序章
初めまして、水夏と申します。
小説(文章)を書くこと自体初心者で、学生時代の国語の教科はダントツで成績がわるかったです。
それでも物語の世界が大好きで、私自身も書いてみたい、という心から始めました。
稚拙な文章ですが、大好きな物語を紡いでいきたいと思います。
優しく見守って頂けると嬉しいです。
目を開けたら見慣れない真っ白い天井、見慣れない蛍光灯が視界に入った。
鈍く痛む頭のせいか何故ベッドに横たわっているのか思い出せない。
耳元で、規則正しい電子音がなっていた。それが自分の鼓動と同じリズムを刻んでいることで、
青日はここが病院の一室である事を理解する。
体を起こそうとして、息を呑んだ。
右膝に重たい違和感を感じ、思うように動かすことが出来ない。
そのとき、四方を囲むカーテンの向こうに、人影とは呼べない"何か"が立っているような気がした。
「か、母さん?」
長い間声を出していなかったのか、かすれた声が喉から零れ落ちる。
青日は恐る恐る、その影に向かって呼びかけた。
だが、返事がない。
それでも確かにそこに"いる"。
そう感じさせる存在感が、カーテンの向こうにあった。
青日は喉を鳴らし、視線を逸らせないまま僅かにシーツを握りしめた。
その時、病室の扉が静かに開いた。
「…青日?」
聞きなれた声だった。
その声に引き戻されるように、青日は入ってきた人物を見て安堵の息を吐く。
そして恐る恐る先ほどの"存在感"を確かめるように視線を戻す。
さきほどまで、確かに"何か"が立っていた、はずだった。
だがそこにはカーテン越しに窓から光が差し込んでいるだけだった。
「…よかった……ほんとうに…」
震える声でそう言って、母親は青日の手を強く握った。
「…?」
混乱したまま青日の瞳に、母親が映る。
手を握ったその温もりが、現実のものであることだけは、はっきりと分かった。
序章最後まで読んでいただけたこと嬉しく思います。
第一章は1月30日金曜日18時に投稿されます。
そこから私の小説の活動がスタートいたします。
少しでも楽しんでもらえたら嬉しいです。




