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新たな世界で最高の人生記録!  作者: 勇敢なるスライム
第1章 幼少期
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三十四話 剣術の猛特訓!

剣術もしっかりとやると決めてから三日後


ベットから体を起こして木剣を取って階段を下りる。

「母さんも父さんもまだ寝てるのか」

起こさないようにそっと庭に行く。


最近ずっと夜中に父さんと母さんが()()()しているせいでそこまで寝れていない。

するのはいいが、もう少し静かにしてほしい。



それはそれとして、あれから毎日早起きして剣術の練習をしている。

魔術の練習はフィオラが来てから始めるそれまでは剣術だ。

フィオラとの楽しい時間を削るわけにはいかないので早起きして剣術の稽古をしている。


筋トレだけはしっかりしていたので後は技術だけなんだけど、そこがどうにも上手くいかない。

技を使おうとすると剣道の時の技が頭をよぎってくる。


生きていて初めて癖は怖いと実感した。


今は父さんにはいくつかの技を教えて貰って、それが出来るとまた新しい技を教えて貰える仕組みだ。

宿題みたいになってしまった。


今の課題は三つ。


一つは力神流の初級技 武人の型『二連撃』

うん、俺も思った。

名前が普通過ぎる。

まぁ最初の技だし仕方がないかと思いながら練習している。


上、中、下、どの構えからでも使える入門中の入門


しかし名前のわりに難しい。

ただ普通に二回斬ればいいというだけじゃないんだ。


一回斬ったら同じ軌道で帰ってこないといけない、つまり右向きに斬ったら次は左向きに斬らないといけない。


子供の時と違って剣を振ってもぶれることが無くなったからスタートダッシュは出来たけどその後にさぼったのがまずかった。


そして二つ目の技は

全流派共通の技『抜刀斬り』

納刀した状態から抜刀と同時に斬る技だ。

これはすぐに出来た。

昔に遊びでやっていたしイメージがすぐに出来たからだ。


『二連撃』と『抜刀斬り』は何回か練習すれば出来るようになったけどもう一つの技で手こずっている。


技神流の初級技 才人の型 『抜刀騙し斬り』

納刀した状態で利き手で抜刀する振りをして逆手で抜刀する技。

完全に対人ようの技だな、あまり人と斬り合いとかしたくない。

父さんに若いころの話を聞くとモンスターと同じくらい人と戦ったって話しを聞くぐらいだ。


『抜刀騙し斬り』ややこしいし、卑怯だけど理にかなっている技だな。

まぁ、所見殺しだし、格上相手には使えそうにないけど格下相手とか緊張している相手には使えそう。


俺が出来ない理由は単純に左手をあまり使っていなかったので技が綺麗に決まらない。


少しずつ、コツコツと頑張ろう。


練習に熱中していると父さんが起きてきた。

「こんな早くから練習していたのか」

「はい。あまり進展はしてませんが」

「そうかそうか、熱心なのは良い事だぞ!真面目な息子の為に今日は父さんが相手をしてやろう!」

「いいんですか?」

「あぁ!いいとも!何なら毎日してやってもいいぞ!」

「それは僕の体が持ちませんよ」


それより毎晩夜中にプロレスごっこしてるのに元気だな。


「父さんはあれだけ運動してるのに元気ですね」

「運動?あぁ、毎日鍛えてるからな!」


あ、これ分かって無いやつだな。

まさか五歳児にそんな事言われるとも思わないか。


「では、お言葉に甘えて。手加減なしで行きますよ!」

「あぁ!来い!俺は手加減しまくってやるから安心しろ!」


くそ!悔しいが言い返せない。

今日こそ一泡吹かせてやる!


いつものように少し離れてから模擬戦は始まる。

父さんは木剣を中段で構えている。


それに対して俺は構えない。

覚えたての『抜刀斬り』を使ってみたいからだ。


「教えた本人に使っても通用しないんじゃないか?」

父さんは軽く笑いながら、挑発するように言ってきた。


お互いに相手がどう動くかを見ながら構える。


………


軽く深呼吸をする。


「はぁああ!」

右足で強く踏み込み剣が届く範囲まで走る。

父さんは止まったままだ。

もう少しで剣の射程に入る、そう思った時に父さんが踏み込んできた。

やばい、父さんが動かないと思って油断した。


すぐに後ろに跳ぼうとしたが走ってたせいで勢いが付いてしまった、たぶん後ろに跳ぼうとした時には斬られる。


父さんは中段構えから上段に構えなおしてそのまま上から叩き割るように斜めに振り下ろしてきた。

俺はすぐに抜刀した勢いのまま剣を父さんの剣と直角になるように振り上げた。


カンッという高い音とともに強い衝撃が手と腕に走った。

一応は防げた、俺の策はこれで終わりではない!

思っていた結果とは違うがつばぜり合いになる事を予想して第二の策を用意していた!

まぁ、第三の策はないんだけど……


確かに父さんの言う通りだ、師から教わった技を師に対して使うのは愚策だ。

って小学生の頃から道場で習っていた剣道の師範に教えて貰った。


なので父さんに教えて貰った技を囮にして剣道の師範に教わった技で行く。


技名はいまいち覚えていないけど体で覚えている。

左右のどちらかに揺らして隙が出来た方から攻める。

はず何だけど……どっちに揺らそうにも全然動かない、不動だ。

予想外、いや今の俺は五歳、ラウドは今二十代。

年齢が四倍差で身長が約二倍差がある人間に通用する訳がない。


師範、いえ師匠!全然技が通用しません。

どうすれば良いでしょうか!


するとどこからともなく声が聞こえた。(ライラスの妄想)

「フォッフォッフオッ」

こ、この声は師範!

「教えたじゃろ、つばぜり合いになったら引くのも大事じゃと」

そ、そうだった!てっきり忘れてました師匠!

「常に精進するんじゃぞ」

は、はい!師匠!


って事で一旦引こう。

因みに本当の師範はもっと厳しい人でした。



俺が強く押すとその力をねじ伏せるように父さんが押し返して来た。

それを利用して反対に体を動かして相手の体制を崩す。

おし!成功だ!父さんが少しバランスを崩した。


俺はその反動で剣が下向きになり父さんはそのまま地面に剣を叩き付けた。


すかさず剣を振り上げる用に父さんの腹に目掛けて斬り上げた。

ここで勝ったと思いたいがまだ油断してはまた負ける一瞬父さんの顔を見てみる、目を見開いて焦っている用に見えた。

ここで勝利を確信した、やっとだやっと父さんに一回勝てた!


その一瞬の考えが甘かった。


焦っていた用に見えた父さんの顔から一変して余裕のある顔に変わった。


「残念だな、ライラス」

その時父さんは笑っていた。


父さんの腹に目掛けて振り上げた剣が甲高い音を立て、強い衝撃が迫り俺がバランスを崩した。

腹に当たればこんな音はしないしこっちにこんなに衝撃が来るのもありえない。


後ろに倒れる時に父さんを見てみた。


何故か地面を強く叩き付けてすぐには動かせないはずの剣を持って父さんが平然と立っていた。


バランス崩してやっとの思いで作った隙に入れた完璧な攻撃が何事も無かった様に防がれた。


訳の分からないまましりもちをついた。


予想外の出来事で次の攻撃の事が考えられなくなった。


「ライラス、油断したらダメだろ?」

「そんな、今のは完全に勝てたはずです!いったい何をしたらあの状態から防げるんですか!」

そう、あの状況なら勝てたはずだ。

誰だってそうだ、勝てると確信したと思ったら次に気づいた時に負けていたら

「まぁ、落ち着け。すぐに説明してやるから!」


ーーーー


父さんに説明されたのはこんな感じだ。


体制を崩した時に剣が強く叩きつけられたが、その剣を蹴り上げて無理やり体制の悪いまま防いだそうだ。


「剣を蹴るのはずるくないですか」

「戦闘時に反則なんて言ってられないぞ~」

「確かにそうですけど……それは剣士としてどうなんでしょうか」

「ぷっあははは!」

「どうしてここで笑うんですか!!!」

「いやーすまんすまん、ライラスが師匠と同じこと言ってたからついな」

「父さんの師匠ですか?」

「あぁ。そうだ!俺がガキの頃にな模擬試合をしたんだがその時に剣を蹴り上げて攻撃を防いだんだ!まぁ師匠は容赦ないからな、攻撃は防いだけどそのまま吹き飛ばされたんだけどな!」


うそーん。

父さんが攻撃を防いだ上から吹き飛ばすとかどんな人だったんだろう。

やっぱり筋肉マッチョなのだろうか。

それとも白髪の老人とか常に無口な人とかかな?


「父さんの師匠はどんな人だったんですか?」

「そうだな、一言で言えばやばい人だったな!」

「それじゃあ分からないですよ!」

「この話は終わりだ!さぁ今日はみっちり特訓するぞ!」

「えー今日はもう疲れましたよ、主に精神的に……」

「そこは、はい!だろー!つべこべ言わずにやるぞ」

「は~い!」


そこからみっちり特訓した。

そして一度も剣が当たらなかった。

フィオラが来た時には体がボロボロでフィオラに心配された。


       父さんには当分勝てそうにないな。


最後まで見てくれてありがとう!

評価やコメントよろしくね!


次話の投稿をお楽しみに!!!

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