十四話 職業見学①
今回は父のラウドの職業見学です!父の立派?な姿が出てくるので楽しみにみてください!
気軽に最後まで見ていってください!
(ライラス目線)
只今、ラウドと剣術の稽古中。
その時、俺はふと思ってしまった、最近毎日同じような生活をしている気がする。
俺が最近していることといえば
朝起きて、走って、剣術の稽古して、魔術の訓練して、暇さえあれば散歩して
本当にこのままでいいのだろうか、、、
「なんかこう、異世界っぽいことがしたいな」
「いきなりどうした、ライラス」
例えば、剣や盾を持ってモンスター倒しに行くとか、ダンジョン潜りに行ってお宝ゲットするとかしたいな。
俺、異世界転生したまでは良かったけど、この世界で何して生きていこうかな?
やっぱり冒険者かな?それとも傭兵とか、商人とかかな?
「おーい、ライラスー」
さすがに魔術と剣術は使いたいしなー
まあ将来何するかはもう少し後でいいか。
「大丈夫か?ずっとボーっとして」
「はい、大丈夫ですよ父さん」
「それならいいんだが……」
今日は訓練が終わったらどこかかいつもと別の場所にでも行こうかな?森とかはモンスターいるらしいからあまり近ずかないようにしないとな。
ぶっちゃけモンスターとかにあって死にたくないし。
どうしようかと考えているといいことを思いついた。
剣術の稽古が終わって、昼飯をたべているときに、父に頼んでみる。
「父さんの仕事が見てみたいです!」
父さんの仕事を見ていればこの世界のことも少しわかるだろう。
「おお!!何だ俺のカッコいい姿がそんなに見たいのか?」
「違いますよ」
めっちゃ嬉しそうだな、、、子供に仕事みたいって言われるのがそんなに嬉しい物なのか?
「おいおい!そんな可愛そうなやつを見るみたいな目でこっちを見るなよー」
「そんな目で見てませんよ」
俺は今この人生で始めて嘘をついてしまった。
何を持っていこうか父さんはメインが剣術だから一応モンスターと戦う事を考えて魔術の援護ぐらいしかできないから母から貰った杖を持っていこう。
「ライラスもう行くぞー」
おっと、もう出発か
「わかりましたー今行きます」
腰に杖を付けて父の所へ向かう、完璧な装備だ!
「おし!それじゃ仕事に行くか!ん?ライラス杖なんか持ってどうした?」
「一応モンスターと出くわすかも知れないじゃないですか?
念のためですよ」
「流石はライラスだな、でも大丈夫だぞ!モンスターが出ても俺一人で充分だからな」
「本当ですか?後で 『助かった、ライラス』 とか言うかもしれませんよ」
「俺の信用薄いな!大丈夫だ!俺の仕事はそんなに危なくない、、、時の方が多いからな!」
おいおい、危ないとき時があるのかよ
少し警戒しておこう。
「それより行くぞ!」
「はい!」
ーーーー
「父さんってメインはどんな仕事してるんですか?」
「そうだなーだいたいが町の見回りぐらいして終わりだな、たまにモンスターとかが森から出てくる時があるけど」
やっぱりモンスター出てくるのかよ、でも試しにどれだけ魔術が通用するか試してみたいな。
「お前今戦って見たいとか思っただろ」
え、なんで?俺、口に出してたか?
「なんでわかったんですか?」
「ライラスが昔の母さんに似てるんだよ、新しいモンスターの話をしたら楽しそうに聞いてくれて何をしたら倒せそうかとか考えてたりしてな」
あの温厚そうな母さんにもそんな時期があったんだな、ちょっとビックリだ。
「母さんにそんな事あったんですね」
「あの頃の母さんは無邪気で意地っ張りだったんだぞ?でも今は立派な母親になってる、やっぱりエレカはすごい、俺はまだまだガキのままだ。」
ラウドは遠くの空を見ながらそう言った。
ラウドが珍しく謙遜しているので、少し慰めてやろう
「でも僕は父さんも立派に見えますよ?」
完璧なフォロー!これでラウドも少しは元気になるだろ
「そうか?そうだな!そうだよな!いやぁー俺が立派かー
うん!そうだよ俺立派なんだよ!」
少し前言撤回だ、ラウドは立派な父親じゃないな。子供に誉められただけで大喜びする所が特にそうだ……こればっかりは自分が親にならないとわからないのか?まぁ純粋ともとれるが……
ラウドのこう言うところが母さんに好かれた所なのかもな
めんどさいので適当に流しておこう。
「そうですよ!じゃあ仕事に行きましょう、早く父さんの仕事が見てみたいです!」
「ああ!俺のカッコよくて立派なところを見ておけよ!ライラス!」
このお調子者めんどくせー、俺の父はきっと誉めるとダメなタイプだ。
ーーーー
家から町に繋がる一本道を通って町の中心部までやってきた
「今思ったんですがこの村って結構広いですよね?」
「ああ、確かにそうだな、田舎にしては広い方だ、まあもっと広い村ならたくさんあるが、この村は近くに森があって海もあるからこの町に住もうと思ったんだ。」
海なら家の窓から何度か見たことがある、太陽に反射していてとても綺麗だった。
周りを見てみると5つほど道がわかれている。
「今からどこに行くんですか?」
「今からは村の見回りをするから適当に歩くぞ」
適当って、せめてどこ行くかとかは決めとけよな
「どこに行こうかな、ライラスはどこか行きたいとことかあるか?」
「行きたいところですか」
行きたいところはこの前散歩でだいたい行ったからな...そうだ詳しくはわからなかったしもう一度行ってみようか。
「どこでもいいなら武器屋に行ってみたいです」
「そうと決まれば武器屋に行くぞ!」
「はい!」
村の中央から少し歩いたところにその店はあった
やはり田舎だけあってそこまで種類はなっかたが父さんが言うには結構質のいいものが置いているらしい
「武器ってどんな種類があるんですか?」
「そうだな、剣や槍、斧に杖とかだな 力神流の奴らはだいたいが剣か刀を使っているが例外もいるからなー、技神流の奴らはそれこそ何でも使うぞ、特注で自分専用の新しい武器なんか作ってるやつまでいるからな」
「そうなんですか、そんなことする人もいるんですね」
「力神流は戦い方はシンプルだ、たがそこが力神流の強いところだ!技神流は戦い方も使う武器も多すぎる、そこが技神流の強いところだ、二つとも強さはだいたい同じだな」
「力神流と技神流の他には流派はないんですか?」
「一応だがあと二つはあるんだ、1つは
"極神流"極神流は流派の中で一番強いとされている流派だ」
「ならなぜ極神流は使われていないんですか?」
「極神流は確かに強いが使える人がすごく少ないんだ、俺が今まで生きてきて極神流を使ってるやつを見たのは二人だけだ」
「なんでそんなに少ないんですか?」
「極神流は強すぎる故に普通の剣士に体が耐えられない、俺は力神流と技神流の二つを使えるが極神流はだめだった、極神流の戦い方だと1分と耐えられなかった」
俺はラウドとは何度も打ち合いをしているがまったく歯が立たない、そのラウドですら極神流を使えないのか……極神流に少し興味があるな 極神流を使えるようになればラウドにだって勝てるかもしれない
「父さんが使えないんだったら数が少ないのも納得ですね、それであともう一つの流派は何なんですか?」
「もう1つは正しくは流派じゃないんだがな、
"我心流"と言うんだ!まあそのまんまなんだが……分かりやすく言うとどの流派の戦い方にも属さない戦い方は全部我心流だな自分で名前とか決めてるやつもいるぐらいだ」
「我心流だと戦う時は厄介ですね、全員戦い方が違うから対処ができませんね」
将来もし剣士と戦う事があると自己流と極神流には要注意だな
「そうだな力神流と極神流は対策がしやすいが技神流と我心流は対策がしにくいから倒すにはすぐに戦い方を把握するか攻撃される前に倒すかだな、まあ大体は前者になるがな」
確かにそうだな攻撃される前に倒すなんて芸当は強さにそうとうの差があるか不意討ちする時ぐらいだしな
「今思ったんですがどの流派が一番 人が多いんですか?」
「そうだな、一番人数が多い流派から挙げていくと
技神流、力神流、我心流、極神流だな!」
「技神流が一番多いんですね、僕はてっきり力神流だと思っていましたよ」
「技神流は冒険者や護衛にすごく人気があるんだ。自分にあった戦い方が見つけやすい」
「そうなんですねやっぱり僕も技神流の方が性にあっているきがします」
「もしかしたらだがライラスなら極神流が使えるかもな!」
「それ本当ですか!!!」
「いやわからんけど、使えそうな気がしただけだ」
なんだよ!わからないのかよ、少しだけ嬉しかったじゃないか少しだけ、ほんの少しだよ?
「まーいいです、早く武器屋行きましょう」
「ああ、そうだな、行くか!」
最後まで見てくださって有難うございます!
今回は①だったので②もかきます!よかったら②がかけたらまたみてください!