超絶美少女
ある日、家に1通の手紙が届いた。裏を見るとマガレラ・クルシャティーナより、と書いてある、俺は手紙を読む
冴木奏汰くん、あなたは魔法の才能に恵まれている、それは君も薄々感じてはいると思う、それを踏まえ、君にお願いがある、だが私はとある事情で君に会いに行くことが出来ない、だから君に来て貰いたい、では会えることを願っているよ。
マガレラ・クルシャティーナより
俺は思った、「場所書いてねぇ…」
探せってことかよ、めんどくせぇ…、これくらい出来ないと会ってやらないぞ?って事かよ。あ、魔法使えば良いじゃんっ、とも思ったが俺はそんな魔法を知らないことに気づく………、調べるしかなさそうだ。
とりあえず俺は探知系の魔法を覚えるため魔法図書館へ向かった。しかし、前も言ったようにこの世界では魔法は発達していないからそんなやすやす見つかる訳もなかった。ちょっと離れた都市にある、魔法専門の店に行くしかないらしい。その日の夜からその都市に向かうことにした、しかし、そんな簡単に行ける訳もなかった…。実はその都市に向かうための道っていうのがなかなかの強敵が出現するらしく魔法初心者ではまず通れないらしい。どうしようかなとか思っていると横から女の子が超スピードで飛んできたではありませんか……「えっ!?」「ちょ、ちょっと誰かとめてぇぇぇぇ!」と声が聞こえた瞬間に俺の体が吹っ飛んだ。っつ、いってぇ、「大丈夫?ねぇ、起きて、大丈夫だよね?」なんか声が聞こえる、目を開けるとそこには、超絶美少女が。ピンクアッシュでツーサイドアップの髪型に、整った顔立ち、歳は同じぐらいだと思う…って、なに冷静に観察してるんだよ俺…。
「あっ、起きたっ、良かった〜起きなかったらどうしようかと思った。」
「あのさ、一旦俺の上からよけて欲しいんだけど…」
「あっ、ごめんねっ」と言うと素直に避けてくれた。
「んで、どうしたら俺の方向に飛んでくるんだ?」
「えっとね、実は魔法を試してたんだけど暴発しちゃって」
「それで?」
「それで、暴発した魔法が足元に当たって… 」
「あ、あの、怪我とかされてませんか?」
「一応大丈夫だと思うよ」
「なら良かった、そう言えば名前を言ってませんでしたね。私の名前は、朝霧 奏と言います。あなたは?」
「あぁ、俺は冴木 奏汰だ」
「奏汰くんって呼んでいい?」
「いいよ」
「そう言えば、奏汰くんはどうしてこんな所に?」