第2話目
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[チュートリアル遠距離(魔法術)]
・距離10m以上の案山子に命中0/10《0%》
・距離30m以上の案山子に命中0/10《0%》
・2体以上の案山子に命中0/10《0%》
いずれか1つの条件を満たせ・???
報酬 1000G,???
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この課題は恐らくそれぞれの魔法術毎に特性を知れと言うことなのだと思う、物は試しにとステイタスウィンドウの赤魔法の魔法術書か〔ファイアⅠ〕を選択し1番近い案山子に向けて左手に持った魔法術発動触媒であろう魔導球を構えると魔法陣の刻印された赤い1辺が10cmの正六面体が形成され視界に◯と十字が無い米を組み合わせたようなクロスケアか表示される。
そのクロスヘアを案山子に合わせると赤い正六面体が火球変換されながらターゲッティングした案山子に飛んでいくと少し左下に曲がりつつ命中はした。
おぉと驚くがまだ1/30チュートリアルが残っているのでそれをこなしつつ修得した全てのスペルを試す。
〔ヒートⅠ〕は深紅の閃光のような魔法術で射程は大体15m位
〔ウォーターⅠ〕は水の玉を飛ばす魔法術で射程は大体8mから25m、 重量があり遠くに飛ばすには射角と考えるようだった。
〔アイスⅠ〕は氷塊を飛ばす魔法で射程は35m位で此方はウォーターと違って射角を指定出来なかった。
〔ウインドⅠ〕は半径15m以内の指定した座標にランダムに竜巻や鎌鼬等の風にまつわる現象を起こす魔法術だった。
〔プラントⅠ〕は半径15m以内の指定した座標にランダムに一時的に木や竹等植物を生やし下から攻撃する魔放術だった。
〔ストーンⅠ〕は様々な形をした岩を飛ばす魔法術だった射程は30m。
〔クリスⅠ〕は半径15m以内の指定した座標にランダムな結晶を落とす魔法術だった。
〔サンダーⅠ〕は半径15m以内の指定した座標に落雷を発生させる魔法術だった。
〔メタルⅠ〕はランダムな形状の金属塊を飛ばす魔法術だった射程は大体30m。
〔ダークⅠ〕は烏色の魔力を飛ばす魔法術だった案山子相手だったのでわからないが何かしらのマイナスの状態変化をもたらすのであろう。
〔ライトⅠ〕はクリーム色の閃光のような魔法術で射程距離が大体20M位だとおもわる
〔マナⅠ〕はクリアブルー色の魔力キューブからランダムに攻撃エフェクトが発生する魔法術だった、この魔法術は魔力の方向性をしっかりと決めないと不安定な属性なのだと思われる。
スクロールによって修得した魔法術は一通り試し気がつけばチュートリアルも残すとこ・2体以上の案山子に命中のみになっていた、これは座標指定グリッドパターンが六角形の〔サンダーⅠ〕〔ウインドⅠ〕を使用して消化する。
そして近接のチュートリアル同様Secret達成と標準されチュートリアル遠距離が終了した。
報酬は標準通りの1000G+ギフト箱[赤魔]だった、ギフト箱の中身は気になるがここでは開けられないようだった。
AI「これで基礎戦闘チュートリアルは終了いたしました」
AI「ファンタジー・フロンティアの世界をお楽しみ下さい」
チュートリアルAIが言いきるとAIの手元に大きめのレバーが出現しチュートリアルAIは行きよいよくレバーをガッチャンコと倒すと急に自分の足元が寂しくなり下に自由落下し始める。
AI「ではタイクーン様よい異世界ライフを」
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10秒程の浮遊感の後まるで今までのチュートリアルが夢の中の出来事だったかのように狭い個室に設置されたハンモックベッドで目を覚ます演出が発生する、上体を起こすそして部屋内をくまなく観察していると部屋が前後左右傾きここが船の中だと理解した。
‘コンコン’と部屋の外からノックをされる
???「お客さんそろそろミッドガル大陸旧グランディオ帝国領オルキュス・プレーン港に到着します」
どうやら始まりの街に到着したようだ、ハンモックベッドから降りてシステムウィンドウや部屋内をしっかりと確認し初期アイテムや装備、特殊スキルの確認し甲板へ昇る。
初期アイテムは(初級生命ポーション)(初級魔力ポーション) 特殊スキルは【竜の炉心Ⅰ】効果は≪魔力回復強化Ⅰ、属性強化Ⅰ、魔力放出Ⅰ≫一応は魔術師系統職業を選択しているので戦闘中も魔力回復が出来る魔力回復強化と属性ダメージが強化されるだろう属性強化はかなり嬉しく当たりのだと思うが魔力放出はよく分からないスキルだ、古今東西のゲームを見渡しても魔力放出は昔あった某英霊召喚シリーズ位でしかあまり聞いたことが無い。
歩きながら一通りの確認を終えると気がつけば甲板にたどり着いていた。
波で揺れる甲板上からこれから生活するであろう拠点を見ると視界の真ん中に[旧グランディオ帝国領オルキュス・プレーン港]という文字と崩壊した街並みと複数の歯車のグラフィックが現れ5秒程で消える。
そしてその後直ぐにチュートリアルクエスト[ギルドへの登録]が強制受注される。
地名のグラが出てから10分位で船は入港し帆船から降りる、降りる前に船員に聞いた通りに冒険者ギルドに向かう。
冒険者ギルドまでの道中こういったゲームでありがちな職業ギルドを探したり、武器や防具の販売店を探しながら下船してから5分、ようやく目的の冒険者ギルドに到着した。
冒険者ギルドへは自分と同じプレイヤーだと思わしき様々な人種や職業のある程度統一感がある人々や現地民だと思われる人々が目の前の建物に入って行くが冒険者ギルド内部の光景は現地民のみが反映しているようにプレイヤーが建物内で消えていく。
少しビビるがチュートリアルクエストは消化しないといけないので意を決して中へ入ると中は某勘違い転生物の冒険者ギルドのように小さな窓口が建物奥にずらっと幾つか並んでおりその窓口に均等に現地冒険者が並んでいた。
横入りはしないよに1番捌けているであろう列に並び順番を待つこと数分自分の順番がやってくる。
タイクーン「すみませんギルド登録お願いします」
職員「了承しましたこの金属盤に手を置いてください」
言われた通りにカウンター上に置かれた金属盤を右手を置くと少し力が抜け金属盤にライトグリーンの光で模様が発光し光が収まると金属盤に繋がった別の魔導具からスマホサイズの金属板が出てくる。
職員「来訪者様御登録が完了致しました。」
そして出て来た金属板を此方に渡してくるので大人しく受け取ると職員からキャラクタークリエイトで選択された職業ギルドへの加入を進められる。
そして加入のメリットとデメリットを説明され選択した魔導師ギルドと魔導工ギルドの場所を説明された所でチュートリアルクエスト[ギルドへの登録]が更新されシステムからも職業ギルドへの加入を勧められたので職員に加入することを了承して冒険者ギルドから出た。
一応システムからクエストを呼び出しチュートリアルクエストを選択するとピン立てが出来そうだったので魔導師ギルドを赤色のピン1に魔導工ギルドを黄色のピン2に魔導工ギルドを選択すると視界内のUi上部の方位アイコンにピンが映りピン1方向に歩みをすすめた。
黒魔術師は〔ファイア〕〔プラント〕〔アイス〕〔ストーン〕〔メタル〕〔ダーク〕〔マナ〕が置かれており
白魔道師は〔ライト〕〔ヒート〕〔ウォーター〕〔クリス〕〔サンダー〕〔ウインド〕〔ヒール〕〔マナ〕
青魔技師は〔鎌鼬〕〔鬼火〕〔鉄砲水〕〔石礫〕〔小鬼拳〕
一応属性は〔炎熱属性〕〔水氷属性〕〔風木属性〕〔地晶属性〕〔雷金属性〕〔聖光属性〕〔闇血属性〕〔無属性〕