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新たな世界で最高の人生記録!  作者: 勇敢なるスライム
第1章 幼少期
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二十一話 森の調査!探索編


「さあ!ライラス!気を引き締めろよ」

父さんの掛け声とともに森に入っていく。


一言に森と言っても樹海や密林など色々な種類があると思う。

その中でこの銀狼の森は至って普通だった。


上を見れば太陽の光が見えるし木もそこまで密集していない、道の様なものはしっかりとあって足場も悪くない。


思っていた森ではなかったがこっちの方が歩きやすくて助かっている。



「父さん。まずは何から調べますか?」

「そうだなー俺も何したらいいかはわからないんだが。まぁ異変があれば次期にわかるだろ」


ラウドって以外と適当な所あるな。でも何したらいいか分からないのは事実だし、今はゆっくり探索しておくか。


っと思っていたんだが‥‥‥


歩いていると横に変な形の木があったので面白くてつい見ていた時だった。


「止まれライラス」

「え?」

ラウドが止まれと手で合図したが余所見していたのでいきなりは止まれずにラウドの手が顔に()()

結構痛かった。


「前方に2、いや3体。あれはホーンボアだ。E級の猪形モンスターで角が発達している。草食だが気性が荒い、人を見つけるなり角を突き出し突進してくるモンスターだ。覚えておけよライラス、アイツは以外と色んな森にもいるからな」


「父さん。紹介はありがたいんですが、なんかこっち見て『グルルル』って言ってるんですけど‥‥‥あれ大丈夫ですか?」


「ああ、手遅れだな。あれだと数秒したらこっちに向かって突進してくる、倒せることには倒せるが‥‥‥今は逃げるぞ!」


ラウドがそう言いながらもう逃げていた。なんて逃げ足が早いんだ!

「え?あ!どうして逃げるんですかー!」

そう言いながら、ラウドを追いかける。



「この森はネイルウルフの縄張りだ!そのネイルウルフはホーンボアを食べる、だからホーンボアの血の匂いにすごく敏感なんだ、ホーンボアを斬ってしまうとすぐにネイルウルフが集団でやってくる」

「なら魔術を使えばいいんじゃないですか!」

「それも駄目だ、血が出ずに一掃できる魔術だと火魔術だが火魔術は森では使えない。他の魔術でもできるがそれだとライラスが危なくなるかもしれない!今はとりあえず逃ろ!」

「わ、わかりました!」


ホーンボアから走って逃げている時だった。

「おし、いいことを思いついた!」

そう言うと走っているのをやめてラウドが勢い良く振り返る。


「ユニークスキル!【即席魔力付与(エンチャント)】(火炎)」

ラウドがそう言うとラウドの持っている剣が赤色に染まった。


「最近使ってなかったからすっかり忘れてたな。力神流 武人の型」


そこまで言うとホーンボアの一匹がラウドの剣が届く範囲まで近づいていた。

紫電一閃(しでんいっせん)!】


「え?」

ラウドの剣が一瞬光ったあと思ったら目の前にいたホーンボアが真っ二つになっていた、しかも血が一切出ていない。

それを見た他の二体のホーンボアは逃げて行った。


「今いったい何が起こったんですか?」


「ん?ああ、最初の方から説明するとな。俺がさっき使った【即席魔力付与(エンチャント)】は俺のユニークスキルだ!スキルの話は前にしたよな?」


「はい、詳しくは分かってませんがスキルがあれば何をするにしても得することが多いんですよね?」


「ああ、スキルは()()()()する【常時発動スキル】と使()()()()がないと発動しない【任意発動スキル】の二つある。そしてユニークスキルは特定の人にしか使えないスキルの事だ。今俺が使ったユニークスキルは任意発動スキルだ」


「なら【即席魔力付与(エンチャント)】は父さんにしか使えないんですか?」

「そんなことはないぞ、他にも使えるやつはいると思うが、少ないだろうな」



「即席魔力付与ってどういう効果なんですか?」

「少しの間だけ武器や防具に魔力付与(エンチャント)が出来るんだ。普通エンチャントは鍛冶師などが武器など作る時に付けないとダメなんだが、俺のユニークスキルだとそれが少しの間だけだができるんだ」


すごいスキルだな、汎用性がすごく高い。


「今回付与したのは火炎だ。武器に火属性をつけれる。火属性がついた事で剣がすごく熱くなったんだ」

「だから血が出なかったんですね、斬った所が高熱で傷口が焦げたからですか!」

「そう言うことだ!」


「なら【紫電一閃】はどんな技なんですか?」

「あれは力神流の極級の奥義だ!」

「あれ?父さんって超級のはずですよね?どうして極級の奥義が使えるんですか?」

「級を名乗るには二つ以上の技を習得しないといけないだろ?俺は【紫電一閃】しか使えないからな」


一つ覚えるだけでも名乗っていい気がするけどな。正直名乗るのは自由だし。


「さあ、勉強もそこまでにして探索を続けるぞ!」

「了解です!」



ーーーー


あれから五度もモンスターに襲撃された、ラウド曰くこれは多いらしい。モンスターもそこまで好戦的ではなく巣に入ったり食糧を荒らされたりなどした時に襲って来るのだが、今回は何もしていなくても襲ってきている。


モンスター達は森の奥から来ているが何かから逃げるように必死に走って来る。その時にたまたまラウドがいたから襲っていると言う感じだ。


やはりこの森では何かが起こっている。


「そろそろ森の奥だが、今の所原因がわかりそうにないな」

「森の奥には何があるんですか?」


その答えが帰ってくる前にラウド一瞬硬直した。


「なっ!?」

ラウドが向いている方向に目を向けると‥‥‥子供が倒れていた。耳が普通の人より長い女の子だ、あれはエルフか?


「だ、大丈夫か!?」

ラウドが慌てて女の子の所に走っていった。


「大丈夫か!?」

「んっ」

気絶しているエルフ?の少女はうなされているように声をあげた

「意識はある、大丈夫だ!怪我もかすり傷程度だ。しかしこの子どこかで見たことが‥‥‥」


「みてください!父さん!」

ライラスはエルフの少女も気になったがさらに気になることがあった。エルフの少女が倒れていた近くの太い木がへし折れていた。


「いったいここで何があったんだ!?」


そんな話をしているとエルフの少女が目を覚ました。


「んっ?」

少女は目を覚ますと辺りをキョロキョロと見回した。


「パパ!?」


「落ち着いてくれ!君はここで()()で倒れていたんだ!パパも一緒だったのかい?」


「助けて下さい!パパが!パパが!」

エルフの少女は泣きながらラウドに説明をした。


ラウドは泣きじゃくっているエルフの少女から必死に話を聞いた。

「なに!?君はパパと森の奥に行って大きなモンスターと出くわしたのかい?」



「はい、それで、私に逃げるように、言ってパパが!」


「わかった!大丈夫だ!すぐに君のパパを助けに行くからね!ライラス!その子を連れてきてくれ俺は先に森の奥に行く!」

「了解しました!」


ラウドは必死に走って森の奥に到着した。


森の奥は広場になっていた、そこでは1人の男性と大きなモンスターが戦っていた。

「ライゼン!」

「ラウド!良いところにっ!」

ラウドはその男性の事をライゼンと呼んだ。


ライゼンはこの村に来てから良く一緒に村の見回りをしているラウドの友人だ。


ライゼンが戦っている相手はジャイアントトロールと言うモンスターだ。

A級モンスターで人に似た二足歩行する怪力を持っているモンスターで全長は2~3メートルもある巨体だ。

さらに高い自然治癒能力を持っていて、剣で切り傷をつけてもすぐに回復されてしまう。


ライラスはなぜこんな小さな村の小さな森の奥にジャイアントトロールの様な強いモンスターがいるのかがわからなかった。


が、今は考えるより先にコイツを倒さないといけない!


ライゼンはジャイアントトロールの猛攻撃を防ぐ事しかできていなかった。逆に言えばA級のモンスターの攻撃を防げる実力をライゼンは持っていると言う事だ。


「大丈夫か!」

ラウドが剣を構えてジャイアントトロールに向かって走って行きそのまま横斬りをした。


がラウドが来たので一旦ジャイアントトロールはバックステップして避けた。

すかさず火魔術のフレイムピラーを使って追撃、しかしネイルウルフの時の様にはいかずせいぜい時間稼ぎが良いところだ。


「助かる!ラウド、ここに来る道中に俺の娘、フィオラを見なかったか!?」


その時に思い出した。さっきの少女はライゼンの娘だ!昔に家に遊びに行った時にチラッとだけ見たから見覚えがあったのか。


「安心しろ!俺の息子が今保護している、後少しでここに来るはずだ!それまでにコイツを片付けるぞ!」


「本当に助かる!俺も1人じゃ勝ち目がなかったがラウドが入れば勝機が見えてきた!」


「さぁ!さっさとこの化け物(ジャイアントトロール)を倒すぞ!」

「ああ!」

ようやく新キャラ登場です!


次回は

ライラス&ライゼンvsジャイアントトロール

です!


楽しみにしていてください!

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