第164話:原理・遠回り
~盤面整理~
えーとこの盤面は。
「端」、「紙」。
まあこんな配置なら、迷わずに「紙」が先だろう。
「端」なんかを先に揃えようものなら窮屈になるだけだ。
ということで、「紙」の左右を挟んでから一気に整理して……
~解析現場~
*まあ、後は画像が綺麗に並ぶようにして、取りあえずは終了でいいだろう。*
*別に大幅に改善する必要があるわけでもなく、*
*単にちょっと使いづらかったのを直すのが元々の目的だったはずだからな。*
*んで、一応実行してみて動作を確認。*
*…うーん、この緑色をもう少し濃くしよう。*
*このままでは派手な盤面画像に完全に負けている。*
*……というか、全部出力した後で何だが、やはりこの矢印は派手すぎないだろうか。*
*まあいい、今さらどうなるという類いのものでもなかろう。*
~盤面整理~
最後に残った「端」を華麗に流して、
唯一未整理になっている右下部分を左から回して、…終了。
さーて次だ次。
えー、まあ「T」と「円」だろう。
これが「球」だったら見事に転がってくれるわけだが、そうも行かないか。
それなら先に「T」を揃えるしかないか。
~解析現場~
*さて、色はいいのだが、画像が揃わない。*
*まあ表にしても構わないが、それも大げさだ。*
*ここは手を抜いて、等幅かつ文字数揃えを敢行。*
*とにかく無理矢理でもいいから揃えよう。*
*…確実に後で面倒なことになるのが見えているが、*
*不具合が発生したらその時はその時。*
*そんなのは未来の自分に押し付ければいいのだ。うん。*
~盤面整理~
うーむ、「T」の跡地が絶妙に「円」の整理を妨害する。
ここは面倒を承知で「円」を先に揃えておいて、
その途中で「T」を「斧」に転じさせるのが得策だったか。
……まあ、今さら悔やんでも仕方がない。
取りあえず、整理した後で他の定跡の整理を邪魔するようなものは最後にする、
この基本原理を踏襲するのが一番の近道か。
下手に面倒臭がると結局遠回りになる。
~解析現場~
*あ、等幅にすると文字列が一行に収まらない。困った。*
*うむ、5分前の自分自身が非常に許しがたい。*
*ここで「文字を小さくして無理矢理一行にしてしまおう」とか考え始めると、*
*10分後の自分に怒られることとなるのは確実。*
*ここは腹をくくって、表を出力しますかね。*
*…まあ、「腹をくくる」とは言っても、そこまで面倒なことではないのだが。*
*下手に面倒臭がってしまうと結果的に遠回りになる、ということか。*