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レンケムタイプレイ日記  作者: Sepcorven
第2章:南街にて
54/218

第54話:『太陽』、『繁栄』、そして『力』

金やらなんやらが一切無くなったな。

まあ強盗のことを忘れていた自分が悪いのだが。

これじゃ装備も買えない。

さてどうしようか。


そうだ。スアロキンに相談しよう。


「スアロキンは手紙を書いているようだ」


いやあああああああああああああ

*落ち着いてください*


そういえばそんなのあったな。

6年続けてきた友情の証、だっけ?

*:8年7ヶ月14日続けてきた友情の証です*


でもあの後数日経過していたような。

*そうですね*


さてどうしよう。


あ、そうだ。

自宅の七伝説をまだ読み終わっていないんだった。

南街の第5章はもう読んだな。

ちなみにどんな順に並んでいるんだろう。


*目次始め*

七伝説第1章: 北街と感情の物語

七伝説第2章:北東街と黄金の物語

七伝説第3章: 東街と流星の物語

七伝説第4章:南東街と閻魔の物語

七伝説第5章: 南街と大蛇の物語

七伝説第6章:南西街と神秘の物語

七伝説第7章:北西街と水瓶の物語

*目次終わり*


あ、なるほど。

8方位で北から時計回りか。西を除いて。

そして物語の名前にも法則性あり、と。

なかなか綺麗な配置じゃないか。


さて、どれから読もうかな。

*神秘とかどうでしょう*


じゃあ黄金で。

*神秘じゃないんかい*



「七伝説第2章:北東街と黄金の物語」

さて、読んでいこう。


「国中に散らばった7つの『全知の調和』の部品の内1つは、北東の方面に飛んで行きました。」

「落下地点では、街という小さな調和が生み出されました。現在で言う北東街です。」


お決まりの2行か。


「この部品は『全知の調和』が秘める力の源と言えるでしょう。」

「『全知の調和』の中枢部分をなす部品の一つです。」

力の源、か。


「この部品の作用は『太陽』、『繁栄』、そして『力』です。」

「分裂後、この部品は北東街に繁栄をもたらしたと言われています。」

「実際、豊富な日照量に恵まれている北東街では、」

「秋になるごとに黄金色の小麦が畑を埋め尽くしています。」

さすが黄金。


でもたかが部品で地理的条件まで変わるものなんだろうか。


「この部品は、今では『黄金の幣袋』と呼ばれています。」

「しかしながら、分裂地点と着地地点が離れていることから、」

「中に黄金は入っていないと予想されています。」

へー。


「この部品の守護獣は、金運の象徴でもあるふくろうと言われています。」

ああ、首がよく回るっていうあれか。


「こうして、『黄金の幣袋』は今でも北東街の奥深くに、」

「ふくろうの力によって守られています。」

これもまた決まり文句というわけか。


「以上が、『七伝説』第2章の解説です。」

お、終わりか。


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