次にまた奇襲が合ってもカンナやジェイソンにヤッカムさんがなんとかしてくれるだろうし。

 ん? 金髪のナルシスト貴族はどうしたって?

 アイツは何が合ってもトロール並みの生命力でどうにかするから心配はいらないかな。


 明日のしたくも済ませたし、宿屋のお風呂も借りて綺麗になったし今日はする事ない!

「それじゃあ今日はもう寝よう! おやすみシャル」

「おやすみなさいです! 師匠!」


 ーーーー

 《???視点》

「ちっ、どいつもこいつも人間は使えんな。所詮は我ら魔族の下位互換にすぎんという事か」

 とある町の高台の上から一つの家を見下ろす。


「操っていたクズの大半とパスが切れたから見に来たと言うのに。命令した事すら遂行できんとはスケルトンの方がまだ優秀だな」


 黒い鎧を全身に着こみ、黒いマントと黒い大剣を装備している魔王軍幹部の六魔帝の一人が右手に多大な魔力を込める。


 黒く禍々しい魔力が町中を包み込む。

 ミルウェーの住人はいきなり充満した黒い瘴気に不信感を感じた直後の事だ。

 武器を持っている者は武器を手に、素手の者は拳を握り……()()()()が始まった。


 シャミルはつまらなさそうに見下し黒いマントを靡かせ歩き始める。

 既にこの街(無法都市ミルウェー)の悲惨な光景を見る物は誰も居なかった。



読んで頂きありがとうございます!


長い休みの間に出来る限り多めに更新したいと思います!



次話の投稿、楽しみにしていてください!!!

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