十話 帰宅途中
前回:母さんの前で魔術を使った。
少し遅くなりましたが気軽に見ていてください!
俺は母を襲った盗賊を"魔術"を使って倒した。
少し、いや、だいぶ感情的に怒ってしまった。
大変反省しております。
しかし親には魔術が使えることがばれてしまった。そして今は帰宅途中で魔術の話している。
「育ちが早い子供だとは思っていたが、まさかこの年で魔術が使えるとは、お父さんビックリだぞ!」
「そんなに驚くことですか?普通に魔術教本を読んで唱えただけですよ?」
「この年で文字を理解できてる時点で凄いのに……てかなにで文字を覚えたんだ?」
やばい!そのへん詮索されたら色々とまずい、転生者ってばれたら色々まずいって!
「ラウドったら良いじゃないの、ライラスは周りの子供より少し成長が早いだけじゃないの」
「いや!早すぎだろ、本当にできすぎた息子だな!父親の俺もビックリだぞ。ライラスはどこまで魔術が使えるんだ?さっきは中級までって聞いたが、本当か?」
「はい、中級魔術は一通り使えますよ。でもこの前まではファイア・ボールなどはとばせなかったんですが……」
「ほぉーこれは剣術も期待できそうだな!っで、どっちの流派だ!力神流か技神流か?ライラスならどっちが使いたい?お父さんが教えてやるぞ!」
おっさんがぐいぐい来るなよ気持ちわ……自分の親だったの忘れそうになったわ。
「もう、ラウドったら剣術を教えたい気持ちはわかるけど剣術はもう少し大きくなってからよ!わかった?」
「わかってるよー、じゃあ!五歳になったら剣術の稽古しような!」
「もー!全然わかってないじゃないの!あまりライラスに無茶はさせないでよね!」
ラウドはどんなけ剣術を教えたいのか……あれか、男の子が産まれたら一緒に野球がしたいのと同じ感覚なのか。
「いいじゃないか!ライラスも剣術使えるようになりたいよな!」
「え?あ、はい、確かに使えるようにはなりたいです!」
「そうかそうか!その調子だ!」
「そろそろ家が見えてくるわよ!」
家に続く長い道は話ながらだとすぐに感じる。
「今日の飯は何なんだ?焦って走ってきたから腹が減ったよ」
「帰ってからのお楽しみよ!」
「わかったよ楽しみにしとく!」
ほんとに仲良しだな、てか俺何回これ思ってるんだろ。
家に帰ってからは父に言われた魔術を使って見せた
「ファイア」
俺の手から小さい炎がでた。
「ライラスお前詠唱してないのか?」
「はい、最初は使ってたんですけど面倒だったのでカットしました」
「はっはっは、さすが俺とエレカの子だ魔術の才能があったのか!」
「二人とも魔術が使えるんですか?」
「ああ、俺は攻撃系の魔術をほとんど使えるぞ!母さんは補助系の魔術をほとんど、二人とも上級ぐらいまでは使えるんだぞ!すごいだろぉー」
なんか腹立つな、てか上級でほとんどって言っちゃうのかよ
でも上級が使えるのか!俺も使えるといいな!
その後はご飯を食べた、今日はパンと野菜と豆のスープだった。
野菜の味が豆に染み込んでいて美味しかった。
まさか父さんと母さんが上級魔術まで使えるとは思わなかった。
てっきりゲームで言えば村人Dぐらいの夫婦だと思っていたのに……
上級がどのくらい強いかはわからないがまあ、普通の国の兵士よりは強いんだろう。
今日はまあ……寝るか。
最後まで読んでいただきありがとうごさいました!
次話も楽しみにしてください!