第2話:くじ引き
「長老:今日は、皆さん御存知の通り、洞窟探検家を決める日だ。」
そんな大事な日だったのか。
「長老:今回が第25回目となる洞窟探検家決定くじ引きがまもなく始まる。」
もう25回もやっているのか。
「長老:選ばれるのは4人。」
倍率高っ!
「長老:神殿の前で選ばれたものには神の祝福があるだろう。」
そういえば運がなんたらと言ってたな。
「長老:それでは紙に名前を書いて前の箱に入れてくれ。くれぐれも間違えないように。」
「長老:字の書けない者は信用できる他人に書いてもらうように。」
「名前を入力して下さい。」
じゃあ『あかさたな』にしとくか。
「『あかさたな』でよろしいですね?」
はい。
「長老:さて、皆入れ終わったかな?」
「皆:はーい!!」
「長老:よし、それでは皆一度帰宅しなさい。」
え、すぐ引くんじゃないの?
「長老:重複投票などの不正がないか確かめるには時間が必要だ。よって皆帰宅しなさい。」
なるほど。そういうところまで綿密に行うとは考えたものだなプログラマー。
*このあとわかると思いますが時間を稼ぐ必要があるのでこの台詞を入れました*
気がついたら家にいた主人公。
ほうほう。本棚がある。知識を得るためにも読んどくか。
「『七伝説』、この本を読みますか? はい:いいえ」
はい。
今回は短めです。
なお、長老が「~じゃ」と喋らないのは仕様です。