三十三話 これからの方向性
最近のフィオラは順調に魔術を覚えている。
魔術教本に乗っている四属性の初級魔術はもう6~7割は覚えている。
まぁ、魔術教本に乗っているのは四属性の魔術と回復、解毒の6種類だけなんだけど。
父さんに聞いたら四属性以外にも色々な属性があるらしい。
それらの魔術は《特殊魔術》と呼ばれているそうだ。
風属性の応用の『雷魔術』
水属性の応用の『氷魔術』
などがある。
・氷を使う魔術は中級以降の水魔術にもあるが、それは水魔術で水を作ってから水温を魔力で調節しているから使える。
魔力を水に変える、凍らす、放つ。
この3工程で氷を使うのが水魔術。
・氷魔術は魔力を最初から氷に変えてから使う
氷を作る、放つ。
この2工程で済むのが氷魔術。
似ているようで魔力の消費量も効率も早さも全然違う。
そして雷魔術も同じような感じだ。
残念なのが特殊魔術に関しては努力して使える様になるわけではない。
特殊魔術は生まれつき持っている人だけが使える極めて特別な魔術なんだとか、詰まる所俺は特殊魔術なる物がつかえないのだ。
ユニークスキルといい、特殊魔術といい。
不公平な世界だ。
これがゲームと現実の違いって事なのか……
俺は少しの運と努力だけで強くなってやるからな!
それとスキルだ。
スキルにに関してはいつ考えても分からない。
例えば料理スキルだ、料理スキルの階級が初級から中級に変わったらいきなり料理が美味しくなるのかと言われればたぶん違うと思う。
現実ではそんな事あり得ないだろうしそれは異世界でもたぶん同じだろう。
一応は英検の1級とか柔道の黒帯見たいなランク訳しているだけだと思うと納得が行くのであまり気にはしていない。
俺もユニークスキルとか特殊魔術とか凄い異能力とか欲しい。
父さんが即席魔力付与とか言うチート見たいなユニークスキルを持ってるんだし俺にもユニークスキルが出てもいいと思う。
広範囲をドカーンとやるような魔術を一度使ってみたい。
エ〇スプロージョン!!!
おっとこれは言っちゃダメな奴だ。
まぁ、夢ばかり見ず、しっかりと練習していこう。
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俺は異世界に来れた事が嬉しかった。
神様に与えられた能力は欲しくなかった、と言えばウソになる。
でも自分で練習して魔術が使える今の時間がとても充実している。
昔から望んでいたことが現実になった。
家族にも恵まれた。
もう望む事はない、後はこの人生をどう歩くかは俺次第だ。
異世界に来てもう五年になる。
今までは漠然と生きてきたが最近、方向性を決めた。
俺は冒険者になる。
誰からも慕われるぐらい強くなって、信頼できる仲間と共にワクワクするような冒険をしてやる!
その為にはもっともっと強くなろう。
森でトロールと戦った時に分かったが魔術だけでは勝てない相手がいる。
せめて俺が上級魔術を使えていたらトロールを倒せたかも知れない。
俺が魔術と同じくらい剣術を熱心に練習していたら倒せたかもしれない。
前までは初級の型の練習と体を鍛えるためにしていただけだった。
魔術と同じくらい剣術も練習していこう。
それにはまずラウドに色々教えてもらって模擬戦をたくさんして中級を名乗れる剣術士になろう。
今の俺は。
剣術は力神流と技神流の両方を初級。
魔術は四属性と回復魔術を中級まで覚えている。
今は五歳だから十歳……いや七歳までに、剣術を中級まで、魔術を上級まで使えるようにしてやる!
お待たせしました!
少し短かったですがどうでしたか?
次は早めに書きます!
次話の投稿楽しみにしていてください!!!




