表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

84/84

84.エピローグ

『銀髪の勇者キーレ。かつて、このファントアの世界を魔王の魔の手から救い、ここに眠る』




 その墓石は王族ほどの素晴らしい大理石ではなく、一般的な白い石。


 ノスリンジア国の片隅に建立(こんりゅう)された墓石の前で、俺達ノスリンジア騎士団と魔弾の弓兵は集った。




 エルマー王は、自分が戦争の当事者だという実感がないまま、過ごしていると聞く。




 つまり、勇者キーレのリフニア国への進軍の詳細を知る者は、俺達王国騎士団と魔弾の弓兵のみ。




 リフニア国陥落から、一か月。リフニア国ヘイブン宮殿から火の手が上がったとの噂は、全軍撤退の後、すぐに耳に入った。


 偵察の兵だけを向かわせた。宮殿は二日ほど燃えていたらしい。




 そして、勇者らしき者の姿もなかったと。




「血のように赤い髪の少年なら見たけど」


 ノスリンジア近郊でそんな噂があった。人々は口々に言う。


「でも、あれは勇者じゃなかった」




 そうですよね。お兄様は銀髪でした。返り血を浴びていたんですよね? 




 きっと元気に過ごしているんですよね。勇者じゃなくて、一人の人間として。




 お兄様、照れ屋さんだから、人前に出てきたくないだけですよね? だってもう勇者じゃないから。




 リディのチョーカー。俺が代わりにつけさせてもらってます。リディも元気ですよー!




「俺達はお兄様に帰ってこいなんて言ったら駄目なんです! この偽物の墓石に全軍、敬礼せよ! サクサク、処刑(サクリファイス)!」


「っは! 我々はいつも勇者様と共に! サクサク、処刑(サクリファイス)!」




 最近のノスリンジア軍の敬礼は、物騒だねと噂話になりそうですよね? お兄様!




長い戦いでした。ここまでおつきあい頂いてありがとうございました!!!


終わると、寂しいものですね! はじめて書いた、異世界転生転移作品です! 


冒険一週目のキーレ君と同じように、右も左も分からない状態からの執筆冒険でした。


いつも完成作品を連載投稿していたのですが、連載しながら書くというのをはじめてやりました! 書いて、ストックして、アップ! これが大変でした。読者のみなさんと同じく、作者もストーリーがどう転ぶか分かりません! キーレ君の危機は、作者の危機です!


楽しんでいただけたなら幸いです!

どうか、評価、ブックマーク、コメントをお待ちしております。

よろしくお願いいたします!!!


今までありがとうございました!!!



新作、こちらも宜しくお願い致します!


ステータスを開くだけの無能と追放された宮廷鑑定士【透視スキル】でダンジョン攻略。勇者候補鑑定?恋愛鑑定?そんなもんは知らん。スキル覚醒した俺は女湯を透視したいんだ。

https://ncode.syosetu.com/n4089gu/


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
[一言] サクサク読んじゃった……! 色々壮絶で。お疲れ様でした……!!
[一言] 復讐物というジャンルにこの小説で初めて触れました。すごく面白かったです。
[気になる点] 復讐に賭けた年月に対して数時間程で許し楽に殺してしまったところかな [一言] 死は救いですよ?主人公はすっきりかもですがヘイト未解消過ぎて胸糞エンドでした
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ