第108話:仕様変更と未知の現実
~開発現場~
*さて、賭博場の内部実装はできたし、外装も一応終わらせたし、*
*会話やら金銭やら、内部実装と本体を結び付ける部分を書かなくては。*
*これもまた面倒だが、実装しないわけにはいかない。*
*まずは全体の処理を考えよう。*
*…とは言っても、実際に賭博場に行ったことはないし、*
*果たしてどのように組むべきか。*
*まあいい、取りあえずそれっぽく組んでおけばよかろう。*
*機会があれば詳しく知りたいものだが。*
~盤面整理~
さて、最高効率のをかなり周回したし、そろそろ金銭も溜まってきた頃だろう。
…でも、非常に盤面整理に慣れてきたし、もう少し稼ぐとするか。
……本業を忘れて盤面をひたすら整理するのもどうかと思うが。
あれ、待てよ。そもそも盤面整理の『現実性』と『合理性』って何なんだろう。
…あ、そうか、前の<更新のお知らせ>には、
「<物語については、考えるのが面倒だったので、考えていません。>」とあったな。
~開発現場~
*そう言えば、盤面整理についてだが、録音で提案されていたものの中に、*
*『連続して解いていくごとに難易度が上がっていく』という機能があったような。*
*そんなに実装は難しくないし、効率の概念の変革にも役立ちそうだし、*
*面倒な賭博場より先にこちらを実装してしまおう。*
~実装~
*よし大丈夫。*
*ついでに、隠し機能の『最難報酬』も追加しよう。*
*勿論「お知らせ」するのは『連鎖による難易度上昇』の方だけだが。*
~更新準備~
*ということで、賭博場の実装部分を隔離。*
*そしていつもの処理をしてから自動更新。*
~盤面整理~
あ、「<更新のお知らせ>」が来ている。
どれどれ。読んでみよう。
「<ご提案の通り、連続して解いていくと難易度が上がるようになりました。>」
「<この変更で、『効率』の概念に変化があるかもしれません。>」
「<こちら側ではまだ効率に関する検証を行っていないので、>」
「<細かい部分はそちらの調査にお任せいたします。>」
…なるほど。最高効率の周回を早速封じてきたか。
『効率に関する検証は行っていない』とあるが、多分嘘だろう。
4番目の難易度の効率が下げられていたりしたら困るし、再検証してみるか。
……時間がかかりそうだ。
~開発現場~
*さて、隔離していた賭博場の部分を再適用。*
*仕方がないし、それっぽい会話や処理を書こう。*
*…まてよ、賭博場というからには、賭博の種類が複数あった方がいいよなー。*
*……並行して別のも実装しますかね。*