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放課後キッチン、3年間のレシピ  作者: 南蛇井


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48. バレンタイン本番・手作り配布大作戦

部室に朝日が差し込む中、いつもより少し早めに集まった部員たちが、テーブルの上に並べられた完成したチョコレートを前に、ラッピングの最終調整をしている。


実花がリボンの結び目をピンと張り、袋にチョコを入れるたびに「これ、バッチリだよね!」と満足そうに微笑む。その横で杏子が、目を輝かせながら「今年も思いっきり渡しきるぞ!」と勢いよく宣言した。


「でも、誰にどれを渡すか、ちょっと迷うよね…」と、少し悩んだ表情で言ったのは翔子だった。目の前に並ぶチョコレートを見て、どうしても選べないらしい。


「わかるよ、私もどれにしようか悩んでる」と実花が言いながら、ピンクのリボンを整えている。


「まあ、私はやっぱり、親しい友達に手作りのものを渡したいな。」と、少し照れながら言ったのは実花だった。手作りのチョコに込めた気持ちを、ちゃんと伝えたいと思っているようだ。


「それは基本だね。でも、渡すタイミングも重要だよ。感謝の気持ちを伝えるためには、どう渡すかが大事だと思う。」と、翔子が言いながら、黒いラッピング袋にチョコレートを慎重に入れている。


「それな、タイミングって大事だよね。」と、佐伯先輩がうなずきながらも、少し心配そうに「渡す人数が多いと、うまく渡しきれるか不安だな」と言う。


「それなら、計画的に行こう!」と杏子が元気よく返した。「余裕を持って、みんなにしっかり渡す方法を考えよう!」


顧問が口を開く。「よし、みんな。今日は本番だから、しっかり計画を立てて、無駄なく効率よく渡す準備を整えよう。最後の確認をしっかりして、ベストな状態で臨んでくれ。」


部員たちは、それぞれの思いを胸に、渡し方の計画を練り始める。部室には、ちょっとした緊張感が漂い、しかし、どこかワクワクした空気が流れ始めた。


「うまくいくといいな…」と、実花が呟くと、杏子が「うん、絶対大成功だよ!」と答える。


そして、部員たちは最後の準備を進めながら、今日のバレンタインをどう楽しむか、少しずつイメージを膨らませていった。


部室のテーブルを囲みながら、部員たちは手作りチョコレートをどのように配るかを真剣に考えていた。渡すタイミングや方法、ラッピングの見せ方まで、話題は尽きることがない。


顧問がホワイトボードを指しながら言う。「どうしても焦ってしまうと思うから、渡す場所やタイミングをリスト化してみよう。計画的に行動すれば、上手くいくはずだ。」


杏子がノートを開き、ペンを持ちながら意気込む。「まずはクラスの友達に渡して、そこから部活の先輩や後輩に行こうかな。それから、部活内でまだ渡してない人にも回すよ!」


実花は少し考えてから答える。「私は、学年全体に渡すというより、気に入ってる子に個別に渡す感じかな。渡す相手によって、チョコの種類をちょっと変えるのもいいかも。」


翔子は真剣な表情で言った。「でも、渡すだけじゃなくて、ラッピングもちゃんと見せるようにしよう。見た目も大事だから、相手がもらった時に“お、すごい!”って思ってもらえるように。」


佐伯先輩が腕を組んで考える。「うーん、それなら少し工夫をして、クラスごとに渡しやすいようにまとめておくのも手だな。渡す場所に合わせて、事前に整理しておけば、後で焦らなくて済む。」


実花が思わずうなずく。「それ、いいかも。渡すタイミングを逃さないように、ちゃんと把握しておかないと!」


杏子はもうノートいっぱいにメモを取りながら、「じゃあ、最初は教室のドア前でさっと渡して、その後はランチの時間に、友達同士で交換しようか?」と提案。


「それはいいね。」翔子がにっこりと笑う。「私は少しだけ余裕を持って、手渡しで渡せる相手にゆっくり渡したいな。」


顧問がうなずきながら言う。「いい調子だ。みんな、緊張せずに、相手に気持ちを込めて渡すことを忘れずにね。大切なのは、相手が喜んでくれることだ。」


「そうだね!」杏子が元気よく答える。「気持ちを込めて、みんなに渡すぞ!」


みんなが満足そうに頷き、最後の作戦会議を終えると、部室の空気は少し緩み、ワクワクとした期待に包まれた。今、まさにバレンタイン当日が始まろうとしている。


昼休み、部室で準備したチョコレートを持ち寄った部員たちは、学校の廊下で手作りのチョコレートを配り始めていた。渡す相手は友人や部活の先輩後輩、クラスメートなどさまざまで、どこかドキドキとした雰囲気が漂う。


杏子は少し緊張しながらも、廊下を歩きながら言う。「おっ、あの子に渡したい!ドキドキするな〜!チョコ、無事に渡せるかな…?」


実花も顔を赤らめながら、手に持ったチョコレートを見つめる。「恥ずかしいけど、でも渡せたら嬉しいよね。あの子に、ちゃんと渡したいな。」


翔子は一歩前に出て、落ち着いた表情で言った。「さっさと渡す方が気が楽だよ。どんな反応をされるか、それが楽しみだね。」彼女は少しだけ微笑んで、渡す準備を整える。


佐伯先輩が腕を組みながら、しっかりとアドバイスする。「お前ら、ちゃんと渡した後の反応を見逃すなよ。喜んでくれるといいな。」その言葉にみんな、少しだけ自信を取り戻したようだ。


チョコレートを手に、部員たちは少し緊張しながらも、渡す相手の元へと足を運ぶ。渡すたびに、ドキドキしながらも笑顔を交わすと、ほっとした気持ちが広がる。部員たちの間で、軽い笑い声が響く。


杏子が友達に渡した後、ドキドキした表情で振り返る。「えっ、喜んでくれた…!これで安心!」実花は恥ずかしさを感じながらも、渡し終わった後にほっとした顔を見せる。「よかった…反応も良くて、気持ちが伝わったみたい。」


翔子は、冷静に周りを見渡しながら言う。「渡すのも大切だけど、相手の反応を見て笑顔になるのが一番だね。」そして、次の相手に向かって歩き出す。


渡した後の、少しほっとした空気の中で、部員たちは再び集まり、これからの自分たちの作戦を確認するように目を合わせる。それぞれが、自分の思いを込めたチョコレートを渡し、心温まる瞬間を共有していた。


昼休みが終わり、部室に戻ってきた部員たち。手作りのチョコレートを無事に渡し終えた後、みんなが安心した顔で集まる。心地よい疲れと満足感が部室に広がっている。


実花が最初に口を開く。「ドキドキしたけど、ちゃんと渡せてよかった!みんな喜んでくれてた!あの子の顔が思い浮かぶと、ほんとに嬉しいな。」


杏子が肩を軽くすくめながら笑う。「渡すとき、ちょっと照れちゃったけど、相手の顔見て、渡した甲斐があった!嬉しそうにしてくれたから、私もなんだか幸せな気分になったよ。」


翔子は、涼しい顔で言う。「渡すときは、ちょっと気合を入れて笑顔で渡したよ。意外といい反応だった。やっぱり笑顔が一番だな。」その言葉に、みんなも頷きながら笑顔を見せる。


佐伯先輩が静かに頷きながら言う。「渡した後、ちょっとした会話もできたし、やっぱり直接渡すのが一番だな。言葉で伝えるのって大事だと思った。」


顧問は部員たちを見渡しながら、満足そうに言う。「さすがに、みんな気持ちが伝わったようだな。これでお互いに一層仲良くなるだろう。大切なのは、気持ちをしっかり届けることだよ。」


部員たちは、顧問の言葉を聞きながらそれぞれが感じたことを噛み締める。今日は、ただチョコレートを渡すだけではなく、相手への気持ちをしっかり伝えた大切な一日だったのだ。


実花がにっこりと笑いながら言う。「これからも、こうやって直接気持ちを伝え合うことが大事だね。」


杏子が元気よく手を挙げる。「次は何をしようか、また楽しみだな!」


翔子が頷きながら、「でも、今日はほんとにいい日だった。」と締めくくる。


みんなで微笑みながら、次のステップに向けてまた一歩を踏み出すのであった。

部室に戻った部員たちは、チョコレートを無事に配り終えた後、リラックスした雰囲気でお菓子を食べながら、今日の感想を話し合っていた。部屋には、今日の達成感とほっとした空気が漂っている。


顧問が穏やかに口を開く。「無事にバレンタイン作戦が終わったな。みんながどう反応したか、しっかり次に活かしていこう。これが次のステップに繋がるんだ。」


杏子が力強く頷きながら、元気よく言う。「うん!次のイベントもこうやってみんなで協力して、最高のものを作りたいね!今から楽しみだな!」


実花が微笑みながら続ける。「確かに、次ももっと楽しみながら作ろう!みんなで力を合わせて、もっと素敵なものを作るのが一番だよね。」


翔子が少し考え込んでから、しっかりとした口調で言う。「次は春のイベントに向けて、新しいお菓子を作る計画を立てたいね。春にぴったりな、華やかでかわいらしいものが作れたらいいな。」


部員たちはそれぞれが思い描く次のイベントに胸を膨らませ、自然と笑顔がこぼれる。そんな中、顧問も優しく笑いながら一言。


顧問:「次は春だな、どんな新しい挑戦が待っているのか楽しみだな。みんな、次も気合入れていこう。」


部員たちはお互いに頷き、次のステップへ向けて気持ちを新たにした。


レシピ掛け合い作成


舞台:部室、みんなでバレンタインのチョコレートを渡し終わり、リラックスしながらお菓子を食べながら話している。


実花:「いやぁ、渡し終わってホッとしたけど、みんな本当に喜んでくれてよかったよね。」


杏子:「うん!あの反応、まさに渡した甲斐があった!でも、やっぱり見た目も大事だよね。」


翔子:「そうだね。チョコだけじゃなくて、ラッピングや雰囲気でどれだけ特別感を出せるかがポイントだよ。」


佐伯先輩:「確かに。来年はもっと工夫して、次はもっと完璧なバレンタインを目指そうな。」


顧問:「でも、こうやってみんなが協力して完成させると、達成感があるな。」


実花:「そういえば、来年に向けての新しいチョコのレシピ考えておこうかな。」


杏子:「それいいね!オリジナルチョコも考えたいけど、何か変わったアイディアない?」


翔子:「抹茶やきなこを使った和風のチョコとか、面白いかもしれない。ちょっと大人っぽくて新鮮な感じ。」


佐伯先輩:「うん、和素材は確かに注目されてるし、今までにない味を追求するのもいいな。」


顧問:「次のバレンタインに向けて、色んなレシピを試してみるのも面白いかもしれないね。」


実花:「それなら、まずは簡単で美味しいチョコの基礎から始めないとね!例えばガナッシュとか。」


杏子:「ガナッシュって、チョコと生クリームを混ぜるだけだし、基本が大事だよね。」


翔子:「そして、それを応用して、フレーバーを加えたり、他の素材と合わせてみるのもアリだね。」


佐伯先輩:「チョコの種類に合わせて、ラッピングや飾りも考えれば完璧だな。」


顧問:「その通りだ。まずは基礎をしっかり学んで、それからオリジナルに挑戦する。次のチョコ作りが楽しみだな。」


実花:「次回は新しいチョコのレシピも考えつつ、チョコ作りのスキルを磨こう!」


杏子:「絶対に、来年も最高のバレンタインにするぞ!」






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