マガレラ・クルシャティーナ
「ちょ、え、奏汰?戦うんじゃないの?」
「いいか奏、この世にはな戦わずして勝つって言う言葉があるじゃないか」
…ぜったい意味間違ってる。
「ねぇ、奏汰?カッコつけてるところ1つ言っておきたいんだけどさ、あいつ空間移動っていう能力持ってるんだよね…」
「え、そういうの先に言って欲しかったんですが…」あれ、これ詰んだんじゃね、
その時目の前で空間が歪む、まるであの時のように…、歪みがなおった時、俺の目の前にはバケモノともう一人、マガレラ・クルシャティーナ当人がいた。
「やばいって、感じたから飛んできたんだけどこれは…やばいわね。なんで、こんな所にプラゲトリードデスカースがいるのかしら、まぁ、なんとかなるかなぁ、全力出してやっとってとこかしら。ちょっと下がっててね?そうじゃないと巻き込まれて死ぬわよ?まぁ、あなた達には結界を張ったから死ぬことはないと思うけどね。」
「さぁ、ちゃっちゃと片付けますか。」
そういうと、クルシャティーナさんはデスカースに向かって極大魔法の詠唱を唱える
「円環の理を統べる者よ、蒼き世界を崩壊へと導き原初へと還せっ!」
『リワインドタイム!』
あれって、禁忌の魔法じゃなかったっけ…。自分の指定した範囲の時間を何度でも巻き戻すことが出来る魔法、つまり同じ時間を何度でも繰り返せる。なので
俺の体感時間では1秒もなかったがクルシャティーナさんは止まった世界で4時間も戦っていたらしい。どうも、巻き戻す前に空間移動されて大変だったとか…。いや、まてまてまて、4時間で倒しちゃったのか、あのバケモノを…。
「あーー、疲れた。帰るか…。」
「ちょっと、クルシャティーナさん?」
「あぁ、忘れてた、えっとー、奏汰くんと誰?」
「えっと、私は奏汰くんと一緒に旅をすることになった朝霧奏です。」
「奏ちゃんね、分かった。じゃ、行こっか」
そういうと、突如身体か浮く感覚におちいる。
浮く感覚がなくなり、目を開けるとそこは山の頂上つまり、マガレラ・クルシャティーナの家であった。
4日ペースで投稿したいと思ってるんですが、出来なかったらごめんなさい。