表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
10/12

変更中


「いやああああああ」


 魔力を全部使い果たしたため、足場を失い空中から自由落下して、破魔町へと墜落していく。


「ちょっとほのか!もっと後先考えなよ」


 さきちゃんが魔法のスケートボードに乗って言う。


「たすけてよ、さきちゃん!!」


「悪い。この魔法一人乗りなんだ」


 そんな!


「しっしっし!よくやったなほのか!」


 氷でできたタカに乗ったかおり先輩はさくら先輩と一緒だ。さくら先輩はいくらか回復したのか、疲れてはいても安堵した表情だった。


「センパーイ、私もその鳥にのせて下さいよ!全部の魔法のストックと魔力使い果たしたから、もうどうしようもないんですよ!!」


「あぁ、すまない、こちらも重量オーバーでよ!そうだ修行だ!グッとしてバッとしてビューンだ!!」


「あのかおり殿、それじゃあ伝わらないと」


 ああ、もう!!薄情な仲間たちを尻目にどんどん高度が下がっていく。眼前に広がる破魔町に太陽の光がさしこむ。

 わたし、この町を守れたかな。自分の身は守れないのに。


「あれ?カレンちゃんは?」


「あいつなら、余力あったから、1人でお先にあがりマースって言って帰ったぞ」


「ウソ?!って、やばいやばいヤバーイ!死ぬぅ!さきちゃーん、わたしが死んだらわたしのHDは中身を見ずに魔法で消し飛ばしてぇ!!」


 彼女の絶叫は空に響き渡る。


「ガッハッハッ!まったく、街ひとつ救ったってのに締まりがない連中だな」


 1人の魔女が落っこちてくる魔法少女たちを見ながら呆れて笑う。魔法学園の屋上に2人の姿。


「しょうがない。カレン。救ってやんな」


 赤髪の妙齢の美女たる学園長ともう1人。カレンの姿があった。


「学園長。あたしはもう魔力がありませーんデース!ワープ魔法使ってすっからかんなんデース」


「嘘こけ。ガッハッハッ。まぁいい、ちゃんと回収できたか?」


「もちろんデース」


 そう言って取り出したのはズタボロのぬいぐるみ。もとい、みっきゅだった。気絶しているようで息はあった。


「ガッハッハッ!依り代が無事ならまたもとの記憶のまま、復活できるな。御神体本体へのダメージもほぼないだろう」


「働かせすぎデース!わたしがいなかったら、確実に消滅してましたデース!」


「お前の創造、いや、想像魔法の『絶対に当たるが絶対に殺さない魔法』のおかげだな。余波で悪の組織のボスは消滅したが」


「ほのかが単純でよかったデース。これで、わたしの計画がまた1歩進んだデース。私、頑張りマシた!これは学園長主催のBBQパーリーを奮発してもらわないと困りマース!」


「は?ちょっと待て!知らんぞそんな話」


 慌てる学園長を尻目にカレンは空に魔法を放つ。


「いやぁあああああ!!!」


 絶叫しながら落ちてくる仲間を助けるために。


「さぁ、ほのか、次はわたしの番です。覚悟してください、ネ!」


 魔法少女の戦いはまだ始まったばかり。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ