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第23話・これは、ゲーム??【定期交流戦⑦】

翔馬と冬矢がチェックポイント②で周囲を驚かせていた頃、真と源野は、15キロ地点にあるチェックポイント③へと辿り着いていた。


「ここは......機械魔獣との戦闘だったよね」

「普通に戦うわけじゃないんだろうな」

「そうだね......でもさ」


真は目の前の建物を見上げ、首を傾げる。


「どう見ても戦える場所には見えないんだけど......」

「......確かに」


二人の目の前には無機質なコンクリートの建物。

闘技場のような開放感はなく、どちらかといえば実験施設に近い印象だった。


「戦うって言うから闘技場みたいなもの想像してたけど」

「僕もだよ」


そう言いながら、二人は建物の中へ入る。

中には、チェックポイント②と同じく、ガラス張りの部屋がいくつも並んでいた。

だが、先行している生徒たちの様子を見て、二人は揃って首を傾げる。

生徒たちはゴーグルを付け、部屋の中で魔獣が一体のみなのに複数と戦っているように武器を振るったり、必死に回避行動を取っている奇妙な光景が広がっていた。


「…何してるの、みんな?」


真がポツリと疑問を口にした、その時。


「おっ、早いなお前ら」


金髪の教師――城崎が声をかけてきた。


「「城崎先生」」

「のんびり世間話でもしたいとこだが、仕事だからここの説明をしよう」


城崎は、生徒たちを指差す。


「まず今試験を行っている生徒たちが付けているのは最新型のARゴーグルだ」

「ARゴーグル......」

「あれを装着すると魔獣が見えるようになる」

「先生、説明の時、機械魔獣と戦うって言ってましたけどあの一体だけですか?」


真の問いに、城崎はニヤリと不敵に笑う。


「あぁ、AR映像だけだと、『どうせ怪我しねぇ』って分かって緊張感がなくなるだろ?だから、一体だけ実体も入れて緊張感を出すって訳だ」

「はぁ、なるほど」


真は、納得したように息を吐く。


「でも、映像と実体じゃわかるんじゃないですか?」

「だと思うだろ」


城崎は軽く肩をすくめる。


「それは体験してからのお楽しみだ......ってことで質問あるか?」

「.....まだ、合格条件を聞いてないんですけど」

「......はっはっは、悪い悪い。忘れてた」


城崎は頭をかきながら続ける。


「制限時間5分間で50体の魔獣を倒したら合格だ。ただ......」

「ただ?」

「ここは協力プレイも可能だが、二人でやるなら5分100体だからな」

「倍ですか」

「当たり前だろ。最低限、一人で50体は倒してもらわないとハンターとして戦えないぞ」

「はぁ」

「じゃ、説明は以上だ。頑張れよ」


そう言い残し、城崎は次の生徒の方へと歩いていった。


「どうする?」


真が源野を見る。


「一人で行こう。どっちにしろ倒す数は同じだし」

「それじゃ、どっちから行く?」

「ジャンケンで」


勝ったのは源野だった。

源野は空いたガラスの部屋に入り、ARゴーグルを装着する。

視界に【STAND BY】の文字が浮かび、次の瞬間、魔獣が出現した。


「うわ、スゲー、めちゃくちゃリアル」


純粋に技術に感動する源野。


『開始まで5秒前,4,3,2,1、開始』


合図と同時に、魔獣たちが一斉に襲いかかる。

源野は攻撃を躱し、反撃し、また躱す。

ARの魔獣は手応えがない。

だが、混じる機械魔獣に当たった一撃だけは、鈍く重い衝撃が腕に伝わった。


――五分後。


『終了......記録59体。合格』


「ふぅ」


源野は息を吐き、部屋から出た。


「すごいよ、源野くん」

「諏訪もこれくらい余裕だろ。それよりも、これ......面白いゲームだぞ!」

「ゲームって」


真は苦笑しながら、入れ替わりで部屋に入った。

真は、ゴーグルを付けても興奮することなく、ただ静かに深呼吸をする。


『開始』


アナウンスと同時に、真の動きが加速した。

淡々と、正確に、無駄なく、まるで作業のような動きで魔獣を処理していく。


『終了......記録64体。合格』


部屋を出た真に、源野が近づく。


「やっぱり、すごいじゃん」

「いやぁ......ホント楽しかったね」

「だろ!」


二人のテンションは自然と上がる。


「よし、最後向かおうか」

「そうだね」


二人が建物を出ようとしたその時、正面から勢いよく環太と武蔵原が飛び込んできた。


「真!もう終わったのか?」

「うん、さっきね」

「マジか......よし、武蔵原。俺たちもさっさと終わらせるぞ」

「あぁ」


真たちは先へ進み、環太たちは試験へ。


結果は――

環太の記録、51体。

武蔵原の記録、52体。


二人とも初挑戦で合格し、次のチェックポイントへと進んだのだった。

この度は読んでいただきありがとうございます。

この作品は、構成、文章を先に考え細かい描写等に関してはAIにて修正しています。

よろしければ感想、評価など書いていただければ今後の参考にさせていただきたいと思います。

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