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すっとぼけ覇王のVRMMO蹂躙記  作者: 愛良夜
技術革命と育児編

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新ライネル領Ⅴ

「旦那様、アルル様の元にいるブラッキーから、「フレデリカ様が修業を終えた」との事です」

「ん?了解、もう少し待ってな」


最後の超高高度偵察機の搭乗席に[アークゴーレム]を載せ、屋敷の屋上から空へと放つ。これで実に224機目の偵察機を空に放ったクロウ。この2年間、ひたすら航空機を始めとする現代兵器に類する兵器開発を進めてきたクロウ。ついに今日、最新型の超高高度ステルス偵察機[ドラゴンズアイ]の開発に成功した。


「えーと、位置情報は...完璧だ。よし!早速!」


クロウは屋敷の裏に設置したミサイル発射井戸の操作を始める。これもクロウが新しく開発した兵器であり、[エアロマニューバ]の魔法陣を刻んだ複数の魔鉱石の尻尾につけ、ロケットエンジンの代わりに[魔力支配]を汎用化させた魔法陣を刻印した純魔鉱石を内部に装填し、弾頭には[魔力支配][火風二重混合属性・爆裂][元素爆発]の3つを刻んだ魔鉱石を粉末状に加工し、再圧縮した特殊魔石弾頭を装着している。


「視界良好、異常物無、目標、【氷の禁足地・奥地】、[ドラゴンティアー]発射」


クロウの目の前の発射井戸の蓋が空き、一瞬周囲の魔力が消えたのではないかと思うほど強い魔力の吸引が行われる。空間中から吸うように設定しているので、そばにいる人間には影響がない。そして吸引を終えると、カチッと言う時計の指針が動くような音がする。そんな音が耳に届くと同時に、発射井戸から巨大なミサイルが一種で上空15000mほどまで飛び上がる。[エアロマニューバ]の魔法陣はきちんと機能しているようで、そのミサイルが空中で一度停止したと思うと、魔獣の森の山脈の向こう、永久凍土の方へと弾頭を向けると、再び目にも留まらない速さで飛行を再開した。煙を立てる事も火を噴くこともなく、雲の上を飛行しているためその痕跡の発見も難しく、暫く視界から消えたと思うと、はるか遠くで巨大なキノコ雲が上がった。クロウも急いで[エアロマニューバ]で飛び上がり、[龍眼]を用いてキノコ雲の方を見てみる。かなり魔力を込めて遠くの様子を観察していると、ようやくその全貌が明らかになった。


「予定通りだ。氷山が、消し飛んだ」


爆発の余波が収まった頃、[ドラゴンズアイ]を近づけてみる。氷の禁足地のはるか奥、見上げるほどの氷山の一角にミサイルが着弾したようで、巨大な大陸地形のはずであった山脈の一部分が丸ごと、まるで巨人の拳に殴られてへこんでしまったように、巨大なクレーターができている。


「完成した!ははははははは!これでいつでもフェンデル領をちり一つ残らない更地に変えられる!」


【超高高度広範囲情報獲得装置及び超遠距離攻撃兵器の開発に成功しました】

【それにより【戦略兵器開発者】【終焉を(もたら)す者】の称号を獲得しました】


【戦略兵器開発者】:現代化兵器の開発が可能になる(一部を除く)

【終焉を齎す者】:広範囲殺傷兵器の開発が可能になる。


【称号:終焉を齎す者の所持を確認】

【〈戦争〉の神権の所持を確認。〈黙示録の四騎士〉の権能を獲得】

【〈黙示録の四騎士〉の第一、第二の災厄を開封します。[ホワイトライダー][レッドライダー]を開放。それにより、〔勝利〕〔戦争〕の権能を手に入れました】


「見なかった事にしよう!」


また何か非常に物騒なモノ?を手に入れてしまったので、一旦それは頭の片隅に置いておくとして、まずはアルルの元へフレデリカの様子を見に行こう


「おお、来たかクロウ」

「おっす、お久しぶりアルル、フレデリカは?」

「ああ、そろそろ戻ってくると思うぞ」

「ばあちゃん!今日はマンドラゴラ3本くらい引き抜いてきた!それと人食いバナナと獅子唐(ししとう)も持ってきたよ、あっ、クロウさん!お久しぶりです!」

「誰ぇ....?」


昔は大人しくて小さなかったフレデリカが、気がついたらとんでもない野生児になっていた。


「[龍眼]」


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名前:フレデリカ

職業:百獣の王(キングビースト)

出自:戦災孤児

家系:古フリードリヒ兵団の末裔

称号:ザ・ビースト

種族:人間

バトルスタイル:百獣闘法

Lv:155

才能:【戦いのための戦い】

好物:肉、チョコチップクッキー、ホットミルク

嫌いな物:嘘吐き、アルル・クロウ・小宵・メルティに害を成す者

スキル:[隠れるB][近接格闘A][野外生存EX][飛行B][細剣B][短剣B][大剣B][槍B][征服A][兵士訓練C][軍団指揮C]

筋力:A

知力:B

俊敏:A

体力:A+

魔力:D+

幸運:B

説明:南方の貴族と蛮族の戦いの最前線の街にいた少女。蛮族に貴族軍が負けたせいで、街を焼かれ、家族を全員殺された。蛮族に奴隷として攫われたが、命からがら最近ライネル領への馬車に紛れ込んでやってきた。アルルに心を癒され、魔獣の森で百を超える魔獣の相手をしているうちに、気がついたら魔獣の森の頂点に立った。

【戦いのための戦い】の効果:戦えば戦うほど強くなる。あらゆる軍備鹵獲品が数倍になる。

【古フリードリヒ兵団の末裔】:古代の有名な傭兵団の末裔、軍団統治と軍団指揮、兵士育成等のスキルを獲得しやすくなる。戦闘及び戦争における獲得経験値がそれなりに増える。

称号【ザ・ビースト】の効果:同格以下のあらゆる獣を平伏させ、騎乗できる。バトルスタイル:百獣闘法の開放

バトルスタイル:百獣闘法の効果:あらゆる獣を模した戦闘方法を行使できる。この効果は部下や兵士にも共有される。

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「何があったんだよぉ....」


なんか想像の2倍くらい強くなっていたので、早速アルルも交えて久しぶりに全員でフレデリカの修業について聞いてみる事にした。


「ふぅ、ようやくついた」


クロウ達に続いて、ようやくメルティもアルル達の家に着く。そうして全員で家の中に大集合し、アルルとフレデリカは今までの話を始めた。


曰く、何度も死にかけた、いや本当に死んだが気がついたら生き返っていた。

曰く、アルルに拾われて、そこで本当の意味で生まれ変わった。

曰く、森にいる狩人らしき人物に森で生き残る方法を教えてもらったり、アルルから王様や騎士団長になる技能や知恵を教えてくれたり


壮烈と言うか、鮮烈と言うか、そんなドキドキハラハラな2年間を無事に生き残ったフレデリカは、魔獣の森の全てのヌシ級の魔獣を征服し、【ザ・ビースト】の称号を獲得したという。


「すげぇなフレデリカ、よくやった!」

「えへへ、ありがとうクロウさん」

「じゃあ、最後に、お前の傭兵団を作ろう」

「はい!えっ!?」

「おう、元からそのつもりだったしな、そうだなぁ、フレデリカには【百獣兵団】を率いてもらおう」

「えっ、な、何をすれば」

「好き勝手やってくれ、ひとまずは、ライネル領周辺に定期的に現れる蛮族狩りじゃないか?」

「蛮族ッ....分かりました....やります」

「おう、良い目だ」


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