十二話 才能
投稿が少し遅れてしまいました
短いですが気軽に見ていってください!
(ライラス視点)
昔の俺(前世)では剣道部最強の高校生だった、もちろん世界一位でも日本一位でもなかった平凡な高校生でもあった。
でも強いのは事実だった…それなのに
「どうしたライラス!もうおしまいか?」
ただ今剣術の稽古中、ニヤニヤと笑いながら俺の攻撃を受け流して攻撃してくる。
なんでこんなにボコボコにされないといけないんだか……
「父さんの強さはは化け物級ですね」
「何言ってるんだ、まだまだ10分の1も出してないぞ」
嘘だろ……こんなに動きが早いのに10分1とか…俺剣道やってて意味あったのか?心配になってきたぞ……
「俺より強いやつなんて探せば100や200はいるだぞ!」
「父さんより強かったら倒せない敵なんていないんじゃないんですか?」
「確かにそうだなーこの辺のモンスターは余裕で倒せるな。でもな、俺は冒険してたんだ。ダンジョンに入れば強いやつは結構いいたぞ?ボスモンスターやらレアモンスターなんか、もう二度と見たくないやつもいるぐらいだ」
「父さんが二度と見たくないモンスターってどんなのがいたんですか?」
「そうだな、例えばアシッドアントなんて最悪の極みだな。強酸を吐いてくるアリなんだけど」
「そんなに強かったんですか?」
「強いと言うよりは数が多かったな、見た限りで100匹はいたと思う、しかも全員が、当たると皮膚や防具が溶けていく強酸を吐いてくる。初めて戦った時は死んだかと思ったぞ」
アリで100匹程度で二度と見たくないってラウドが軍隊アリ見たら発狂して死にそうだな。
「そんなに強いモンスターなのに勝てたんですか?」
「ああ、最初は避けながら一体ずつ倒していたんだが仲間が火魔術で焼いたんだよ…何で俺魔術使わなかったんだろうな。何のために魔術覚えたんだろって思ったな」
「まあ倒せたんだからいいじゃないですか」
「そうだな、じゃあ今日は稽古終わりだ!おつかれ!」
「ありがとうごさいました」
やっと終わった、今日は何をしようか。
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昼食を食べ終わった後に話初めた。
「母さん少し散歩に行ってきます」
「あら?ライラス散歩に行くの?」
「はい!変ですか?少し気分転換にとおもったんですが…」
「ううん!違うの!ライラスが散歩に行くのが嬉しいのよ!」
子供が散歩に行くのが嬉しいってなんでだ?うっとうしい息子がいない時間がそんなに嬉しいのか……まぁ違うだろうけど。
「どうしてですか?」
「最近魔術と剣術の稽古で忙しかったでしょ?だから息抜きして欲しかったの!」
「そうなんですか…では、思いっきり息抜きしてきますね」
「気をつけて行くのよー!」
「わかってますよー母さん!」
「さーてどこに行こうか?」
この世界の事を知るために町の中央にでも行くか…
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(ラウド視点)
剣術の稽古後
「ふぅーやっと終わった…ライラスは本当に五歳か?まだ型も教えていないのに前から剣を持っていたのかって言うくらいだ、それに剣筋がまったくぶれてなかった、10歳の時の俺と今のライラスが戦ったらたぶん負けるぞ……
これが才能の差か。
「まったく、自分の種が怖くなってきた」
「何言ってるのよ!ラウドはお父さんでしょ!しっかりしないと!」
「そうだな母さんの言うとおりだ!」
母さんの為にもライラスの為にも俺がしっかりしないとな!
最後まで読んでいただきありがとうごさいました
これからもよろしくお願いします!