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この作品には 〔ボーイズラブ要素〕〔ガールズラブ要素〕が含まれています。
苦手な方はご注意ください。

TS魔法少女もの

作者: 夢見茅

プロット書いたから誰か書いて。

短編小説プロット


テーマ: 少年が妹のかわりに魔法少女となり敵を倒すが、魔法少女に変身したことで女の子になってしまう。女の子になった元少年は新たに現れる敵を魔法少女となって倒しながら、女の子としての生活を送るローファンタジー


視点: 三人称視点(地の文は少年呼称)


主人公の一人称: 基本は「僕」。女の子として振る舞う必要がある時のみ、恥ずかしがりながら「私」を使う。


変身詠唱: 「煌めけ!マジカル・ルビー!」(他の魔法少女が登場する場合は「○○!マジカル・○○!」)


起:異変と出会い


優しい少年は、いつものように近所の公園で妹と遊んでいた。彼の顔立ちは中性的で、可愛らしい印象を与える。妹との間には強い絆があり、互いを大切に思っている。妹を守るのは、兄である彼の役目だと強く感じていた。


突如、空が暗くなり、見たこともない異形の影が現れる。街には悲鳴が響き渡り、平和な日常は一瞬にして崩れ去る。


逃げ惑う兄妹の前に、ちょこんと座ったクマのぬいぐるみのようなマスコットが現れる。大きな瞳で妹を見つめ、「あなたには、この怪物を倒す特別な力がある!」と告げる。


妹を危険な目に遭わせたくない少年は、迷わず「僕が代わりに戦う!」と申し出る。マスコットは驚いた表情を見せるが、少年の強い決意を感じ取り、「…わかった。だが、この力を使えば、もう二度と元の生活には戻れないかもしれない」と忠告する。戦いのない平和な日々に戻れないという意味だと解釈した少年は、「それでもいい!」と頷く。妹を守れるなら、それでいい。


マスコットから、宝石が埋め込まれたブレスレットを受け取った少年。「煌めけ!マジカル・ルビー!」と彼は叫んだ。すると、眩い赤色の光が彼を包み込む。光が晴れると、そこにいたのは可愛らしいツインテールの少女だった。自分の姿に愕然とする少年。「え…?僕が…女の子に…?」信じられない光景に言葉を失う。しかし、遠くから聞こえる助けを求める声に、今は戦うしかないと覚悟を決める。「僕がやらなきゃ!」彼は、変わってしまった自分の姿に戸惑いながらも、街の危機に立ち向かうため走り出す。


承:初めての戦いと秘密、そして希望と絶望


女の子の姿で、戸惑いながらも怪人に立ち向かう少年。格闘技が得意だった頃の動きを活かそうとするが、体の構造の違いに苦戦する。周囲の避難する人々は、戦っているのがいつもの少年だとは気づいていない。


なんとか怪人を退け、街に平和を取り戻す。人々からの感謝の言葉に、魔法少女としての喜びを感じる一方で、鏡に映る自分の姿を見て、深い憂鬱に襲われる。「やっぱり、元の体に戻りたい…。僕は男の子なのに…」


戦いが終わり、少年はマスコットに「元の体に戻してくれ」と懇願する。マスコットは申し訳なさそうに「それは私の力では…。でも、妖精の国の女王様なら、きっと方法を知っているはずだ」と告げる。


一縷の望みを抱く少年に、マスコットはさらに衝撃的な事実を告げる。「実は…女王様は、ずっと前にあの怪物の仲間に捕まってしまったんだ」。希望は打ち砕かれ、少年は絶望の淵に突き落とされる。「そんな…」


しかし、妹の心配そうな顔を見た時、少年は再び決意を固める。「今は、この力でみんなを守るしかない。そして…いつか必ず女王様を助け出して、元の僕に戻るんだ!」


日常生活に戻るが、女の子の体になったことへの違和感は拭えない。制服を着る時の戸惑い。「これ、僕が着るのか…?」声変わりがないことへの疑問。「なんで声が変わらないんだ?」小さな変化に心を痛める。妹だけが真実を知っており、「お兄ちゃん、大丈夫だよ」と優しく励ましてくれる。


転:新たな力と揺れる日常


より強力な怪人が現れる。格闘戦では歯が立たず、追い詰められる魔法少女。「くそっ、この体じゃ…!」少年は焦燥感を募らせる。


その時、ブレスレットの宝石が眩い光を放ち、魔法のステッキが出現する。ステッキを握ると、不思議な力が湧き上がってくるのを感じる。「これが、私の本当の力…!」初めて使う一人称に、強い抵抗を感じながらも、少年はその力に頼るしかない。


ステッキから放たれる強力なビームで怪人を撃退したり、怪我をした人を癒す光を放ったりと、魔法の力で人々を守る。しかし、魔法を使うたびに、自分はもう完全に女の子なのだという現実を突きつけられる。「こんな力…僕が持っていても…」


学校では、周囲は相変わらず彼を男の子として扱っている。しかし、内面の変化とともに、これまで気にしていなかった同性の友人との会話が楽しく感じたり、可愛いものが気になったりと、新たな感情が芽生え始める。「…僕、どうしちゃったんだろう?」男の子としての自分と、女の子としての自分の間で心が揺れ動く。


妹は、兄(今は姉)の微妙な変化に気づき、そっと寄り添う。「お兄ちゃん…今のままでも、すごく可愛いよ」という妹の言葉に、少しだけ心が救われる。「ありがとう…でも、僕は…」


結:秘密と決意、そして新たな日常


街を壊滅させるほどの強大な最後の怪人が現れる。魔法少女は、持てる全ての力を解放し、最後の戦いに挑む。「みんなを守る!それが、今の僕の役目だ!」


苦戦しながらも、街の人々の応援、そして妹の「頑張って、お兄ちゃん!」という声援を力に変え、ついに怪人を打ち倒す。街には再び平和が訪れる。


戦いは終わったが、魔法少女の姿は元に戻らない。周囲は、勇敢な少年が街を救ったと称賛する。彼は、心の中で複雑な感情を抱えながら、人々の笑顔を見つめる。「…僕は、本当に男の子なんだろうか…」


妹との絆はさらに深まり、二人はこれからも秘密を共有し、支え合って生きていくことを誓う。「これからも、ずっと一緒だよ、お兄ちゃん」という妹の言葉が、彼の心の支えとなる。


女の子としての新しい自分を受け入れようとしながらも、時折、ふとした瞬間に男の子だった頃を懐かしむ。それでも、魔法少女として人々の笑顔を守るという使命を胸に、彼は新たな日常を歩み始める。いつか女王様を救い出し、元の自分に戻れる日を信じて。「いつか…きっと…」

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