第170話:孤立と部分
~盤面整理~
さて、これはどうしようか。
うむ、「谷」、「本」そして「斧」とでもしておくのが無難か。
どうとでもできそうな盤面ではあるけど。
まずは「谷」からだ。
「斧」を先に揃えてしまうと「谷」の出口を塞いでしまって、
事実上「谷」があの面倒な「渦」になってしまうようだし。
…いや、「谷」の右上と「本」をまとめて「紙」にしたほうがいいかも。
紙の集合体である「本」が「紙」の部分集合というのもおかしな話だが。
まあそんなことを言ってもなんの意味もないのだが。
~解析現場~
*ということで、岩が光っているかという条件も考慮してもう一回考えていきましょう。*
*ということで、この解析資料側の岩についても光らせる処理を書かねば。*
*…えーと、前に書いた処理ってどこだっけ。*
*これが最初期の時のだから、もう少し後だよな。*
*うーん、当時急いで更新していったのはいいんだが、*
*いつどこを変更したか、みたいな記録をしっかりとつけていなかったからなー。*
*今はそういうのを管理するようにしているが、ちょっと前に遡ろうとするといちいち面倒だ。*
*…うーむ、開発の歴史とかまとめてみてもいいかもな。*
*まあ今はそれどころではないわけだが。*
~盤面整理~
…うむ、やはり「紙」で取るべきだな。
そうしたら先に揃えるべきは……「斧」か。
んでその後に元「谷」の間を掻き分け、「紙」に到達。
あとは定跡で「紙」を揃えてしまってから「谷」の跡地を整理して……終了。
まあ、「谷」「斧」「本」でやったとしてもそこまで手間は変わらなかったとは思うが、
方向転換を頻繁に行う必要のある「谷」に比べてこちらのほうが若干有利だったかな?
さて、取り敢えず次に進もう。
~解析現場~
*さて、岩が光る処理を持ってきたが、……うーむ。*
*現状の処理と意外に整合性が取れないな。かと言って一から書きなおすのも楽しくない。*
*……いや待て、ここの座標一致の判定を分離して関数化すれば、処理を一層増やすだけで同一視できる。*
*よし、やってみよう。*
*まあ、すでにうまく動いている処理に手を加えるのには一抹の不安を感じるが、*
*関数化したほうが再利用しやすいし、再利用する価値のある処理だし、やってみよう。*
~盤面整理~
さあ、こいつはどうやって見てやるべきか。
まず「斧」が見えるが、こんな混乱のまっただ中に孤立している「斧」など意味が無いからな。
まあ右上が「直角」なのはいいとして、残りをどう処理していくか。
……うーむ、なかなか頭に入りにくい盤面だな。