初戦
お待たせ致しました。
館内に警報音のようなものが大音量で流れた。一体何が起きたと言うんだよ。
「紀伊。仕事だ早く行け」
う、うーん?どう言う事さ…え、ちょま
「離せ!どこに連れていく気だ!」
答えろよ…どうせあの変な薬でしょ…怖いなぁ副作用とかそう言うの…
あれ止まった。って事はここか…にしても暗い早く電気をつければいいのに
「では紀伊さん。こちらに」
あ、注射器だ。他は液体…薬の投入…
「ではチクッとしますよ〜効果切れたら激痛がしますが…あとこれ着てください。これは履いてください」
防御チョッキとなんだこれはすね当てみたいなのが着いてるけど…あと今何かけた?…なんか変な感じがする…足とか手がなんか伸びてるというかそんな感覚がする…
「あれ?なんだよこの視点は…まるで高いところの景色を見ているみたいだ」
ほんとに何これ…訳わかんない視点が異常に高いし…てかさっき着せられた防弾チョッキも大きくなってるし…
「紀伊。お前にはこいつと戦ってもらう」
「…なんだよこれ」
「我々がアヴォロストと呼んでいる地球外生命体だ。」
地球外生命体…本当にいたんだ…でも人みたいだけどなんか違うかなりでかいし…
「そのための武器とかは…」
「あぁ。勿論ある」
「…これは?」
「さっき見せたあの武器だ。」
「あのモニターに映した…?」
「あぁそうだ」
「あれも大型できるのか…」
「沙羅尖先生のお陰だな」
「誰?」
「いずれわかる」
本当かなぁ…まぁ信じるしかないよな…
「紀伊。これを被れ。次いでに言うが戦う時に街などは無視して戦え」
ヘルメットか…マスクのついてない戦闘機のヘルメットみたいだ…てかこれも明らかに普通よりでかいけどあのへんな液体のせいかな…
「被るったよ」
「横にある赤い所へ行け」
「わかった」
これ地面大丈夫なのかな…支えきれてるのかな心配だなぁ…
あれ歩いてみたけど思ったほど振動とか来ない…来たけどここで何を…
「横にかかってる3つのどれか2つを取れ」
どれか…と言われても…でも絶対に近距離戦ではナイフは必要…だからナイフは確定…問題はアサルトライフルかスナイパーライフル…でもアサルトライフルの方が何かと優勢な気がするけど1発の威力だとスナイパー…よし、ここはアサルトライフルにしよう…
「取ったよ」
「上げろ」
ん?どゆこと…って地面が上がってる…この赤いところエレベーターだったのか。
「…なんだあの輪っかの付いた人のようで人じゃない生物…」
そうか普通に言っても誰にも聞こえないのか…ん?てか壊れた建物…それに住民は避難したのか…?心配だ…でも無視して戦えって言ってるし大丈夫か…
うわ早速こっち来た…待ち構えないと…今攻撃しないとなんか危ないか…
「…喰らえっ」
効いてるのかこれ…倒れる気配がない…やばいなんかさっきよりも早くこっちに来てる…なんだあの白いの…こっちに来てるけど
「グハッ…ゲホゴホ」
「痛い…防弾チョッキが少し凹むって…」
仕方ない…近距離で殺り合うしかないのか…勝てるかな…
「あなたは誰?」
ん?何だこの声…どこからだ?明らかに市内放送とか無線じゃないし…あとここは返答しといた方がいいのかな…?うーん…よし、返答しよう
「僕は紀伊。父親に君と戦えとね言われてここにいる」
こんな感じでいいのかな…?
「なるほどね。ところでさっきのあれは何かしら?とても痛かったのだけど」
…さっきの攻撃地味に効いてたのか…あれ?こいつ地球外生命体だよね?なのにどうして言葉が…聞いてみるかな…
「…さっきのはアサルトライフルの弾丸だよ。ところでなんで君は地球外生命体なのにここの言語が喋れて、通じるの?あと地球に来た理由は?」
「質問が多いわね…まずここに来た理由は"ヴェヒァエル様"からの命令よ。そして通じる理由は既にこの惑星に使者を送って対策したからよ」
いい情報手に入れたなぁ…既にこの地球に使者画像いるってことは他のもここに来るということになる…
「…なるほどね。その命令とやらの内容は?」
「さっきからうるさいのよこの愚か者!」
うわさっきのは自分が悪いとは言え、今の不意打ちはないよ…しかも愚かな者とまで言われたらさすがの僕もキレるさ…
「……え?今なんて」
「殺ってしまいな!」
と言うかあの攻撃は真っ直ぐにしか飛んでこない…という事はジグザグで行けば当たらないっこれで相手にナイフで近接戦を仕掛けられる!
「残念だったね…もうその攻撃パターンは読めてるんだよ…」
「なっ!!」
「これで終わりだっ!」
「うっ…」
倒した…のか?だけどなんも起きない…なんかこういうのって戦い終わったら爆発とかするもんじゃないのかな…なんだあれ
……人じゃね?地球外生命体の真下から人が落ちてる…?助けに行かないと…
クソみたいだとは思いますがお許しください。