百七話 巨大雹と液化鰐
タイナは魔石による魔力を受け付けてくれないため、魔術の療術が込められた魔法陣は存在しない。
しかし魔術を介さない純粋な魔法陣としての療術は既に知られており、呪人大陸ではそこら辺に存在する。
「可哀想に見えてきたな」
「ああ」
そこら辺は言い過ぎかもだけど、アルムーアにもヘッケレンと同様の魔法陣が置かれている建物があった。
これなんて呼ぼうね。傷を治すって意味だと確かに療術魔法陣だけど、死んでも生き返るなら蘇生魔法陣と呼んでしまってもいいし、ていうか過去そのものを変えてるらしいから改変魔法陣とかでもいいわけで。
……いや、素直に療術魔法陣でいっか。めんどくさいし。
戦力階級の方はAからJの10階級に分かれてるけど、JIHの下級、GFEの中級、DCBの上級、そしてA単体の最上級と4つに分けて呼ばれることも多いらしい。
今回私達が受けてるのは「下級・中級・上級」のどこになるかの簡単なテストであって、上級と中級の檻が2つずつ、計4つの魔物が運ばれてきている。
今やってる中級試験の方はG級とE級の魔物が出てくるんだとか。G級とはダニヴェスでいうところの6級くらいの魔物かなと思ってたんだけど……。
「また死んだ。アイツやる気あんのか?」
どうにもあんまり乗り気じゃないらしく、最初に出てくる方の魔物は反撃すらせずに死んでいる。
この死に続けている方は牛のような魔物であって、ダニヴェスの冒険者ギルドでは扱ってなさそうな奴。
魔物図鑑は後で見るとしても……あれの何がG級なのかよく分からん。さっきから全く反撃をせず、ただただ殺され続けているだけ。
そんな魔物に負けるはずもなく、先に受けている6人全員があれを殺すことまではできている。
「また一撃だ! やっぱアイツつえーな!」
牛を倒した後に出てくるのが……あいつなんて呼ぼう、二息歩行できるワニ? 小さな恐竜? みたいな奴。
こっちは牛と違い乗り気らしく、6人中5人が殺されている。1回だけ殺されてしまっていたけど、本人……本鰐? は多分気にしてない。いや魔物の考えてることなんて知らんけど。
これまで挑んだうち5人が死んでしまったのは、おそらくあいつが雷系の魔術を使えるからだ。闘気を剥がされた戦士なんて、ただの肉の塊に過ぎないのだから。
唯一勝てた呪人は耐電ブレスレットかなんかを装備していたらしく、触れられたにも関わらず怯むこと無く普通に戦い続けてた。やっぱり戦士にとっては必需品なんだと再確認。
私なら……どうだろ。接触した際に発現させているように見えるから、頑張って空でも飛んでみようか? まだあんまり練習できてないけども。
「7番、レッド!」
6人目を平らげたことにより、とうとう7人目であるレッドの番が来たようだ。
「棄権しちゃダメ?」
「ドンと死んでこい!」
「頑張ってください」
先ほどまで目の前に広がっていたあのスプラッタな光景を、今度はレッドが作ることになるんだろう。
あのトカゲはどうにも肉食らしく、1撃で死ねなかった場合は生きたまま……人が食べられてるシーンを何度もは見たくないなぁ。半分くらいは丸呑みしてしまうとはいえ、残りの半分はちゃんと千切って食べてくれてるわけで。
足元に広がる魔法陣は2層構造になっていて、影響範囲は大体20m2くらいとそこそこ広く、高さに関しても40mくらいとやや縦長な円柱になっている。
魔物は檻の中に入れられていて、2層のうち物理障壁を作る方の魔法陣とは排他関係にあるらしい。檻が開けられると同時、内外はこの壁によって隔絶されるということになる。
魔物が檻に戻るか、あるいは魔物の死体を檻に入れることで壁は消え、それと同時に2層のうち療術魔法陣の方が発現し、さっきまでの戦闘を全く無かったことにしてしまうと。
完全に自動化ってわけでもなくて、ある程度は人間が制御する必要もあるらしい。……なんというか、人間ってのは妙なものを考えるね。
「レッド、がんばー」
牛さんと対峙したレッドを応援してみたけど……あの牛、檻の外に出てからは寝っ転がるだけなんだよね。
可哀想だ。
「抵抗しない生物を殺す試験、か……」
「そんな意図あるのかな」
そう考えてみれば、ブラックはこういうのは確かに苦手な部類かもしれない。
さっきなんて20分くらい掛けてた人もいたし、ああいうのを見ると……さっさと殺してあげるのも大切なことだなぁと。
どんな生物にも急所というものはちゃんとあり、的確に狙えればあまり苦しまないように死なせてあげられる。
私も位置や理由なんかは知ってるけど……レッド同様、そこまで的確には狙えない。
といっても私の場合は主な武器が魔術である以上、元々狙いづらいというのもある。魔術が狙えるのは基本的に体表だけであって、それより内側にダメージを与えるというのは直接的にはかなり難しかったりする。
その点武器を扱う戦士であれば、急所を的確に狙うことで致命的な一撃を与えることができる。ブラックがあんな短いダガーで戦えているのは、生物の急所というのをある程度理解しているからだ。
ま、急所とかを無視して相手を両断しちゃうような戦士が居るのも確かだけどさ。シパリアとかがこのタイプで、ブラウンも多分こっち側。
もちろんこの2人だって急所というのは理解してるし、基本的にはそこを狙ってはいるんだけども。あくまで傾向として、ね。
しかしどちらも苦手な場合というのは……。
「下手っぴだなー」
「……見てられん」
レッドは牛の表面だけを削っているにすぎない。
もちろんいつか出血多量とかで死ぬとは思うけど、1撃で絶命させた場合に比べ、かなりの苦痛を味わわせることになってしまう。
仮に失血死を狙う場合だとしても、例えば足の付根であったりとか……そういった比較的体表に近い急所を狙うべきだ。
ああいうのは可哀想なだけだし、それに自分も疲れてしまう。
「あとでちゃんと仕込んでね」
「おー」
「俺も手伝おう」
あの障壁のせいで声は届かないらしいし、聞いてすぐに実行できるほど簡単なものでもない。
魔物の解体教室から始めていこう。
そろそろ20分くらいかな。
ようやく牛は死ぬことができたらしく、レッドがヒィヒィ言いながら檻の中へと押し込んでいる。
あのサイズの生物であれば、おそらく300kgくらいはあるはず。それを押せているってことは……あの魔法陣のせいで魔力視が全く使えないけど、多分闘気使えてるんだろうなぁ。
といってもブラックとは比べるまでもなくって感じだろうけど。ブラックなら普通に持ち運んでるだろうし。
牛が檻に入りきり、少ししてから療術魔法陣が発現、同時に障壁は終了した。
屈強な……って程でもない人が4人掛かりで牛入りの檻を台車に載せて、今度は代わりにトカゲ入り檻の入場だ。
「ブレスレット貸してやったし、期待しようぜ」
「あってもなくてもあんまり変わらなさそうだけど」
「ワンパンで負けるの見飽きたじゃん」
「生きたまま食べられるのに変わりはないでしょ」
4人が外に出て少しして、今までと同様障壁が発現。つまりは檻が開け放たれた。
トカゲは即座に飛び込み、レッドの首元に食らいつくと……うわ、頭が無くなってる。
ダメだ、全然ダメだ。
物理攻撃自体への対処ができないのなら、ドイを防げる意味なんてほとんどない。
せいぜいが長生きできるようになるだけだ。
「うっわー……」
「でも運いいね、即死っぽいし」
「さっきの呪人、やっぱ強かったんだなー」
あれに唯一勝てたのがそこそこ若いっぽい呪人の女性。
最初の飛び込みを剣で防いだはいいものの、その際に左腕に問題が起きたらしく、以降は右手一本で戦ってた。
このアクシデントのせいで苦戦してるようには見えたけど、最終的には口中に剣を突き刺して、無理やり首を叩き折り大勝利。
今のところ、次の上級試験への挑戦権……上級戦力測定への参加権を持ってるのは彼女だけだ。場合によっては私達より強いのかも。
「人って美味しいんでしょうか?」
「えっ。……不味いってことにしておかないとダメな奴だよ、それ」
やっぱこの人絶対おかしいって。
普通そこは「かわいそうです」とか「あまり見たくありません」とかが適切なコメントになるんじゃない? 先に味のほう気にする?
「どうしてです?」
「美味しかったら食べたくなっちゃうでしょ」
私の知ってる聖女ってのは、もっとこう……血は見たくないとかさ、そういうことを言うはずなんだが?
いや聖女とはレアであって、今話してるのはホワイトだから良い……なんてことがあるか。倫理的によろしくないよそれは。
「一口だけなら――」
「ダメ。ゼッタイ。」
確かに一口だけなら……とか考えたことはあるし、ていうか今も考えてるけど、でもこれは口にしちゃいけないことだ。
人間社会で生きていく以上、自らを「あなたに危害を加える人間です」とアピールするメリットなんてほとんどない。
だから嘘でも「食べたくない」と答えておくべきだし、「食べてはいけない」という共通認識があることを知っておかなければならない。
……さすがに知ってるとは思うけどさ。なんで突然言い出したんだか。
「嘘は大切」
「はい」
一言でまとめるならこれに限る。
「8番、ブラウン!」
◆◇◆◇◆◇◆
我らがメインアタッカーたるブラウンちゃんは、5級の冒険者である。
牛を殺しきったはいいものの、その後のトカゲに喰われてしまう……というテンプレ展開を彼女がなぞるわけもなく。
「うわ、すっごいドヤ顔晒してる」
トカゲをたったの3発で下し、何故かキメ顔でこっちを見てるのがブラウンちゃん。既に下級認定された周囲の新人冒険者達は、すっごく目を輝かせている。
ブラウンの実態を知ったらきっと失望するんだろうなぁ。あとで水掛けてやるか。
「だが完璧だ」
「確かにね」
観戦中にゾエロなんて使ってるわけもなく、ブラウンの動きはよく分からなかった。
でもある程度予想することはできる。
リザードマンみたいな二息歩行トカゲの突進を交わし、それと同時に握っていたダガーで右腕を切り落とし、背後から首にダガーを突き刺し、最後はショートソードを心臓へと刺した。
切るっていうよりかは刺すの方が多いアクションだったけど、おかげで予想はやりやすい。
実はもっと振ってますよーとかはあるかもしれないけど、とりあえず心臓への一撃で死んだのは確か。
ていうかダガーで腕切り落とすってどうなってんの。あれ私のダガーみたいなヤバい代物だったりしないよね?
「レッド、あれが戦士だ」
「いやぁ、すげえもん見た……見れてなかったな、目が追いつかねえ」
「そのうち慣れる」
すげえもん、とか言ってるけど上には上が居るんですけどね。
あの人の先生であるシパリアの先生は私のパパだぞ。どや?
……この流れでいくと私も立派な戦士になれそうなもんなのになぁ。闘気ってのはよく分からん。
「9番、ブラック!」
とか考えてるうちに次のお呼び出しが。
ホワイトは結局参加してないし、てことは私はこの次か。
「頑張ってね」
「ああ」
ブラウンの周りに寄っていった新人達を見ると、なんだか微妙な気持ちになってくる。
さっきの呪人もそうだったし、ブラウンの時もそうだったけど……彼らは剣での殺戮ショーを楽しんでる面があると思う。
しかし残念ながら私は魔術師。しかもおそらくは今回唯一となるわけで……一体どんな反応をされるのやら。
魔術師をあんまりよく思わない人も多いらしいから、正直ちょっと怖い。
「ブラウンさん、もう少し掛かりそうですね」
「本人も楽しそうだしね」
周りに持て囃され、にへら~とした気持ち悪い笑みを浮かべてるブラウン。
自分と同じパーティに! なんてお誘いを受けていたりもするのかもしれない。
最初の牛戦は正直見てて面白くないし、彼らもきっとそうなんだろう。だからブラックのことなんて私くらいしか見ていなかった。
「ありなんです?」
「あり……みたいだね」
訂正、ホワイトもちゃんと見ていたらしい。
ブラックはまさかの戦闘無しで終わらせてしまった。
確かに魔法陣の終了条件には"魔物が檻に戻る"というのもあったけど……。
ここまで戦闘無しで終わらせた人は1人も居ないわけで、ルール違反とかだったりみたいなことを考えたりはしなかったのだろうか。
でもあの檻が外に運ばれ、代わりにトカゲが運ばれてきたってことはありなんだろう。
なんだかよく分からないなぁ。
「ブラックさんって、あのダガーだけですよね」
「あとは魔術がいくつか」
「勝てるんです?」
「ブラウンより強いよ」
何をもって強いとするかにもよるけど、模擬戦でブラックがブラウンに負けてるのは1回も見たことがない。
魔物を10体倒すまでの時間を計測! とかならブラウンの方が上だろうし、そこら辺は一長一短ってところだろうけど。
でもブラックがあのくらいの魔物に負けてるイメージが全然浮かばない。
ほら、やっぱり。
「ね」
そもそも初手で突進してくる二息歩行生物なんて、ブラックからしたらきっと手慣れたものだ。
最初の一撃を盾で防ぎきり、怯んだ瞬間に一撃。
模擬戦で何度も見た光景だ。
しかし模擬戦の時と違い、力の加減は全く不要。
……頭骨ってかなり硬いはずだよね? それをあそこまで深々と刺してしまうだなんて。
「今度はちゃんと見えた、けど……」
「これでもまだ半分より弱い方」
「……先が思いやられるなぁ」
◆◇◆◇◆◇◆
牛さんはダガーで殺した。
ちょっととはいえ魔力を節約することができるし、それに魔術よりもダガーのほうが確実だからね。
で、トカゲさんの檻が運ばれてきたわけだけど……2回連続で食事を得られなかったあのトカゲは、どうにもイライラしてるらしい。私、魔物の気持ちが分かるかも。
でも別に食べさせてあげるつもりはない。
檻が開けられるまでのこの数秒で、既にいくつかのイメージングは終わらせてある。
領域を広げてみても良かったけど……あんまり他の人に見られるのもやだし、ここは真っ当に行こうじゃないか。
念のため、一応詠唱することにしよう。
障壁が発現し、同時にトカゲが突っ込んでくる。
こんな狭い場所じゃ、逃げ場所なんてほとんどない……なんて風には考えない。
もうゾエロは発現させてある。
よっし、逃げますか!
「シュ・ウィーニ・ウズド」
両足に加え左手からも魔術を発現させ、宙へと自身を吹き飛ばす。
頂点付近で魔力の供給を少し減らし、上昇も下降もしない程度に――。
よし。
やっぱり3点ならでならかなり安定する。
さすがにロニトンボみたいに空中をビュンビュン跳ね回るのは無理だけど、でもホバリングだって結構難しい技術だ。
で、あのトカゲさんだけどー……いくら肉体派の魔物だとはいえ、さすがに40mもジャンプするのは無理がある、よね?
あのドイっぽい魔術も直接触れる必要があるみたいだし、ならもう勝負はついてる。
魔力切れや魔術の命中精度って問題は残るけど……前者に関しては私にとっては問題にはならないし、後者も数撃ちゃ当たるで勝てるでしょ。
「リズ・ダン」
まずはお試しに1発。
残念ながら命中せず。ていうかあいつ普通に避けやがるな。
リズ・レズド・ダンじゃ威力は期待できないし、あの鱗のせいでウズドもあんまり効果無いだろうし……やっぱりダンで貫かなきゃだよなぁ。
でも単発だと避けられちゃうし……なら同時に撃ってみる?
「リズ・ア・ダン」
8発の氷弾を同時射撃。
結果は1発だけ命中。
そしてびっくりするほどの消費魔力。
数詞のこの特性忘れてた……なるほど、これは案外分が悪いぞ?
『降りろ!』
お、あのトカゲさん喋れるじゃん。
『どうして?』
『戦え!』
『どうして?』
『逃げるな!』
『どうして?』
残念ながら喋れるだけで会話は成立しそうもないけど。
ていうかこっちも端からお話する気なんてないし。
領域を一気に広げ、一帯凍結で締めちゃってもいいけどー……せっかく上を取れてるんだから、ちょっとだけ科学的に戦ってみよう。
「ありったけの、まーりょくーそそぎこーみー」
「リズ・ウニド・セベル・クニード!」
氷壁とほとんど同じ術式であり、イメージングも氷壁をそのまま転用している。だから傍から見ればただの氷壁だ。
ただし、大きい。
馬鹿でかい氷壁を空中で作ってみた。
土壁や氷壁、水壁、泥壁なんかは通常、床と接した状態で発現させられる。
物質系に属する魔術は、発現後であれば重力の影響を受けるからだ。
空中で発現させた場合、維持に移ったタイミングで落下し始めてしまう。
だから本来、この手の術は床の上でしか使われない。
でも今回はその特性を利用する。
「グレーター・ヘイルストーン!」
いやダッサいな? 二度と言わないことにしよう。
まあダサさはともかくとして、威力の方は……あ、障壁のせいでいまいち速度が出ないや。それにすごい下降流。
落ちきるのに後3秒くらいは掛かるかなぁ。
2、1、ドーン。
……鉄板の落下事故とかに巻き込まれたらこんな感じになるのかなぁ。
威力としては申し分無さそうだ。
実際の戦闘でこれを当てるのは無理だろうけど、今回はただのテスト。
逃げられないってのは何も私に限った話でもなく、あのトカゲさんだって同じ条件だ。
これがブラックなら簡単に砕いてくるだろうし、ブラウンなら一振りで対処される程度の魔術。
にも関わらずこれってことは……G級ってのは6級よりも弱いのかも。
あ、そういえば死骸を檻に入れる必要があるんだったっけ。
えーっと……あれ、ミンチよりひでぇよ……? どうやって入れよう……。
◆◇◆◇◆◇◆
エル・レズドで液状化トカゲをできる限り檻に流してみたけど、残念ながら魔法陣が自動的に発現することはなく、しばらく閉じ込められる結果となった。
試験官らも想定外だったようで、ばたばたと慌ただしく動きまわった後に専門家的な人を呼んできて、その人が色々いじくり回した結果ようやく出れたって感じ。
閉じ込められてた時間は40分にも満たなかったけど……もしもっと長時間だったとしたら、酸欠とかで死んでたりしたんじゃないだろうか。
最初にトカゲを殺した呪人の女性1人、最後にトカゲを殺した狼っぽい獣人の男性1人、そして私達3人の計5人だけが中級戦力測定をクリアした。
11人中5人が突破って考えると、ホントにG級の魔物は強くないのかもしれない。
しかし次に始まるのは上級戦力測定であり、出てくるのはBからD級の魔物。
最低のD級ですら4級とか3級辺りなわけで……食べられる覚悟をしておいたほうがいいかもしれない。
どうでもいい情報だけど、新人見学者達は全員が私にドン引きしてたらしい。ついでにレッドも。
魔術師ってそんな珍しいかね。
Q,下級試験(下級戦力測定)無いの?
A,整合性のために色々いじってたら消えちゃいました。