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新たな世界で最高の人生記録!  作者: 勇敢なるスライム
第1章 幼少期
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三十五話 前半 魔術の追加知識 後半 異国の少女

剣術の稽古で父さんに惨敗してから数週間が経過した。

特に変わったことはないと思う。


あ、やっぱりあった。

最近フィオラの使える魔力の量が増えてきたことだ。


魔力は使えば使うほど総容量は増えていくと俺は思っているのだが、父さん曰く増えるには増えるのだがそれも微量なものでそんなに大きく伸びたりはしないらしいのだが俺はハイハイが出来る時から毎日限界ギリギリまで使っていたので結構な量まで増えてきている。


しかし最近は最近魔力を限界まで使うのが大変で困っていた。

俺は中級魔術しか使えないから消費量が少なく、どうしても使いきる事が出来そうになかった。

そこで杖を使って魔術を操作しているとその分魔力を消費するので魔術のサイズを大きくしてみたり、威力を上げてみたり、思う場所に的確に使えるようにと色々と試行錯誤しながら使うと魔力を空になるギリギリまで使う事が出来た。


でもフィオラは限界ギリギリまでは使っていなかったし俺と会ってから魔術を使い始めたのでそこまで増えなかった。


最近は魔術にも慣れてきて、フィオラが魔術の訓練をたくさんしたがるからギリギリまで使っている。

たまに使い過ぎてぶっ倒れたこともあった。

数分で目を覚ましたがそう言う時は回復魔術をかけて少し休んだらすぐに元気になった。


俺も三歳ぐらいのころは熱中しすぎてよく魔力が空になった。

魔力枯渇すると倒れてしまい魔力が一定までたまらないと目が覚めない。

つまり魔力総量が多い人、魔力回復が遅いひとは一度枯渇してしまうと数日は目を覚まさない。

スマホの電池みたいなものだ。


俺がトロールと戦った時は三日間も寝込んでしまった。

あの時は体にも大きなダメージを食らっていたのも原因の一つだが三日も寝てしまうと色々やばい。

今度からは魔力枯渇だけは気を付けよう。


しかもただ単に練習に明け暮れているわけではないのだ。

しっかりといじめっ子のカルロス君の調査は進展している。


すぐにでもフィオラの仕返しをしてやりたいがそれだと同じ事の繰り返しだ。

それにこの年の子供ならごめんなさいの一言で仲直りできるだろう!たぶん。


カルロス君は俺たちより二歳年上の七歳だ。

いつも五歳の友達二人と行動している。

そりゃ年上で三人もいれば喧嘩では負けることはないだろう。


俺の作戦は一人の時にフィオラと話して万事解決という考えだ。

でも全然一人にならないんだよなぁ。

家を出る時も、帰る時も友達と一緒なんだもん。


他の作戦でも考えるかな?


そんなことを考えながら木剣を振っているとフィオラが笑顔で手を振りながら遊びに来た。


今からは魔術の特訓&楽しい楽しいフィオラに魔術を教える時間だ。

今日はどんな魔術を教えていこうかな?



ーーーー


クロット村からかなり遠い王都のそのまた遠い村の話。

ライラスがまだ三歳と時のお話だ。



とある少女は五歳という小さな年で故郷の村を盗賊に襲われた。


村には火が放たれ、家も家畜もみな炎に飲み込まれた。

村人はすぐに捕らえられ、村の中央に運ばれた。


仲の良かった友達はみんな一瞬で殺されてしまった。

少女はただ泣くしか出来なかった。


大好きだった両親は目の前で残虐に殺されてしまった。

少女はただ泣くしか出来なかった。


あまりの恐怖に足が震え逃げることも出来なかった。


少女は呪った自分の非力さを。

私に力があれば……私に勇気があれば……皆が死なずに済んだのに。


盗賊は一人一人ゆっくりと殺していった。

そう、盗賊達は殺戮を楽しんでいた。


どんなに耳を塞いでも村の皆の悲鳴が聞こえてくる。

助けて、死にたくない、痛い、嫌だ。

そしてみんなの声は聞こえなくなった。

少女は最後の一人になった。


あぁ、死んじゃうんだ。


少女は思った、みんな死んだんだ。

私もあ母さんとお父さんの所に行こう。


盗賊は少女の前で剣を振り上げた。

それでも少女は諦めなかった。

目を閉じて、泣きながらかすれた声で叫んだ。


「誰か助けて……!!」


その声は特定の誰かに向けた物ではなかった。

頼れる人はみんな死んだ。

神頼みだったのだ。


その時だった。

「怖かったね、もう大丈夫だよ」


少女は涙で見えにくくなった目を開く。


そこには長い髪の美しい女性の姿があった。

その女性は一太刀で盗賊の頭と腕を切り落とした。


その女性は少女を抱き寄せ、頭を優しくなでた。

「安心するんだ、すぐに終わらせるからね」


そう言ってその女性は全ての盗賊を瞬きしている間に殺した。


少女は少し怖かった。

もしかしたら次は私が……そう頭に過った。


少女の元に戻ってきた女性は泣いていた。

少女はどうして泣いていたのか分からなかった。


そして泣きながら言った。

「ごめんね。ごめんね。私がもう少し早く来ていれば……」


少女はもう怖いとは思わなかった。

今思っているのは「この人はやさしい」だった。


後に聞いたが、女性はこの村に向かっている時に村から出ている火を見て全速力で駆けつけてきたらしい。


泣いて謝る女性に少女は一言「ありがとう」とだけ言って気絶した。

極度の緊張状態から解放されたからだ。




そして現在に至る。


「師匠!朝ですよ!起きてください!」

村を盗賊に襲われた少女……シャルリアは現在七歳になっていた。


「シャルーもうちょっとだけ寝かせてくれないかい」

「だめですよ!朝ご飯出来てるんですから!起きないと師匠の分のご飯も私が食べちゃいますよ!」

「え?ご飯できてるの?起きる起きる!」


シャルリアは村を襲われた後、女性に剣術を教わりながら一緒に旅に出掛けた。


これは後にライラスと会う事になる少女のお話。

最後まで読んでいただきありがとうございます!


「面白い!」「早く続きが見たい!」など思っていただけたなら評価やコメントお願いします!!


次話の投稿楽しみにしていてください!!!

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