招集
はい。初めて書くシリアス系のものです。変なところもあるかもしれませんがそこはお許しください。
どうしてこの国は同じ人間である民を適当な理由で階級に分けて、その身分の低いものが身分の高いものに攻撃すると殺し見ものにする。しかもこれが日常と化している…しかもこれを起こしているのは同じこの国の人…
自分はあまりに無力で非力だけど身分が高いおかげで殺されないけど…身分が低いものは自分と同じ年齢でも殺される…ごめんね…この国でトップの父さんには勝てない何をしようと…だけど父さんが死ねばこの国は自分がトップになる。待ってて、この国のせいで苦しんでる人達、自分が絶対にこの廃れた国をよい国にしてみせるから………
―――――――――――――
僕の名前は信濃 紀伊14歳。こんなクソみたいな廃れた国のトップの信濃
武蔵の長男さ、僕の妹として2歳年下の信濃 紫雨がいるけどそんなに仲は良くないけど悪いって訳でもない。けどちょっと生意気なのがウザイかな…まぁ話相手にはなってくれるし相談にも乗ってくれるしいい妹だなぁと思ってる。でも流石に父さんのことは相談できない…言うとチクられて処刑されそうだから…にしてもこの家を出ると護衛は付いてくるし、道行く人達は頭を垂れるし、そこらに処刑された人達が纏めて焼かれてるし、はよ父さん死なないかな…そんなことを思ってたら処刑された女性の近くで泣いてる赤子がいる…流石に赤子だし殺されはしないからすぐ近くの孤児院に預けてきた、名前を聞かれたけどわかんなかったから 「分からないです…すいません」
って言って帰ってきた。思ったことは護衛邪魔すぎる…でも護衛がいるから理不尽に殺されない…皮肉だなぁ今度から外行く時は紫雨も連れていこうかな…でもゲームはあるし退屈はしないんだけど外には行きたくなる…けども、外に行くと護衛が絶対に付いてくる。護衛は1人でいいんだけどホントに今度からは身分証明書持って護衛は1人だけにしよう。そう考えながらゲームをする。やっぱりゲームは楽しいなぁ…けど僕がこんな風にゲームをしている間にも処刑される人がいるとかもうヤダなここ…あ、集中してなかったから時間切れで自分のターン終わっちゃった…まぁいいや記録更新はしたしね。なんかまた外に行きたいし部屋からでよ…そしたら紫雨がやってきて話しかけてきた。
「兄さん、さっきお父さんが呼んでたわよ第一特殊研究所に来いだって…はいこれ渡された地図」
「わかった。報告ありがとう、紫雨」
「じゃ、私はこれで…さようなら兄さん…」
そう言って下に行った。「さようなら兄さん」ってるどういう事だろうか…けどなんだろう第一特殊研究所って聞いたことも無いよ何してるんだろうその施設は…えっと地図を見る限りあのコンビニの近くのモノレールに乗って3駅目で降りて信号渡ってずっと真っ直ぐ行ってビル群があってそこの白色のビルの地下4階…めんどくさいなぁでも父さんには逆らえないし行くしかないよね…あ、なんか裏に書いてある『誰も連れてくるな』なんか見られたら困ることでもあるのかなぁ…さて行くかぁ
―――――数十分後
ここかビル群って…あっ、あった白色のビル…じゃ、入ります
自動ドアが開いて入ると何の変哲もないただのマンションのようなロビーが広がってる…そしたら「あなたが紀伊さんですね。こちらにどうぞ」って言われて一緒にエレベーターまで連れてかれた。一体僕になんのようなんだろう…てかそもそも父さんは滅多に僕のことなんかを呼びはしない…そして地下4階につきドアが開く。すると目の前にはThe、研究所みたいなのがあった。なんなんだこれ…すると上の方にいる父さんが話す
「よく来たな紀伊」
そして僕はこう返す
「父さん、僕のこと滅多に呼ばないのにどうしたの?」
「お前にはこれの使用者になってもらう」
そう言って父さんがモニターに何かを見せてきた。
「…なんだよこれ」
「人体用大型化薬、対物用大型化液体、その大型化させる武器や装備だ」
装備品は盾や防弾チョッキ、すね当て、軍用ヘルメット、武器らしきものはカッター、ナイフや拳銃、ましてやアサルトライフルもある…これでなにをするつもりなんだろう…
「…これは何に使うのさ」
「いずれ来る厄災のときに使うんだ。だから今度から学校にいたとしても私の代理が学校に電話し、お前を呼びに来る」
いずれ来る厄災、それに僕が一体なんの関係があると言うんだよ。そもそも厄災ってなんなんだ…紫雨が言ってたことがなんとなくだけどわかった気がするよ…しかも学校に電話してまで呼びに来なくてもいい気がするけど…
「わかったけどそのいずれ来る厄災ってのはなんなの?」
「今のお前には関係ない。だが早速だがあれの実験をするだからこっちに来い。嫌ならとっとと帰れ」
え?ちょっ待ってくれよ早すぎやしないかまだここに来て10分も経ってないぞ…しかもなんて自己中なこれだから父さんは嫌いなんだ
「わかったよやるよ」
楽しんでいだけたのなら幸いです。