第24話:苦労
「ロタネブ:正真正銘南街のものと分かったところで、解読を始めよう。」
やっとか。
…………やっとか。
…ここまで来るのにどれだけ時間をかけてきたことか。
人に色々話を聴いて周り、
たらい回しされながらも、
道を聞き出した時もあり、
ロタネブのところへ行き、
逸れすぎた長い話を聞き、
長ったらしい説明を聞き、
意味不明な半解読を聞き、
解読が続くと思ったのに、
急にあれをやれと言われ、
そしてすぐ強制連行され、
洞窟の中に閉じ込められ、
大惨事について説明され、
言われるままに柱を倒し、
逃走したら洞窟が崩壊し、
洞窟の中が大迷宮となり、
*そんなに難しくないと思ったんだけどね*
かなり努力し迷路を抜け、
見たことない場所に出て、
少し壊れた街並みを見て、
8年7ヶ月の友情を聞き、
「こんなん」呼ばわりで、
%%%%が適当に説明し、
丁寧に手紙を出しに行き、
ロタネブが補足説明をし、
ロタネブがどこかに消え、
仕方なく第五洞窟に行き、
対話後浅めの穴に落下し、
1時間34分52秒探し、
………なにも、なかった。
いままでどれだけ苦労してきたことか。
しかし、やっと、解読が、始まる。
*誰がそんなこと言ったっけ*
え。