八話 心配な母親 エレカ・クリウス
子供を育てる上で母親は一番頑張らないといけません、一人で育てるのではなく夫やその他の人の力を借りたりしながら子育てをします。
そんな母親エレカ・クリウスの心配事をかきました。
気軽に見ていってください。
私はエレカ・クリウス。ラウド・クリウスの妻で子供は一人息子で長男のライラス・クリウスがいます。
私の実家は宿屋を営んでいて宿屋の3人娘の次女が私だ。
当時の私は16歳、成人になったばかりの頃だった。
私がラウドと初めて会ったのは宿屋の店番をしている時だった。店に入って来たときに私はラウドに一目惚れしてしまった。
ラウドが泊まったその日、ラウドが食堂でご飯を食べてる時に私は勇気を出して話しかけ用としたが、話しかけることができなくてもじもじしていた。するとラウドの方から話しかけてくれた。
少し話しをしているうちに意気投合して仲良くなった。その時にラウドが自分が冒険してきた話をしてくれた。
すごく深い洞窟に迷い混んだ話や手では数えるとこが出来ないほどのモンスターに囲まれた話など私が想像もしないようなことなどたくさんの武勇伝を話してくれた。
しかし楽しかった時間も短く、ラウドがもう次の冒険に出ていくと言った。
私はラウドに私の思いを伝えることにした、その時の話はこうだった。
「私実はラウドの事が好きなの! 私を冒険に連れていってください!」
「そうか、うれしいよ」
「じゃあ!」
「でもダメだ! 俺もお前の事が好きだ。一目惚れだった。だが俺なんかといてもお前は幸せになれない、俺は冒険者だ。命がいつなくなるかわからない、だからダメだ」
そう言われて告白は断られてしまった。
それで私はラウドが宿屋を出ていってから近くの町にでて私は冒険者になった。ラウドが聞かせてくれた冒険話がとても面白かったからだ。
旅を続けている内にラウドとばったり会ってもう一度告白をした。
そしてOKをもらって結婚した、18歳でようやく子供が産まれて
今に到っている。詳しい話はライラスが大きくなったら話してあげよう。
これで私とラウドの昔話はお仕舞い。
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私は自分の子供、ライラスが心配です。
ライラスが心配になったのは3才ぐらいの頃からだ、ライラスは歩けるようになると色々な所に出没した。
ライラスがよくいる場所は二階の、私と夫のラウドの寝室だ。
どうやって二階まで上がれたのかわわからないが、寝室では文字も読めない年なのに本をずっと見ている。
もしかしたら本が好きなのかもしれない。
最近ではラウドがよくライラスに剣術の話をしている。
ライラスは理解しているように話をまじまじと聞いているのだけれど本当にこの年でわかっているのだろうかと思うときがある。
そして最近一番心配なのはライラスの周りでおかしなことが起こっている事。
ライラスが昼寝していると周りの草が燃えていたり雨も降っていなかったのに水に濡れたように草に水滴がついていたりしている。
ライラスの周りでは何が起こっているのかしら、心配だわ。
それなのにラウドったら心配しないでいつも
「大丈夫だろ!」や「心配のしすぎだよ!」など
適当に返事してくる。
ラウドからしたら男の子だし大丈夫だろと言う考え方だけど私はやっぱり母親として心配だ。
子供を育てるのは初めてだけど私の母から聞いた話では子供に対して父は厳しく、母は優しくらしい。
まあラウドは優しいのであまり母の教えは頼りにしていないのだけれど。
最近ライラスが普通に話せるようになっているのだけれど、私の事は母様でラウドの事は父様と呼んでいるのが何だか他人行儀な呼び方であまり子供らしくないように思えてしまう。
まあ礼儀が正しいのは良いことなのだけれど。
ライラスもそろそろ大きくなってきたしもう少し年月が立てば学校に通わした方が良いのかしら?
私は3年間だけど学校に通っていた、ラウドは学校に通わなくても良いと言っていた。
やはり子供を育てるのは難しいものだわ。
ライラスに友達ができるのかも少し心配です。
でもあの子は礼儀が正しいから大丈夫だとは思うけれど。
ライラス、お母さんはやっぱり心配です。
最後まで読んでいただきありがとうごさいました!
どうでしたか?
エレカとラウドの出会い話も書きました!
次話も楽しみにしていてください。