プロローグ
初投稿でーす
俺は木村 光一。男だ。
まず最初に言っておこう。
俺は死んだ。
冗談ではない。死んだんだ。
今思えば面白みのない普通の人生だった。
小、中、高校を卒業し、大学に入った。そして彼女が出来、結婚して、子供もつくった。会社に行き、子育てをし、だんだん年をとった。そして、寿命が尽き、死んだ。
子供の時はアニメみたいな楽しい人生をおくれると思ってた。だが、現実はとても、つまらないものだった。アニメのような、恋愛などすることもない。そして、突如、未常識な生活に変わることのない平凡な人生。
俺は何回もこう思った。
『なぜ俺はこの世界に生まれたのだろうか。なぜ、魔法など、面白いものがある世界に生まれなかったのか』
俺は別にこの人生が嫌いだと言ってる訳ではない。
ただ、つまらなかった。
俺は、死ぬときこう思った。
『つまらない人生だったな。俺の望むような人生を送ってみたかった』
と
そして、俺の意識は途絶えた。
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気がつくと、何も無い真っ白な空間にいた。
あれ、おれって死んだんじゃなかったっけ
奇跡でも起ったのか?
そんなことを考えてると、誰かが話しかけてきた。
「やぁ、やっと目覚めたね。驚いてるかい?大丈夫、僕は君に変な事などしない」
そいつはピカピカ光ってる棒人間みたいなやつだった。
「おまえはだれだ?」
「うーん、僕はね。君たちが言う神みたいなもんさ」
「神?まぁいい。その神とやら、なぜおれは生きている」
「え?君はもう死んでるよ、今の君は、君の意識、精神体なんだ。ぼくが君が死んだときに君の肉体から精神体を取ったんだ。取らないと死ぬと同時に消滅するからね」
「なぜそんなことをした。おまえに何の得がある」
「得?そんなもの僕にあるわけないじゃないか」
「じゃぁ、なぜおまえはーーー」
「面白そうだったからだよ」
「え?」
「君が死ぬとき君は『つまらない人生だったな。俺の望むような人生を送ってみたかった』と思ったよね。だから君にチャンスをあげる事にしたんだ」
「チャンス?」
「そう、君の望む人生を選ぶチャンスを」
「なぜ、そんな事を」
「だから、言ったじゃん、面白そうだからって」
「だから、何処がおもしろそうだったんだ」
「うーん、意思の強さかな?あのときの君の意思の強さはハンパなかったよ」
「え、そうなの?」
「そうだよ。さて本題に入ろうか」
「お、おう」
「今から君には10回の人生をおくってもらう。君のさっきの人生も含まれるから、残り9回だね。そして、すべての人生をおくりおわったら、その中から、君の好きな人生を選んでくれ。選んだら、その世界で生き返り、君と君が望む人が不死身となり、永遠に生きられるのさ」
「え、え?」
「あ、言い忘れてた。いままでの人生の記憶、技術、力は引き継いだまま、次の人生に行くことができる。姿は変わるけどね。それじゃ、2回目の人生をおくってこい。今から君が行く世界は、剣と魔法の異世界だ。良い人生になるといい!」
「えーーーーーー!?!?!?!?!?!?!?!?!?!?」
そして、俺は貴族の家の次女として生まれ変わり、第二の人生の歩む事になったのだった。
ってなんで女ーーーーーーー?
見てくれてる人がいたら、感想や評価をしてくれる人がいたら、続けます。