第51話:動詞のような働き
解読も大体終わってきたな。
さて、後は最後の謎とでもいうべき型4か。
*それが終われば解読終了!*
「@@@@:じゃあ、今まで出てきた型4の解説だね。」
ふむふむ。どうなるのやら。
「@@@@:まずは二つ目に出てきたこの2行。」
日干 日一自干日日田
二由 申田士目工口由
「@@@@:次に三つ目に出てきたのが、」
二由 中由由干干
中干 日一
二干 干目
日干 干工中
二甲 干自一
日干 口一二
日干 二干 目自工目由由目干口十干日日二目
「@@@@:じゃあ、型4とはそもそも何なのか説明しようか。」
是非是非。
「@@@@:さっきまで見てて、何か気づいたことはなかった?」
解読って非常に面倒だと気づいた。
*そういうことじゃなくて*
「@@@@:いわゆる【動詞】に当たるものが出てきていないんだよね。」
あ、確かに。言われてみればそうだな。動詞なしでどうやって文を作るんだろうか。
「@@@@:それに対応するために、型4があるんだ。」
ほうほう。
「@@@@:型4の基本的な意味は、『~すること』。」
「@@@@:これで動詞のような働きを表しているんだ。」
なるほど。
「@@@@:単に『~すること』を表すこともあるけど、他にも使い方があるよ。」
……というと?
「@@@@:前についた単語との関係で、意味上の主語や意味上の目的語を表すことだってできるんだ。」
……………何が何やら。
「@@@@:つまり『水、それの流れること』で『水が流れること』を表現したり、『水について飲むこと』で『水を飲むこと』を表しているんだ。」
『本について調べる』と『本を調べる』の違いはどう表現するんだ?
*区別しません*
それでいいのか?
*良いんです*
まあいい、詩だし別にいいか。
なるほど。
型4ってすごいな。
「@@@@:さて、じゃあここで使われている表現について、説明していこうか。」
ほう。
「@@@@:二つ目に出てきたものは、単純に『~すること』の列挙だから、問題ないね。」
なるほど。
「@@@@:問題は三つ目。量も多いうえに用法も多いよ。」
7つもあるのか。これは面倒だな。
*これも情報を得るためです。*
あ、久しぶりにその台詞聞いたな。
「@@@@:さっき言ったのも出てくるし、頑張ってやってみよう!」
おー。
「@@@@:じゃあ始めよう!」
おー。
*さあ、いよいよ最後です!*